ロボゲーっぽいギャルゲーに転生したが整備科になってしまった 作:なんちゃってメカニック
文化祭1日目。
朝一番に変態共が襲来してきて、何とかそれを捌いていたのだが、どうやら朝一に来てた変態は比較的常識のある変態だったようで。
「朝一の変態共がまだ理性的だったとは!! 普通の客も来てるんだからさっさと帰れ!!」
「口より手を動かせ!! 後聞こえるなよ!」
俺達のフィーバータイム、11時から13時までの間、俺達の客は変態と、飯を食べる人と、飯を食べる変態の3つに分かれて混迷を極めていた。
「ごちそうさまでした、後星壁真流流ちゃんはどこですか?」
「良く分からないっスね、1500Sっス、まいどどうもー」
喫茶店に来る客の中で会計時に、星壁真流流の問い合わせや、その他の物販を求める声が多く、会計ロボも機能していない。
しかし、こんな中でもコルデーは冷静に対応していた。
そんな中、仕事をしながら、客の会話を聞き取ると、壮年のような低く渋い声で会社の人間が雑談をしている。
「ふむ、学生の給仕服を改造パイロットスーツにしたのか、資料によれば拡張性もある。素晴らしい研究だな」
「そうですか? 改造スーツに関して、企業政府ともに研究自体は進んでましたけど、これに関しては拡張性しか見る所なくないですか?」
「ふっ、まだまだ甘いな。ここは
どやぁ、と顔が綻んだ。改造パイロットスーツに関しては、喫茶店とシミュレーター模擬戦と並ぶ目玉であり、校外の受けもいいようだ。
「ドヤってないで仕事してくれ!」
「してるだろーが!! くそう! 一体どうしてこんなことに!!」
厨房の隅っこでカタカタとコンソールを叩いて、給仕ロボと会計ロボのシステムを書き換えていく。
それと同時に、写真集の製作も忘れず、握手券とか…………いいや、もう3Dプリンターで作ろう。
「あっ、ゴメン、模擬戦行ってくる!」
「行ってら!」
流星を見送って、再び取り掛かる。流星はドスケベエロメイドではなく、執事服のようなスーツを身に着けて給仕兼、模擬戦相手。なぜか不満を持った視線がバックヤードに注がれている。
料理の方はコックマシーンがあるからすぐにでも提供できるのだが…………。
「ここって極東出身者が居るんだよね!? もえきゅんオムライスを出さないのは何でだ!?」
「知らねーよ!!」
と言う
必死に手を動かしていると、ホールの方が騒がしくなった。どこか黄色い声で、どうやら流星が真流流になっている訳ではないようだが…………?
気になってホール内カメラを見ると、意外な人物が襲来してきた。
「やあ! オウムアムアの諸君! 生徒会長のアレン・ジャッチメントだ!」
「なにぃ!? 不味いぞ!?」
ミーシャが吼える。それほど狼狽える出来事なのか?
「時間が出来てね、聞けば、君たちとシミュ対戦が出来るという話じゃないか、これは居てもたってもいられなくなって、こうして突撃してきたという訳だよ」
「あ、じゃあ、こちらに、丁度1枠開いてたんで。あとで軽い軽食でも付けますよ」
「ありがとう、当然だが後でお金は払おう。さ、早く早く!」
流星を連れて模擬戦をしようとするアレン会長。
「何が問題なんだ?」
「
「噂が広まれば、これ以上客が来る?」
「大正解! こっちも手が回らん! どうしよう! ははははは!!」
もうヤケクソになって笑っているミーシャ。
しばらくしてミラさんが、シミュレーターから会長を引っ張り出して連れ去ったが…………。
前途多難であり、来客的には順調なスタートを切ったのだった。