ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
テラマキナ学園生徒会。テラマキナ学園の最高戦力の
そして、その会長アレン・ジャッチメントはルンルンであった。
「会長、なんかご機嫌ですね」
「うん、スミス君、僕もちょっと手伝ってもらったとはいえ1人で
スミスと呼ばれた男は眉をひそめてアレンに質問した。
「太一の所だよね?」
「そうだとも、なんかちょっと険悪な雰囲気になったけど、概ね順調に申し込めたといえるだろう」
喜色満面のアレンに遠い目をしているスミス。生徒会室の扉が開かれ1人の女性が入ってきた。
「アレン会長少しお話が」
「ミラ君、なんだい?一段と成長したこの生徒会長に何か用かい?」
「死ね 少し頭の痛い報告がありまして…………」
言いづらそうにしている女性にスミスが話かける。
「どうしたの?」
「スミス、あなたの危惧していた通りになるかもしれません。オウムアムアが、おっそろしい勢いで依頼を受注しています」
「アレン何言ったのさ!?」
2人の視線がアレンに突き刺さる。
「い、いやぁ、変わった事は特に言ってないと思いますハイ」
「駄目だコイツ普通に『僕たち最強だし?』とか言ったわ」
「正解です」
「当たって欲しくなかった…………」
3人揃って黙った。おずおずとアレンは喋り始めた。
「と、とりあえずウォーゲーム当日まで事態の静観という事で…………」
2人はため息を吐いて各々の作業に入った。
◇◇◇
「戦争だ」
「せんそうだー」
「ネル、マネしちゃいけません」
俺の顔から馬鹿でかいサングラスとベレー帽と偽葉巻が奪い取られ、ネルはシュンとしている。
「で、結局ウォーゲームを受けたと」
「そういう流れになりました」
「ストッパーだったはずの太一さんまで…………」
悪いな、漢には譲れない戦いがあるんだ。
そんな事を思っているとミーシャが彼我の戦力差を分析してこう結論付けた。
「まあ、勝てないだろうな」
「やってみなきゃわからないだろ?」
そう言う流星に俺は肩に手を置いて言った。
「ふっ、俺達だぞ?勝てる訳ないだろ?」
「勝算あったんじゃないんですか!?」
「馬鹿野郎!勝てる勝てないじゃない!この戦いは…………」
「プライドを賭けた戦いって事ですか?」
「全然違う。どれだけ嫌がらせが出来るかの戦いだ」
ミーシャ以外の全員がぽかんとした顔をして、ミーシャは腹を抱えて大笑いしていた。
「なるほど!生徒会相手に大暴れすれば腕の評判も上がるし、相手に嫌な思いさせられるって事か!絵空事だが、仮に相手の全機体に小破程度の傷を負わせられれば相当な嫌がらせになるぞ!!」
「ミーシャ、分かっているじゃないか」
「ハハハハハ!太一!やはり君は天才だ!」
「よせやい」
気恥ずかしくて鼻の下を擦ると、全員ドン引きしていた。何故だ?
「太一はああ言ってるけど、俺はもちろん勝つつもりでやるから」
「それでいい、それが良いんだ。実感は沸かないかもしれないが、生徒会相手に戦う事自体が
アリアが手を上げてその言葉に質問する。
「ミーシャさん、実際どのくらいの打撃を与えられれば実利を得られると思っていますか?」
「状況にもよるが、出撃したSEの4割の戦力を削れれば私が実利に変えて見せる」
「6割だ、生徒会の
「嫌がらせの範囲はまあ置いておくとしましょう、太一さん今のままでそれが出来ると思いますか?」
「全然?まあ、全員一回ぐらいは直せるほどの資金と材料が無ければ無理だろうな」
「それには心配及ばない。君たちには溜まりに溜まった依頼をこなしてもらう事にする」
「え?ちょっと待って?それってつまり…………」
イルシアの言葉にミーシャはにやりと笑う。
「金星では馴染深いだろう?
◇◇◇
「1つ直せば嫌がらせの為…………」
「ちょっと変な歌うたっている場合!?早く直すの!!仕事詰まってるの!!」
「もうちょっと待ってろ!!うおおおおおおおおおおッ!!!!」
「またデブリ回収ですの!?」
「何回私は対戦すればいいんだ…………?」
「第1第2障壁突破、ファイヤーウォール完全破壊…………」
「俺が…………俺が悪いのか…………?」
「ひー!忙しいっス!!」
そこから3週間オウムアムアはとんでもない量の依頼をこなし、そうして生徒会とのウォーゲームの当日を迎える事となったのだった。