はぁ〜あイーブイたん可愛いねえ。俺はイーブイの首のモフモフに顔を埋めて堪能していた。
「ぶい、ぶい♡」
「あびゃびゃびゃ、可愛い〜〜♡」
リアルイーブイがこんなにも可愛いなんて!!ちっちゃいおててにクリクリのおめめ!!これを可愛がるなというほうが無理だ!おまけに人懐っこいし!!こんな子可愛がるに決まってる〜〜!!
「…ねえトウコ、イーブイにかまいすぎじゃない?」
「えぇ〜?そんなこと言ったってさあ、こんなに可愛いんだよ?そりゃメロメロになるって〜〜」
「ハッ」
「………(イラッ」
「ん?どうしたのイーブイ?」
「ぶい?」
相変わらず俺のイーブイが可愛い。何やら背後から殺意を感じるがまあ気のせいだろう。ゲットしたからには存分にイーブイのモフモフと可愛さを堪能するし、できる限り甘やかしてあげるのがトレーナーの責務だ。
プルプルプル……
「あ、ベルから電話だ」
『もしもしトウコ?今大丈夫?』
「大丈夫、どうかした?」
『うん、あのねえ!あたし、ムンナをゲットしたんだあ!』
「マジで?やったじゃん、おめでとう!」
『えへへ、クッキーで釣ったら来てくれたんだあ。それでね、おひろめも兼ねてトウコと会いたくて…今どこ?』
「今なら3番道路の保育園前のベンチに座ってる。あたしもベルにお披露目したかったから良かったよ」
『ええ?なんだろ、気になる!すぐ行くから待っててねえ!』
あからさまにベルの声が弾んで、電話は切れた。相変わらず可愛いなあベルは……いえ決してそんな目で見ているわけではなくてですね。幼馴染的な可愛いというか。それにほら、ベルは明るいからさ。そこにいるだけで癒しというか、そういう枠なの。分かってくれ。
「トウコー!」
「早いな!?」
「えっへへ、急いで来ちゃった!それで、おひろめしたいのって……」
「ぶい?」
「えぇえぇぇーーー!??!い、イーブイだぁ!!しかもその白色……もしかして色違いなのお!?」
「そうだ、イーブイだ。可愛いだろ」
「すっっごいかわいい!!うわあ、本物のイーブイ初めて見た!!かわいいねえ!!」
あ〜〜、いい反応するわあ。ベルって割と反応いいから色んなもの見せたくなるんだよな。それこそ流行り物にも敏感だしね。
「しかもめっちゃ人懐っこいんだよ。おかげさまでもうメロメロ!」
「うわあ、いいなあ!あ、でもあたしのムンナも負けてないからね!見て、こんなにかわいいんだから!」
「うんうん、やっぱかわいいポケモンはいいなぁ」
「………」
「………」
「そうだ!さっきサンヨウジムでクッキーもらったんだあ。ちょっとピクニックしようよ!」
「おっ、いいねえ。イーブイもクッキー食べたいってさ」
「ぶい!」
「えへへ、もちろんいいよ!トウヤとヒヒダルマは?」
「……大丈夫」
「ええ、結構です。それより…私たちもイーブイさんと少しお話をしても?」
「ええ?怖がらせるなよ」
「もちろん。私は紳士ですから」
ヒヒダルマにイーブイを預けて、俺らはクッキーでちょっとしたお茶会だ。……大丈夫かなあ。
「……きみさ、トウコのこと良くない目で見てるでしょ」
『………』
「とぼけても無駄です。私には分かります、あなたの目は変態のそれでした」
『変態って言うな!俺は切実にトウコママの愛に惹かれたんだ!!』
「それやめてくれる?トウコは君のママじゃないんだけど」
「まあ気持ちは分かりますが。確かにトウコさんにはなかなかのママみが……」
「………」
「オッホン。まあそれはともかくとして…トウコさんに甘えるのはいいですが変なことはしないように。」
『するわけないだろ、俺の望みはママに甘やかしてもらう事だけだ』
「…1回分からせたほうがいいかな」
「おやめなさい、トウコさんにチクられたら我々のほうが不利です」
「……まあいいや。でももしトウコを傷つけることがあるなら…」
がしっ
「そのときは 分かってるよね」
感想・お気に入り登録お待ちしてますなのだ