(またしても)原作を知らないオリ主inキヴォトス   作:朧月夜(二次)/漆間鰯太郎(一次)

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キヴォトスならいけると思ったんです

 

 前回のあらすじ:JKと寝食を共にした(意味深)

 

 

「ハッハー、貧弱貧弱ゥ。ぶっ飛べッ!!!」

「「「「ぎゃああああああああああああ」」」」

 

 無双ゲーみたいに人が放射状に吹っ飛んでいく。

 きもてぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!

 

 しかも相手は砂漠地帯で何故かフルフェイスヘルメットを被ったあたおか集団。

 連中は〇〇ヘルメット団と称してキヴォトス全域にいるらしい。

 

 ユメたちと違い学籍がない連中の寄せ集めで、不良生活をしているとの事。

 元はどこかの学校にいたが、退学かドロップアウトした連中だろう。

 

 だがヘイローがある以上、殴った程度では死なない。

 つまり遠慮なく暴れて問題ないという訳である。

 

「どこに行こうというのかね」

「ひっ……な、なんで足を掴んでるんですかね……?」

「俺の故郷の人気格闘漫画にな、地上最強の生物と呼ばれる奴がいてな」

「どうしたんですか急に語りだして……」

「まあ聞け。そいつは無手で最強なんだが、たまに技を使う。それがドレス」

「ドレス……え、ちょ、待って、なんで足引っ張ったら下着が見え……あああああああああああ」

 

 ヘルメットJKの足首を掴み、そのまま振り回す。

 残っている連中に向けて叩きつける形だ。

 ちなみにスカートが捲れ上りパンツが丸出しだが、量産型の縞パンなのでピクリともせんわ。

 

 勇次郎のドレスは残像が出るレベルだが、流石にそこまでは無理である。

 それでも十分すぎる威力は出ている。

 

「はいお疲れ。解散解散」

「動けなくて、解散、できません……ガクッ」

 

 これにて状況終了である。

 

 いやしかしキヴォトスやべえ(n回目)

 現在朝の八時過ぎ。こんな時間に襲撃してくるか普通。

 

 ホシノたちはまだ校舎内。

 俺は校庭でジョギングしていた。

 

 パチンカスは身体が資本である。

 閉店まで打ち切るには体力が要るし、座りっぱなしは腰に来る。

 

 だから向こうでも毎朝四時起きで筋トレとジョギングをルーチンにしていた。

 

 今日は帰れるはずだが、それでも習慣は崩さない。

 その結果がこれである。

 

 校舎入口に来たら武装集団がいて、いきなり発砲してきた。

 

 だが銃撃は「あいた」で済んだ。

 神様のバフ、ガチである。

 

 不意打ちでなければなおさら効かないらしい。

 なので調子に乗って殴り飛ばした。

 

 しかし改めて見ると異様である。

 細身のJKがフルフェイスで銃持ってるのは普通に意味が分かんねえ。

 

 しかも自動小銃装備。

 危険度だけは一級品である。

 

 動かなくなった連中の銃を拾ってみる。

 

「お~これ見た事あるぞ。M16だっけか?」

 

 ピンク塗装のアサルトライフル。

 セーフティっぽいレバーを弄り、構えて引鉄を引く。

 

「…………弾出ねえんだが?」

「マガジンが空ですよ。貸してください」

「ホシノか。ほれ」

 

 ホシノが現れ、気絶してる不良を足で転がしウエストバッグからマガジンを取り出し手際よく装填。

 そのまま立ち木に向けて乱射した。

 

 うるせえ。

 

 撃ち終わるとこちらに渡してくる。

 

「おお? おおおおおおお……駄目だホシノ、まっすぐ飛ばねえ」

「慣れてないと無理ですよ。それよりどうやって倒したんです?」

「あ~普通に殴ったり蹴ったり」

「撃たれてますよね!? 服穴だらけじゃないですか!」

「痛いで済むんよな」

「ヘイロー無いのに何でです!? ちきゅう人こわぁ……」

「それブーメランだろ」

 

「こいつらが言ってた不良で間違いないか?」

「そうですね」

「ん~……」

「どうしました?」

 

 連中は定期的に来る。

 ホシノが返り討ちにしているが、また来る。

 

 つまり生活のために雇われている可能性が高い。

 

 なら――――飯の種を用意すればいい。腹いっぱい食えるなら、リスクの高い悪事に手を染める事もないってロジック。

 

 そう考え、ホシノを少し離れた場所に連れて行く。

 

「なんです急に……」

「武器庫にドローンとかあっただろ?」

「ありましたね」

「位置が分かる発信機なんてあるか?」

「いくつかあった気がします」

「持ってきて今すぐ」

「えっ?」

「連中のバッグに仕込め」

「なんでです?」

「いいから。考えがある」

 

 ホシノは即座に動いた。

 数分で戻り、発信機を仕込む。

 

 その後俺らが身を隠すと連中は撤退。

 ミッション完了である。

 

「これおいしいですね」

「おいしいねホシノちゃんっ」

「ユメ、ほっぺに卵ついてる」

「むぐぐ……もう子供じゃないですよ!」

「ユメ先輩は子供ですよ」

「ホシノちゃんまで!?」

 

 年齢差は七歳くらいだが、感覚的には姪である。

 放っておくと危なっかしい。

 

 実際これまで散々騙されてきたらしい。

 人を疑わないタイプである。

 

 だから世話を焼いてしまう。

 

 ヘルメット団撃退後、調理実習室で朝食。

 食材は全部使い切る。

 

 昼には転移のクールタイムが終わるからだ。

 向こうに戻って次に来るときにはまた持ち込むしな。

 

「シンさん」

「ん~?」

「発信機どうするんです?」

「連中の拠点を特定する」

「それで?」

 

「ホシノ、お前が襲え」

「え゛っ」

「逃げた先にまた仕込む。それを繰り返す」

「蛮族すぎませんか……?」

 

「違う。拠点を潰され続けたら、まともに休めなくなる」

「なるほど……」

 

「弱ったところで雇う」

「え゛!? お金ないですよ」

 

「連中に稼がせる」

 

 昨日、キヴォトスのネットを見て確認した。

 キヴォトスは物流が弱い。

 

 不良の襲撃で安定しないからだ。

 

 つまり護衛付き物流は需要がある。

 けれど資金力が無いと高いコストをかけられない。

 なので必然的に供給が足りないって話。

 

「護衛込みで荷運びを請け負う。営業はホシノ、お前がやれ」

「分かりました、けど……でもトラックは?」

 

「一週間待て。4トン平ボディを何台か用意する」

「そこまでしてくれるんですか?」

「ユメ放っておくとまた死にかけるだろ」

 

「あっ(察し) 了解です」

 

「んぐっ……あれ? 二人仲いいねっ」

「「はぁ……」」

 

 その一言で全部台無しである。

 

 結局何も言わず、朝食を終えた。

 そして昼、俺は一度地球へ戻った。




またしても戦闘はそっちのけで銭ゲバムーブをしたがるオリ主
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