今このヒヒダルマ、喋ったよな?俺の聞き間違いじゃないよな?
「自己紹介を。私はヒヒダルマというポケモンです」
「あ、うん…それは知ってる」
「そうですか!では話が早い、ぜひとも私を貴女のポケモンにしてください!!」
「なんで!?てか色々とツッコミどころが多すぎる!!色々質問してもいいかな!?」
「どうぞ!できる限りお答えしますよ!」
「まず、なんで喋れるの?ヒヒダルマってそんな賢いイメージないんだけど」
「それはですね……話しても大して長くならないので語ってもよろしいでしょうか?」
「この流れで長くないパターンあるんだ……いいよ」
「貴女はヒヒダルマの隠れ特性……ダルマモードをご存知ですか?」
ダルマモード。確か体力がミリになると発動するモードチェンジで、エスパータイプが追加されるんだったな。
「知ってるけど、なんか関係あんの?」
「はい!隠れ特性と言えどヒヒダルマはサイコキネシスやしねんのずつきと言ったエスパーわざを覚えます。つまりどのヒヒダルマにもエスパーパワーはあるわけです。」
「ほうほう…」
「そして私はその中でも特別にエスパーパワーが強い個体だったようでしてね。昔から人語を理解することはできていたのです。そして研鑽を続けた結果……こうして話す事ができるようになった、というわけでございます!!」
「へぇー、そいつぁすげえや!!ただその見た目で流暢に喋られるとめっちゃ怖いかな!!」
「だからできるだけ丁寧に話すことを心がけているのですよ!紳士であることこそが私のポリシー!」
「そうか……すごいんだなキミ」
「まあそれほどでもありますかね!それでどうでしょう?自分で言うのも何ですがかなり強い個体であると自負しております。私を貴女のポケモンにしていただけますか?」
「そりゃ嬉しいけど……でもなんで俺のポケモンになりたいわけ?」
「それはですね……ズバリ未来予知でございます」
未来予知?あれヒヒダルマって未来予知覚えたっけ?てか未来予知で何見たんだ?
「私がエスパーパワーを高めていた時のことです。まるで雷に打たれたようにその光景は頭に浮かんできました。成長した貴女と共にイッシュを巡る私の姿が!」
「えっ、マジで?俺イッシュを巡るの?」
「はい、恐らくは。未来予知ができたのはその1回だけでしたが……私にとってはその未来はとても望ましいものでした。善いトレーナーと共に旅をする……それに私は憧れたのです」
「そうかぁ……なんか運命みたいだな」
「ええ、ええ!未来の中の貴女はとても立派に成長していましたとも!特にバストはメロンのようで……」
「ん?」
「おっと失礼。言い忘れていましたが……私ですね。人間の女性が好きなのです。性的な意味で!!」
「死ねぇぇーーーい!!」
「ゴフッ!!」
思わずヒヒダルマに飛び蹴りをかましてしまった……でも仕方ないよね?今の言葉聞いたら誰だってそうするよね?
「いい蹴りでしたね、幼女らしい無力な蹴り、さらにリボンつきのパンツがチラ見えしたのもポイントが高いです」
「お前マジで!!さっきまではいい話だなーって思ってたのにさ!!台無しだよ!!」
「だって本当のことじゃないですか!!自分を偽ることなんてできません!!」
「偽るとは言わん、律すると言え!!少なくともマトモなやつは平然とそういうことは言わねーんだよ!!」
「失礼な、私は素面ですよ!!ただ純粋に、心の底から人間の女性のエロスを信じ、愛しているのです!!」
「くたばれ!!」
「あぁっ!!いいビンタです……もう1回してくださってもいいんですよ?」
「無敵か貴様!!待てよ、じゃあ未来予知で見た俺との未来が魅力的だったって……」
「ええ!!未来の貴女がどタイプだったからです!!顔もボディも!!」
「…………」
「あぁ、その気持ち悪いものを見る目………ふふ、ゾクゾクしてしまいます」
ダメだこいつ、無敵だ。何をしても通じる気がしない。ていうか待てよ?仮にここで俺が断ったらどうなるんだ?もしやこの変態を野に放つことになるのか?それはいかん!!
「……わかった、わかったよ!!お前と一緒に旅すればいいんだろ!」
「おお、決断していただけましたか!!」
「勘違いすんなよ、お前みたいな変態を野放しにしておけないからだ!!」
「伝家の宝刀、勘違いしないで、ですね!!いやぁありがたい!!」
「あぁ〜〜もう!!」
こうして俺はヒヒダルマ……変態という名の紳士をゲットしたのだった。なお家に連れ帰ってヒヒダルマが喋った時、ママさんが腰を抜かしたのはまた別の話だ。
ヒヒダルマ
特性:ちからずく 性格:まじめ
謎の喋るヒヒダルマ。変態という名の紳士。ちなみにレベルは50くらい。
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