フリーダムな先輩から投げられた一年の目標は
「同チーム内重賞バ3人のG2以上の勝利」
「チーム・レグルスの抱えるファン数を3割増しにする」
「(ついでに)チーム全員で豪華な祝勝会を開くので、それだけの賞金を稼ぐ」
このようなものだった。
新人トレーナー相手には過剰な目標設定だったが、本人としても並の覚悟で中央トレセン学園の門戸を叩いたわけではない。
やる気を漲らせる新人トレーナーなのだった。
前回で先輩トレーナーから言い渡された条件を達成するためには、何はともあれ面倒を見ることになった3人と顔合わせをしないといけません。
生成された3名の性格から、どのような態度で人と接するのか決めておきましょう。
...
設定パート
新人トレーナーとしての初仕事、まずは担当する3人との対面ですね。3人の個性をまとめましょう。
提示されたビジュアルと実績、そして「中堅(重賞馬)」という立ち位置から、それぞれの個性が際立つ口調と性格を構築しました。
担当ウマ娘:パーソナリティ・ファイル
1. クロガネリンギル(CVイメージ:冷静・芯が強い)
逃げ/長距離(芝)。主な勝ち鞍はステイヤーズS(G2)。 黒髪のロングポニーテール。
* 性格: 孤高のステイヤー。自分を厳しく律するストイックな努力家。逃げ脚質だが、それは「誰にも前を走らせたくない」という強いプライドの表れ。
* 口調: 丁寧だが、どこか壁を感じさせる事務的な話し方。二人称は「貴方(あなた)」。
* サンプル台詞:
> 「……新しく着任されたサブトレーナーの方ですね。私はクロガネリンギル。長距離の逃げは、一瞬の油断が命取りになります。貴方に、私の背中を守る覚悟はありますか?」
2. アフェクション(CVイメージ:快活・勝気)
追い込み / 短距離(ダ)。 主な勝ち鞍はカペラS(G3) 。赤髪のツインテール。
* 性格: 砂塵を舞わせる追い込み馬。裏表がなく、負けず嫌い。短距離・ダートという泥臭い戦場を愛しており、エリート風の振る舞いを嫌う。
* 口調: ぶっきらぼうで威勢がいい。語尾は「〜じゃん」「〜だろ」。二人称は「あんた」。
* サンプル台詞:
> 「よお、新入り! アフェクションだ。ま、よろしくな。あたしの後ろから飛んでいく脚、ちゃんと見失わずに追ってこれるか? 砂まみれになっても文句言うんじゃねーぞ!」
3. ソナチネ(CVイメージ:お嬢様・優雅)
先行 / マイル(芝)。主な勝ち鞍はアーリントンC(G3)。 金髪を後ろで結い上げている。
* 性格: 芸術を愛するマイル界の令嬢。レースを「一曲の演奏」と捉えており、美しい勝利にこだわる。先輩トレーナーのセレブ感には憧れつつも、自身のプライドも高い。
* 口調: おっとりとしたお嬢様言葉だが、時折鋭い感性を見せる。語尾は「〜ですわ」「〜でしょうか」。二人称は「貴方様」。
* サンプル台詞:
> 「初めまして。ソナチネと申します。マイルのターフは、私にとっての舞台。貴方様の奏でるタクト(指導)が、私の走りにどんな彩りを与えてくださるのか……楽しみにしておりますわね」。
...
3名とも重賞を勝っている上澄みなだけあって、かなり芯が強い性格をしているようです。それでいて全員、大事にしているものが少しずつ違いそうです。
なかなか厄介ですが、チームをまとめるということは様々な個性と向き合って束ねていくということ。ベテラントレーナーは新人トレーナーに対して「それくらいはできて当然!」と言わんばかりの期待をかけているようですね。
それでは担当する3名の個性も定まったところで、大事なファーストコンタクトに移りましょう。
新人トレーナーの見た目と性格のギャップは、初対面の3名にはどう映るのでしょうか?
・・・
「じゃ、あとはお初同士で熱く語り合ってちょうだい! 私はエステの予約があるから!」
新しく面倒を見ることになった3人と新人トレーナーを引き合わせたベテラントレーナーは、トロピカルジュース片手に颯爽と去っていった。
「何がどうなってるのよ? こちらになんの説明もしないで、あの人は本当にもう……」
「あいつが自由なのはいつものことだろ」
「トレーナー様に集まるように言われてきたのですが、貴方様はどなたなんですの?」
どうやらベテラントレーナーは、なんの説明もなしにチームメンバーたちをここに集めたらしい。
丸投げはこちらへの信頼と捉えていたが、誰に対してもあの態度な疑惑が出てきた。
自分よりも本能任せな人間を始めて見た困惑があるものの、任されたからには応えないといけない。
困惑している黒髪ロングポニーテールの真面目そうな選手、平然としている活発そうな赤髪ツインテールな選手、落ち着いた雰囲気の金髪サイドアップな選手。
一目でそれとわかる個性の強そうな相手に、新人トレーナーは直球勝負することにした。
・・・
設定パート
新人トレーナーであるあなたの「直情的な性格(熱血・実直)」が、3人のウマ娘たちにどう響くか。それぞれの性格との相性を補正値として反映し、運命のダイスを振ります。
直情的な性格はアフェクションと好相性なためプラス補正、慎重で多少臆病な性格のクロガネリンギルとは相性が良くないためマイナス補正がかかるものとします。
ダイスロール (1d100)
10以下でファンブル、90以上でクリティカル。
1. クロガネリンギル (慎重派:補正 -15)
ダイス出目:【 34 】→最終判定:19 (かろうじて成功)
反応:【困惑・警戒】
状態: 挨拶としては及第点ですが、彼女の「慎重さ」とは正反対の性格に、心のシャッターが半分閉まりかけています。
2. アフェクション (直情派:補正 +15)
ダイス出目:【 82 】→最終判定:97 (大成功!)
反応:【意気投合・全幅の信頼】
状態: 相性抜群。初対面にして「こいつなら信じられる」と直感したようです。
3. ソナチネ (中立:補正 ±0)
ダイス出目:【 56 】→最終判定:56 (成功)
反応:【興味・微笑】
状態: 成功の範囲内。あなたの熱量を「面白い素材」として楽しむ余裕を見せています。
・・・
「困惑する気持ちはわかるが、まずは暫定不審者の私から自己紹介させてもらおう! 今年からトレセン学園に配属された新人トレーナーであり、チーム・レグルスのサブトレーナーとして活動することになった◯◯だ。よろしく頼む!」
「あら、新人さんでしたの。どうりでお見かけしたことがないと思いましたわ。私はソナチネと申します。お見知りおきを」
「へぇ、スカした見た目の奴だと思ったら……うん、いいじゃねぇか! あたしはアフェクション、よろしくなサブトレ!」
「え、ちょ、なんでふたりともそんな落ちついてるのよ」
「いいから挨拶しろよリンギル。サブトレーナーっつってんだから、これから世話になる相手だぜ?」
「……クロガネリンギルです、初めまして……」
どうやらつかみはそこそこに上手くいったようだ。
生来の性分もあり、回りくどいことを考えずにストレートに自分の熱を伝えるようにしたが、赤髪の選手と金髪の選手には受け入れられているように見える。
ただ、慎重派な様子の黒髪の選手からは怪訝な目で見られている。全く信用はされていないようだ。
しかしそれは状況として仕方のないこと。第一印象のマイナスは、これから取り返していこうと新人トレーナーは奮起する。
「うむ、初めまして。そしてこれからよろしくだ!」
「なあなあなあ、サブトレの兄ちゃん。これからあたしたちのこと見てくれんのか?」
「そこも含めて一度しっかりと説明しよう。ひとまず部室へ向かうので付いてきて欲しい!」
「わかりましたわ。よろしくお願いいたします」
「いったいなんなのよ、もう……」
3人を部室の会議机に座らせた新人トレーナーは、ベテラントレーナーから示された展望を語ることにした。自分がサブトレーナーとして3人の面倒を見ることになったこと。皆にG2以上の冠を被せること。そして、勝利だけではなく栄光を、ファン数という形で実現すること。
それを聞いた3人は「まぁあのトレーナーなら言いそうだな」という表情をしていた。やはりベテラントレーナーの無茶ぶりは誰に対しても発動するのだろう。
そして新人トレーナーは次にアイスブレイクと自己紹介を兼ねて、自分がトレセン学園に来ることになった理由を説明することにした。
その目的とは「ウマ娘の心身の可能性を追い求め、最強のウマ娘を育て上げること」。
自分達を担当することになった新人トレーナーが、熱をもった動きと言葉で夢を語る姿を見て、3人はそれぞれ違った反応をしていた。
・・・
設定パート
新人トレーナーとしての「直情的な熱さ」がそのまま表れた、非常に純粋かつ野心的な目標ですね。
「最強」という言葉の響きが、三者三様の「強さ」の定義にどう響くか。
先ほどの初対面での信頼度(アフェクション:特高、ソナチネ:中、リンギル:低)を補正値として加え、個別にダイスを振ります。
ダイスロール:目標への共感判定 (1d100)
1. クロガネリンギル (信頼補正 -20 / 慎重派)
ダイス出目:【 87 】
最終判定:67 (成功)
反応:【意外な納得】
2. アフェクション (信頼補正 +20 / 直情派)
ダイス出目:【 12 】
最終判定:32 (成功)
反応:【当然の帰結】
3. ソナチネ (信頼補正 ±0 / 芸術派)
ダイス出目:【 98 】 (大成功!)
最終判定:98 (大成功!)
反応:【至高の旋律への期待】
・・・
新人トレーナーの夢を聞いた3人は三者三様の反応だった。
クロガネリンギルはまだ信用を得られていないからか、怪訝そうな反応をしている。
「中央トレーナーとはいえ、いくつも無茶振りをこなしながら、そんな夢物語を追い求められるのか?」と考えていた。
しかしそれでもその熱量は伝わったようで、少なくとも自分の未来を任せられる人間ではあると思ってもらえたようだ。
アフェクションはすでに新人トレーナーに対してかなり良い印象を持っていたため、夢の話を聞いてもあまり反応がなかった。
というよりも同類だと直感していたので、話を聞いても「当たり前だろ?」と思っていた。レースに臨む以上は目指すは一着。つまり最強!というわけだ。
ソナチネは新人トレーナーをフラットな視線で見ていたのだが、彼の夢を語る姿とその目標に心を撃ち抜かれてしまった。
彼女にとってレースは芸術表現の場であり、優雅に美を表現することが第一だったのだが……そんな彼女は新人トレーナーが語る姿と熱量に美しさを見出してしまった。彼の目指す場所で自分を表現したいと思ってしまったのだ。
「まぁ、悪い人ではないようだし、チームを組むことに依存ないわ。これからよろしく」
「へへっ、やっぱり走るからには最強目指さないとだよな! やる気が出てきたぜ!」
「私、感動いたしました……! 願わくば一緒に、貴方様の目指す最強を表現したいですわ!」
新人トレーナーの熱は無事に3人に伝わったようだ。
望ましいとは言えない出会いをしたというのに、初対面の大人をこれほど信じてくれるとは。やはりウマ娘の善良さは眩しいものだ。
自分を信じてくれたこの3人には必ず、有り余る栄光をプレゼントしてやろうと、心の内で覚悟を決めるのだった。
今回のまとめ
新人トレーナーに対する3名からの評価
クロガネリンギル
「トレーナーと同じで、つかみどころがない人よね……。まぁ悪い人じゃなさそうだからいいんだけど。私を強くしてくれるなら文句ないわ」
アフェクション
「アイツはアツいやつだよ。あとイケメン! あんなにいいサブトレが見てくれるようになるなんて最高にツいてるぜ! 羨ましいだろ~?」
ソナチネ
「サブトレ様は素晴らしい方ですわ。あの方が見ている先と私が目指す先は同じものだと確信しております。あの方と私が奏でる二重奏をお楽しみに」