トウヤくん一家に養子として入ることが決まってからは早かった。パパさんがそれはもう素早く手続きを済ませたんだとか。身寄りのない俺をどうするのかと思ったけど、ポケモン世界ってそのへんガバそうだもんな。
「初めまして、トウコちゃん。この子がトウヤよ」
「……はじめ、まして」
ショタトウヤくん!!すっごい可愛い!!ママさんの後ろに隠れて、恥ずかしそうにこっちを見ている。ゲームのあのバトル時のめっちゃイカついカットインが嘘のようだ。
「初めまして、トウコです!よろしく、トウヤくん」
「…よろしく」
それにしてもママさん美人だなあ……さすがはBW主人公を産んだだけはあるぜ。
「…あのね、ぼく、家族が欲しかったの。だから…嬉しい」
「そっか…えへへ、ありがと」
「私も娘ができて嬉しいわ、これからよろしくね、トウコちゃん」
それからというもの、ママさんとトウヤくんは毎日遊びに来てくれた。ママさんは毎日料理を作って持ってきてくれた。ハンバーグにボロネーゼ、それからクッキーなんかも。
そして退院して、俺はトウヤくん一家に養子入りすることになった。その日は本当にすごかったな。テーブルいっぱいに美味しそうな料理が並んで、腹が破裂するかと思ったよ。
夜になって、俺はトウヤくんと同じ部屋で寝ることになった。まあいずれはトウヤくんも思春期が来て終わることになるだろうから、今の内だな。
「ねえ、トウコ」
「ん?どうしたの?」
「ぼく……本当に嬉しい。これからいっぱい遊ぼうね」
「うん、いっぱい遊ぼうな!」
「えへへ、約束」
「うん、約束」
小さな指で、指切りをする。ポケモン世界での遊び……楽しみだな!!
「は、はじめまして!あたしベル!こっちはねえ…」
「自己紹介くらい自分でやるよ。僕はチェレン。よろしくね、トウコ」
「へへ、2人ともよろしく」
ロリベルちゃんにショタチェレン!!2人ともすっごい可愛い!!誓ってロリペドの趣味はないけど、子供は可愛いだろう?それに2人とも子供服がよく似合う!!ゲームだといつでも同じ格好だったけど、現実だとそうはいかないからなぁ。
「あのね、カノコタウンって女の子がいないから…あたしほんとうに嬉しい!」
「うん……よろしく、ベルちゃん」
まあ俺は厳密に言えば女の子じゃないんだけど……言っても混乱させるだけだから黙っとくけどさ。
それから俺たちは仲良く遊んだ。時に絵本を読んだり、ゲームをしたり。でも1番盛り上がったのはポケモンバトルごっこだな。ぬいぐるみを使ってバトルごっこをするんだ。ベルがチラーミィにはかいこうせんを撃たせた時はびっくりしたっけ。
ある日のこと。ママさんにカラクサタウンへのおつかいを頼まれた俺は、1人ではじめてのおつかいに行くことになった。
「やぁだ〜〜!!ぼくもトウコと一緒に行く!!」
なんてトウヤくんがぐずったりして。可愛いんだからもう!!
「さ〜て、買い物は八百屋さんでモモンのみ3個とヒメリのみ3個か……早めに戻ってトウヤくんを安心させてやるかな〜〜………ん?」
何やら草むらがガサガサしている…もしかして野生のポケモンか!?今の俺だとミネズミでも危うい……
ガサッ
………ヒヒダルマ?え、ヒヒダルマだよな?俺の目がおかしくなったわけじゃないよな?てかヒヒダルマって……
終わりだーーー!!俺のBW人生こんなところで終わりかよぉ!!絶対ボコられて終わるやつじゃん!!………ん?
「……そこのお嬢さん」
ん???今、誰が喋った??
「私、ヒヒダルマと申す者です。どうか私を、貴女のポケモンにしてくださいませんか?」
………………??????何の何が何???
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