何となく女装を始めたら、だんだん拘り過ぎてしまった件   作:古都礼奈

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デジカメで広がる世界

悠人はサロンでのミニスカート挑戦を終え、少しずつ自信がついてきたのを感じていた。

 

写真撮影にも慣れ、鏡の前でポーズをとることにもあまり抵抗がなくなってきた。

 

サロンでの撮影は楽しいが、自分でももっと自由に写真を撮ってみたいと思うようになっていた。

 

「サロンで撮ってもらう写真もいいんだけど、もっといろんなシチュエーションで自分で撮影できたら面白いんじゃないかって思ってさ」と、サロンのスタッフに相談した。

 

「それはいい考えだね!スマホでも十分撮れるけど、デジカメを使うともっと本格的な写真が撮れるよ」とスタッフが提案した。

 

「デジカメか…考えたことなかったけど、どんなのがいいのかな?」

 

「自撮りなら、液晶が回転するモデルが便利だよ。あと、最近はBluetoothで遠隔シャッターが切れる機種もあるし、笑顔を検知して自動で撮ってくれる機能もあるよ。選択肢は結構広いんだ。」

 

「一眼レフとかの方がやっぱり画質はいいのかな?」

 

「一眼レフは確かに画質は抜群だけど、コンデジでも今の時代はかなり性能がいいし、手軽に持ち運びできるから便利だよ。予算次第だけど、無理して高いものを買わなくても、工夫次第で十分素敵な写真が撮れるはずさ。」

 

悠人はそれを聞いて考え込んだ。

 

一眼レフは確かに魅力的だが、価格や持ち運びの面で少し躊躇してしまう。

 

一方、コンデジなら予算に収まるし、手軽に使えそうだ。

 

「なるほど、やっぱり予算のこともあるし、コンデジでまず試してみようかな。Bluetoothで遠隔シャッターが切れるやつとかも面白そうだし、自撮りに向いてそうだよね。」

 

「そうだね。それに自撮り棒とかも合わせて使えば、色んな角度から撮れるし、自然な表情を撮れるようになるよ。」

 

「ありがとう、ちょっとデジカメについて調べてみるよ!」

 

悠人はその日の帰り道、早速家電量販店に立ち寄り、いくつかのデジカメをチェックした。

 

店員に相談しながら、機能や値段を比較し、最終的には中価格帯のコンパクトデジカメを選ぶことにした。

 

液晶画面が回転し、自撮りがしやすく、さらにBluetoothで遠隔操作ができるモデルだ。

 

「これなら普段の女装姿ももっと綺麗に撮れそうだし、サロン以外の場所でも自由に撮影できるな…」

 

手に持ったデジカメを眺め、期待が高まる。これでサロンに通うだけでなく、自分で女装姿を記録する楽しみが増えると感じた。

 

数日後、悠人は普段着的な女装をして、自分で写真撮影を試してみることにした。

 

これまではサロンのような特別な場所で写真を撮ることが多かったが、もっと自然な場所でリラックスした姿を残してみたかった。

 

まずは、シンプルなスカートとブラウスを選び、外に出てみる。

 

公園のベンチやカフェのテラスで、自撮り棒を使って様々なアングルから撮影を試みた。

 

スマホでも撮影はしていたが、やはりデジカメの方が使いやすく、画質も綺麗だ。

 

「うん、やっぱりこっちの方が自然な感じで撮れるな」と、自分の姿を確認しながら満足感を感じた。

 

公園では、ベンチに座りながら足を組んでポーズをとってみたり、木の陰に立って少しクールな表情をしてみたりと、色々なパターンを試した。

 

デジカメの遠隔操作機能も思った以上に便利で、手元のスマホでシャッターを切ることができ、周囲の目を気にせず自然に撮影できた。

 

撮影を続けるうちに、ふと「スタジオで撮る写真とはまた違った楽しさがあるな」と気づいた。

 

スタジオではプロのライトや背景が整えられていて、完璧な一枚を狙う楽しさがあるが、自分で好きな場所を選んで撮影する自由さもまた魅力的だ。

 

その日、悠人はカフェにも立ち寄り、テラス席でアイスコーヒーを飲みながらのんびりとした時間を過ごした。

 

自然な光の中での写真は、スタジオのようなきっちりとしたものとは違い、リラックスした雰囲気が漂っている。

 

自分の姿が自然に写っている写真を見て、「これもまた一つの表現なんだ」と思えるようになった。

 

撮影を終えて帰宅した悠人は、撮った写真をパソコンに取り込み、確認してみた。

 

公園での写真、カフェでの写真、それぞれに違った表情や雰囲気が映し出されていて、これまでサロンで撮っていた写真とはまた違った魅力を感じた。

 

「外で自由に撮るって、こんなにも楽しいんだな…もっと色んな場所で試してみたいな」と、次の撮影スポットを考え始める。

 

今まではスタジオのような閉ざされた空間でしか女装を楽しんでいなかったが、これからはもっと自分のスタイルを広げていきたいと思うようになった。

 

悠人はデジカメを手に取り、これからの女装ライフに新たな可能性を感じながら、次はどこに行こうかと考えた。

 

街中や自然の中、どんな場所でも自由に自分を表現できる喜びが、悠人を満たしていた。

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