ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
テラマキナ学園文化祭。
それはただの学生よって開催された祭りではない。若い芽の成長を誇る、惑星の威信でもあり、他惑星へのアピールの場。政治的関心、技術的関心、それらを一身に請け負った、戦いの場である。
そのはずなのだが。
「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」
文化祭開会式。それはテラマキナ学園で唯一、全校学生が一か所に集められる唯一のイベントであり、始まる前からテンションが最高潮に達している。
祭りの前に、青春は止まれない。
壇上に、生徒会長アレン・ジャッチメントが現れ。台本をじろじろと見ながらも、開会を告げる。
「これより、テラマキナ学園文化祭、オープニングセレモニーを開催いたします」
次に、教師陣からの激励が入る。初めは初老の女性が登壇する、学園長だ。
「このような日を無事に迎えられて、大変うれしく思います」
そのような言葉を皮切りに、5分ほどのスピーチの後、降壇した。それを5学科分繰り返す。
「
「
「マーカス・マサ・マッスラー学年主任は全惑星ボディビル大会及び、ワンルールパンクラチオン全惑星大会の調整期間の為、私、静が代読します。
『
えーこれは私からですが、君たちの戦いは準備期間には9割は終わっている、座して待つのも力の内だ、客前であまり暴れないように。以上です」
他の学科とは違い、きつく釘を刺して終わった。
「僕たち
「儲けなさい。儲けて儲けて儲けなさい。以上」
全校学生が押し黙ってしまう程の非常に圧の強い言葉に、戸惑いながらミラが登壇した。
「続いて、オープニングショーになります」
そう言って、降壇する生徒会長。校舎全面にプロジェクションマッピングで動画を流し、地球産小型SEでの剣劇や、技術モデルであるホログラムエフェクトをふんだんに使って、開会を盛り上げる。
学生たちのテンションは留まる事を知らない。
10分弱の観劇の後、締めの言葉を残して、文化祭が本格的に始まった。
◇◇◇
そして、オープニングセレモニーが終わった1時間後。
「やることがっ! やることが多い…………ッ!!」
俺は汗水たらしながら作業をしている。
本当に、本当に、完璧だったのだ。俺達の出し物は喫茶店に決まってから、ネット予約のシステムも、配膳ロボ、会計ロボの全機作成だって済ませ、プレオープンだって完璧だった。
パイロットスーツの改造もパイロット全員分作って、論文までまとめた! これで、後は現場のトラブルに対処するだけで、全ては完璧だったはずなのだ。
開店と同時に突撃してくる奴だって想定はしていた! だけど、これは想定できる訳ないだろ!!
「星壁真流流ちゃんはココですか?」
「写真集が買えるって聞いてきたんですけどハァハァ」
「あの、撮影良いですか? ローアングルで」
「ご飯ならいくらでも食べるんで、握手券とかってないですかね?」
「テメーらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「俺、そんなに人気なの?」
「顔を出すな!」
「むっ! 声が!?」
只今、星壁真流流写真集鋭意製作中。