ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
デブリ回収スペースで俺たちは狂乱していた。
「ひゃっほー!!」
「きゃっほー!!」
旧式のシュミレーターを部屋まで引っ張って来てイルシアに整備した
「シミュレーター上とはいえすげえ動くだろ!」
「すごいコレ! 風になる! 私風になるぅ!」
「ま、俺ならパクれちゃうんだけどね!」
「よっ! 天才!」
「がははは! 褒めても機体しか出ねえぞ!」
眠い。非常に眠いが目が冴えている。
何だ? 俺は神か?
「失礼! …………何やってるんですか?」
なんかインテリヤクザみたいな人が入って来た。
「見てわかんねえのか? 神になってんだよ」
「だれ? まあいいか! すごーい! 電磁アームキャノンも使える様になってる!!」
神になっている俺とシミュレーターに興じているイルシア。
その姿を見て男は、つかつかとイルシアに歩いていき右手を振りかぶった。
「いきなり殴んなよ。女だぞ」
「前時代的ですね、流行りませんよ?」
俺は拳を止めた。
「流行る? 俺らのご先祖の時代から居るだろ…………神って奴は」
「はい?」
寝不足の目でよく見ればさらに部屋に入って来た4人。
「コルデー以外が大集結何やってんの?」
「こっちが聞きたいんだけど? 太一はいつから神になったの?」
最初からだ。と言おうと思っていたのだが、ミーシャに遮られる。
「黙ってて」
「アッハイ」
そうしてミーシャは一息ついてさらに続けた。
「私はミーシャ・クロイテフ。金星企業ヴェニリア会計監査部門部長、そして
金星企業ヴェニリアはロディテアと並ぶもう一つアルパンを加えた金星における三大大手企業の内の一つだ。え、ミーシャそんなすごい人だったの?
「ヴェニリアの人間がなぜここに?」
「成り行きだ、がしかし、ヴェニリアの人間を敵に回したという事はどういうことか分かっているか?」
インテリヤクザとヤクザ口調のミーシャが対峙する。
「君のやり方は分かった、今の私はここの
「どういう事です?」
「こちらから差し出すのは、デブリと私のコネの一つと…………そこの
俺?
「貴方たちの資料は拝見しております、貴女のコネ一つではまるでつり合いが取れません」
「そこの
ハッとした顔をして
長い時間考え込んで、結論を出した。
「手を打ちましょう。こちらから出すのはデブリ回収費用をそのまま出しましょう」
「いいや、足りないね。公式連絡先も追加だ」
「…………いいでしょう、追って連絡させます。精々頑張って足掻いてください」
そう言って男は去って行った。
入れ替わるように流星が俺に駆け寄った。
「ごめん! 太一! お前を売るような真似しちゃって」
「良いぜ、俺は神なのだから!」
「え?」
バタンと俺が倒れ込んだ所までは覚えているのだが、俺は1日寝込んでいたらしい。
「え? 俺ピーチ姫なの?」
起き抜けに説明された出来事を聞いて言った渾身のボケだったのだが誰も理解されずにスルーされていった。
ちょっとした設定。
①フラグシップ戦:両チームフラグシップSEを決めて先に落とされた方の敗北。
②殲滅戦:先に全滅した方の負け
③フラグキャプチャー戦:宙域にあるフラグを自陣に持ち帰ったチームの勝ち
④タイマン戦:両チーム代表を決め1対1で戦い先に撃破判定を出した方の勝ち。
※宙域外からの射撃など人間を使った支援行為の全面禁止。したがって土星機はタイマン戦を行えない。
⑤ウォーゲーム:基本的なルールは殲滅戦と同じだが、所属する全ての科の力を使う事が出来る。