ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
最早、何にするかなど決まっているような物だが…………。
「残念な事に、星壁真流流コラボカフェをしなければいけないようだ」
「断固として却下する」
ミーシャの言葉を即答して却下する流星。
だが悲しい事に、星壁真流流の問い合わせが、それはもうえげつない量届いているのだ。学園内模擬戦だから、戦闘の内容が学園内オープンソースになってるし、
それに、女子パイロット組が手放しで賞賛していたように、女装を可能にさせる程の改造パイロットスーツは、大半が女子である
「とは言えなぁ、学園内のウケを考えたら、効率が一番いいのはこれだぞ?」
「断固として拒否する」
取り付く島もなく拒絶する流星。それを宥めるようにベローナが口を開く。
「可愛かったし、似合っていたぞ?」
「それが嫌なんだ」
顔立ちが彗星さんに似ているためか、普通に可愛かった星壁真流流。粗暴な口ぶりが逆にそそる、と
「やっぱ出なきゃよかった…………」
「逆に学園内の模擬戦で良かったかもしれないな、企業に見つかってそれがウケちゃったらと思うと、星壁真流流不可避だぞ?」
何が逆だ、と呟きながら俺を恨めしそうな眼で見る流星。
絶対に着させなきゃ、もしかしたら俺がリンチされる可能性すらあった。だからこれは尊い犠牲なんだよ。
流星とにらみ合っていると、メリルが遮るように話を振った。
「とりあえず、今回の件で、喫茶店を行う理由が1つ増えたのは間違いありませんわ。あ、女装の話じゃありませんわよ?」
「そうですね、喫茶店の制服を改造パイロットスーツにすれば
アリアが肯定したのだが、俺は金銭的側面からブレーキを掛ける。
「あー、改造パイロットスーツは金がかかるんだが、大丈夫そうか?」
「…………俺の女装はタダで出来たのに?」
ミーシャとコルデーに、実際の金額を提示する。
「これは…………全員分となるとSEの新品が買えるな」
「調達の方だけだったら、行けるっスね。問題は金だけになりそうっス」
夏休み期間は、受けても数回の依頼しか受けなかったため、普通に財布事情も厳しいようだ。
「やっぱ、真流流オリジナルプロマイドとか売った方が良いんじゃねえか?」
「絶対に止めてくれ!!」
駄目か。飛ぶように売れそうな気がするんだが…………。思案していると、流星が疑問を口にした。
「結局、パイロット系は絡められないのか?」
「…………そうだな、気を取られていて失念していた」
そう言うミーシャに、ゼリアとピールが口を開いた。
「ワンチャン、腕に自信があるなら、喫茶店の食事代をシミュレーター模擬戦でタダとかにすれば?」
「木星じゃ、そーゆーの結構やってたね~」
コルデーとミーシャの目が光った。それに、俺も技術的側面から賛成の声を上げる。
「あ、それならTabooのプレゼンも出来るな。回転率を早めたいし、Tabooの短期決戦性能なら、気分が落ち込んで居なければ、そうそう負けるって事態にはならないだろう」
全員が納得したようで、それを纏めて流星が音頭を取った。
「じゃあ、俺達がやるのは喫茶店で良いか?」
「そうだな、妙なコンセプトを付けたら、それこそごちゃごちゃになるし」
そう言うと、全員が頷いた。
「分かった、パイロットスーツに関しては…………今はただ、依頼を進める事しか出来ないな」
ミーシャがそう言って、パイロット組と依頼の調整をしている。
実際にどうなるか分からないが、紆余曲折を経て、文化祭の活動方針が決まったのだった。