ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
アンティバトルの勝利から3日後。オウムアムアの部屋で一人の少女が姿を現した。
「本日付けでテラマキナに転入しましたイルシア・モーニングスターです!
笑顔でそう言った2対3のタイマンによって実力を示した少女に異を唱える者は居なかった。
「これからよろしく!」
「よろしくお願いしますわ」
「よろしくお願いしますね」
「みんなよろしくね!」
挨拶を交わして、新たな風が入ってくるのを実感した。
「正直助かります、戦闘をこなしながらのオペレートも見事な物でした。これでもう少し踏み入った管制が出来ますね」
「あれぐらいなら任せて、伊達に仕事してないわ」
その会話を聞いた流星はメリルに質問した。
「どういう意味?」
「現場で全体を把握できる適正があるという事ですわ、そういう人が1人いるだけでオペレーターの負担も減りますの」
「そーなのか」
「1対1を確実に仕留められる貴方には関係のない話でしたわね…………」
冷や汗をかきながらメリルはそう答えた。
「そういえば、太一や他の人は? あと太一含めて3人は居たはずだけど?」
「確かにここ最近太一は見ないな」
流星がそういうと確かにと言った空気が流れた。
そんな中部屋の扉が開き、ミーシャが現れた。
「失礼する。今回の賭けについて話がある」
「ミーシャさん? 確か賭けの対象は…………」
「ああ、私達が得たのは少しばかりの金とロディテアの中間管理職の公式連絡先だ」
アリアがそれを肯定する。その後の言葉を聞いてアリアは白目を剥いた。
「ここからが
「え?」
その場にいた全員が首をひねった。
「正直、普通なら今回の試合。勝ってはいけなかった試合になるはずだった」
「なんで?」
流星の質問は全員の疑問を代弁する物だった。
「汚い手を使って学生に負けた、という事実は名に傷がつく。ただ勝っただけだと今度は卒業までにイルシアに嫌がらせを行うだろう」
「…………たぶん、するわね」
「今回は太一の功績が大きい。ロディテア側は地球のメカニックが
「ありがとう太一」
流星はこの場に居ない太一に感謝を告げた。
「さて、次が
そう言ってミーシャは部屋を出た。
こうして今回もオウムアムアの勝利となったのだ。
◇◇◇
俺は自室にてVRゴーグルを被って金星の仕事にブチ切れながらフルリモートで
「俺ピーチ姫か? とか言ったけどさぁ! ピーチ姫は必ず攫われるけどさぁ! 結局仕事増えているのはどういうことなのさぁ!?」
『おーい、ここもうちょっと精度よくしてくれ!』
「流石にリモートだと精度落ちますよ!」
『なんだ? 出来ねえのか?』
「出来ねえ訳ねえだろハゲ!!」
『はっはっは、もう1機追加だクソガキィ!!』
「うっす!! やらさせて頂きます!!」
物凄く大変だったが実は結構悪くないと思っている自分も居て、なんか悔しい気分になった事件だった。
ちょっとした設定。
メリル・ハルクリウス搭乗
全高:23m
本体重量:47t
全備重量:52t
駆動方式:マグネリアクター駆動
スラスター総推力:50,000kg
固定武装:ソーラーウィンド(エネルギーミサイル)、ビームレイピア、胸部バルカン
携行武装:訓練用ビームライフル