[悲報]虎杖成り代わり、縄文時代に立つ[言葉が分からん] 作:夕暮れの家
「店長さん、来たよ~」
ガラリと店頭の引き戸が開けられ、芦花がひょこりと顔を出した。その音に反応して座敷で座ってテレビを見ていたかぐやが勢いよく顔を上げる。昔からかぐやは芦花と仲が良いのだ。いつの間にか連絡を取り合うようになっていて、私の情報が芦花に横流しされていることが判明したときは、流石にお説教だったが。
「芦花だ~」
「芦花ーっ」
かぐやと、ヤチヨも一緒に芦花に寄っていった。ヤチヨにとっては身体を得てから初めて芦花に会うのだ。研究所やツクヨミの中でそれなりの頻度で顔を合わせていたとはいえ、感動もひとしおなのだろう。かぐやは今でも頻繁に芦花にスタイリングを頼んでいるところを見かける。友達の頼みだから、と簡単に引き受けちゃってるけど、本来なら人気モデルに頼んでるんだからお金を払ってもいいくらいだと思ってる。でも、やっぱりみんなかぐやのお願いは断れないんだな。私だけじゃないんだ、うん。
「ヤチヨ、やっぱり可愛いねぇ。こっちでもお姫様だ」
「うん、うんっ。ひさしぶり、だね」
かぐやとハイタッチして、ヤチヨとは手を取り合って笑ってる。見たかった光景がまた一つ見れたな、と隣の店長を見ると、こちらも嬉しそうに笑ってた。やっぱり店長はいつだってヤチヨの幸せを願ってるんだ。
「綺麗な白髪、似合う髪型沢山ありそう…」
「ふふ、自慢の髪ですから」
開け放たれた店の扉から差し込む朝の光に反射して、ヤチヨとかぐやの髪がきらきら光る。芦花なら自由に触っていいよ?とヤチヨが小首をかしげて言った。
「本当?どんなのが良いかな…」
かぐやと同じように今は結ぶことはせずに下ろしている髪を一房手に取って真剣に悩む表情になった。昔から美容には一家言あった芦花だけど、社会人になりそれを本格的に仕事にし始めてからはより一層だ。
そのタイミングで昔の私の限界生活がかぐやとヤチヨによってつまびらかにされてしまったため本気でお説教をする芦花と、正座で甘んじてそれを受け止める私、横で動画をとるかぐやという面白現場が生まれてしまったことがある。あの時の芦花は本当に怖かった。別に声を荒げているわけではないのに、ひたすらこちらの心が痛いのだ。それからは不摂生な生活をしそうになるたびにヤチヨが無言でその時の動画をタブレットに映し出してくるのだから質が悪い。
「店長さん、どう思いますか?」
「俺はそこまで髪型に詳しい訳じゃないからな…」
どんなのがあるんだ、と芦花がいくつか挙げて見せた候補の写真をのぞき込むためにそちらに歩を進めた。しかし二人とも久しぶりの再会なのに、それでいいのか。もう少し、こう、あるのではないだろうか。そんな感じの感情が顔に出てたのか、芦花がこちらを向いて、何故かにんまり笑った。
「彩葉は覚えてないもんねぇ~」
「え、なに」
「ううん、その時が来たら教えてあげる」
「えぇ、なんなの…?」
いやぁ、ねぇ?と店長に向き直る芦花、顔をそらす店長。なんだなんだ。二人だけの秘密という訳か。店長と連絡を取る手段はまだないはずだし、何時の間にそんなことになってるんだ。かぐやか、かぐやなのか。
「…かぐや?」
「?私何も知らないよ?」
じっとかぐやの目を見る。本当に不思議そうに瞬かせている。これは何も知らないときのかぐやだ、どうにも嘘がつけない性分だから、嘘をついてるときは分かりやすいんだ。簡単に目が泳ぐ。こういうところはなんだか店長とそっくりだな。
「悠仁、悠仁とお揃いの髪型に出来たらいいのにねぇ」
「うーん、それには俺の髪の長さがなぁ」
「伸ばす?」
「伸びる…、のか?」
「伸びますよ?」
店長とヤチヨの髪の毛は本当に伸びるから髪型も変えることができる。まぁ成長速度は普通の人と同じだから、今すぐというのは無理だけど。でもかぐやは自分で自由に髪の長さまで変えることができるみたい。便利な身体だね、本当に。そんな理解の範疇を超えるほどの自由度は無いけれど、出来るだけ生身の肉体と同じになるように努力した結果だ。
「後数年で世界から禿が絶滅しそうだな」
「ですねぇ」
しみじみ頷き合う店長と芦花、心なしか呆れたような視線を向けられている気がする。失礼な、私は二人が私生活を送るにあたって出来るだけ違和感が無いように、不自由のないようにと考えて頑張っただけなのに。そんな目を向けられるようないわれはないぞ。
そんなことを考えていたのが表情から伝わってしまっていたのか、感謝してるよ、と言って店長が笑った。本当によく笑うようになったな、と思う。私の知っている店長はあんまり表情の変化が無い人だった。その分目を見れば色々分かりやすかったけれど、今では結構知らない表情を見せてくれるのが、嬉しい。現にほら、芦花も少し驚いたような顔をして店長を見てる。
「ねぇ、悠仁。私の事忘れないで」
くい、と頬を膨らませたヤチヨが店長の服の裾をひいた。自分に似合う髪型を選んでくれる、という話だったのに脱線して他の方向に転がっていってしまったのが不満なようだ。それ以上に芦花と店長が自分の事を置いて仲良くしているのが少し気に入らないのかな。
「そうだな、ポニーテールはどうだ」
すっきりとした美人だから、似合いそうだ。芦花のスマホを覗き込みながら、店長が言う。その意見には私も大いに同意する。ヤチヨはあんまり衣装チェンジをしないから普段しない髪型を見れるなら本当に貴重だ。私の記憶にあるのはコラボライブの時のお揃いの髪型にしたサイドテールだろうか。あの時のヤチヨも可愛かった。うん、絶対ポニーテールも似合う。
「悠仁も」
「悠仁も、やってくれる?」
ツクヨミのアバターなら悠仁も長髪だし、出来るでしょ?そう言って小首をかしげる。なにかをおねだりするときは上目遣い、それでお願いが通ると覚えさせてしまったのは間違いなく私なのだが、それは何年経っても変わらないらしい。でも、別にそんなことしなくても店長はヤチヨのお願いを断ったりしないと思うんだ。
「良いぞ、お揃いだな」
「うんっ」
やった、と飛び跳ねて喜んでいる。おなじかぐやなのに喜び方は控えめだな。それを横でかぐやがむっとした顔で見てる。羨ましいんだろうな、きっと。でも邪魔しちゃ悪いと思ってるのか口ははさんでない。
「じゃあ芦花、どーぞ」
「うん、でもポニーテールなら簡単だよ?」
「分かってる、でも、やってほしいな?」
しょうがないな、と微かな笑みを口に湛えて芦花が言う。相変わらず芦花もおねだりに弱いのは変わらないみたいだ。ずっと可愛がってたからな、しょうがないね。当たり前のようにバッグから髪ゴムと櫛を取り出して、背を向けたヤチヨの髪の毛を梳かし始めた。
「店長さん、ツクヨミでポニーテールするんですね。楽しみにしてます」
「あぁ、でも最初はヤチヨとだな」
「当然だよっ!」
お揃いの髪型で、お揃いの髪で。一緒に色んなとこ行こうね?目を閉じてヤチヨが笑う。店長とヤチヨが数多くしてきた約束の中の一つ。数少ない、守られることの無かった約束の一つ。ヤチヨはずっとそれを覚えていたんだ。ずっと、店長が帰ってきたらやりたいことがあるんだと言って笑っていた。
今日見た笑顔は、今まで見た中で一番綺麗な笑顔だった。本当、正面から見れないのが残念なくらい。
「もちろん、いくらでも付き合うよ」
「…約束」
「あぁ、約束だ」
二人の小指が絡められる。日本人なら誰でも知ってる、約束をするときの仕草。私はかぐやに教えた覚えはないから、ヤチヨが過ごした8000年間の中で覚えたものの一つ。きっと、お互いの体温を感じられるそれは、初めての事。その指が切られると同時に、芦花のはい、出来たという声が響いた。
「ありがと、芦花!」
ぴょん、と立ち上がったヤチヨがくるりと回る。うーん、可愛い。間違いない。芦花も満足そうに腕組みして頷いている。いつの間にかこちらに戻ってきていたかぐやが私の方を見ろと私の肩を引っ張っているが、今はちょっと、ヤチヨのレアショットを脳内フォルダに保存しなきゃならないから。
「ね、どう?悠仁」
「綺麗だな、本当に、綺麗だ」
「…どうしたの、悠仁。泣いてるの?」
店長の瞳が潤んで、雫が一筋その頬を伝っていた。何でもない、と服の裾で乱雑に拭う。
「ヤチヨ、今、幸せか?」
「うん、うん。もちろんだよ」
「よかった。本当に、君が報われて、よかった」
店長がヤチヨを抱きしめる。店長らしくない、力のこもった抱擁だった。でも、ヤチヨは悠仁、いたいよといいながら嬉しそうに笑っていた。
「がんばったな、えらいな」
「ううん、悠仁の、おかげ」
店長の手がヤチヨの頭を撫でる。確かめるように、何度も、何度も。私はヤチヨの8000年間を知っている。全部見たから、全部、体験したから。いつもその隣には店長がいた。だから、見ただけの私にはわからない二人の絆は、きっとあって。
何時の間にかヤチヨの目にも涙が浮かび始めていた。
「俺の、じまんの、かぞくだよ」
「世界一、きれいだ」
ヤチヨの手が店長の頬に伸ばされる。先ほど拭ったのにその跡をなぞるかのようにまた涙は流れていて。でも、店長は笑っていた。綺麗な、泣き笑いだった。
「悠仁、ゆうじ。ありがとね、一人にしないでくれて」
「こちらこそだよ、ヤチヨ」
★
「彩葉~、来たよ~?」
あれ、ヤチヨどうしたの?と両手で二人の子供の手を引きながら入ってきた真実が不思議そうに首を傾げた。その視線の先には座敷の奥でクッションを抱えてウミウシ状態になっているヤチヨがいた。あの後泣きすぎて目が赤くなってしまったのと、後から襲ってきた羞恥に耐えきれなかったのか先ほどからあぁだ。でも一緒に泣いていた店長はけろっとしてその横で座って今は本を読んでいる。泣き終わってすぐの時は店長も少し目が赤かったのに、一瞬で消え去っていた。あれも反転術式というやつか。それを見ていた芦花の眼差しが鋭く光ったのは見なかったことにしておこう。あれは情報を漏らした私が悪いんだ。
「ほら、日向、美月。あいさつは?」
「こんにちは!」
「こんにちは~」
「久しぶりーっ!元気だったっ⁉」
「「かぐやちゃんだーっ」」
真実の双子、今年で4歳だったかな。元気がいい男の子が日向で、真実に似たゆるっとした雰囲気を纏う女の子が美月だ。かぐやが二人が生まれたころから可愛がってるし、何ならオムツも替えたことがあるらしい。私がオムツを替えたかぐやが真実の子供のオムツを替えた、と。子供の成長は早いなぁとしみじみしてしまう。
「ほら、彩葉にも」
「こんにちは~」
「うん、久しぶりだね」
美月ちゃんはかぐやに引っ付いて笑ってるし、日向君は真実の後ろに隠れてしまった。どうにも私とは目を合わせてくれないのだ。なんでだろ、と思って目線を追いかけてみても、するりと躱されてしまった。
「諌山ちゃん、あぁいや、何て呼べばいいんだ?」
「店長さんは前のままでいいですよ?」
「そうか、助かるよ」
店長が大きい体を丸めるようにして視点を合わせ、こんにちは、と日向君に笑いかけた。すると私に対してはどうやっても出てきてくれなかったのにおずおずと顔を出してこんにちは、と挨拶を返していた。なぜなのか、店長は昔から子供に好かれやすいな。
「おっきー」
「俺か?」
「うん、パパよりでかい!肩車して!」
「こら、日向」
いいよ、それくらい。と笑って、店長が日向君をもちあげた。かぐやと一緒に何か面白いことでもあったのか転がって笑っていた美月ちゃんもそのことに気がついたのか、かぐやの手を引っ張って指差している。
「たけー!てんちょー?すげーな!」
「悠仁でいいぞー」
「ゆーじ!あっち、あっちいこう!」
うーん、仲良くなるのがあまりにも早すぎる。どうなってるんだ。子供は人の善悪をなんとなく見分けられるというけど、やっぱりそれかな。でもそれで言うと日向君に避けられる私は極悪人ということになってしまうんだけど。次、つぎわたしと店長のズボンを引っ張る美月ちゃんの事を眺めながらため息をついた。
「ごめんねぇ、遊んでもらっちゃって」
「ううん、いつもあぁだから。気にしないで」
「そうなの?」
「うん、見たことなかったっけ」
そういえば芦花も真実も店長が小学生に集られている面白現場には遭遇したことなかったんだっけ。静かに対応する店長と、どこまでもパワフルな子供たちの組み合わせは、完全にミスマッチなのにどちらもなんだか楽しそうで見てるこちらも笑顔になってしまうこと請け合いな光景だというのに。もったいない。
いつの間にか両の腕に二人を乗せてあやし始めた店長を見ながら言う。凄いな、どうやってバランスとってるんだろ。
「ここ、やっぱりお菓子安いねぇ。買ってこうかな」
「あぁうん、安いよね…」
私の目下最大の悩みは店長に値下げをするつもりはあっても値上げをする気は毛頭なさそうということである。もはやこれは商売ではなく慈善事業ではなかろうか。
「ねぇ、ねぇ。彩葉」
「どうしたの?」
棚の吟味をし始めたお母さんな真実と入れ替わるように、芦花が私の肩をつつく。声を潜めて内緒話だ。どうしたんだろ。
「彩葉が店長さんにしてもらったアレって、誰にでもできるの…?」
「アレ?…あぁ」
真剣なまなざしで聞いてくる芦花。アレとは、まぁあれかなぁ。芦花は特に仕事がモデルだから、人一倍気を使ってるし。赤ちゃんみたいにもちもちになった私のお肌を見て、本気の顔で問い詰めてきた時のことは忘れられない。お母さんの次に怖かったぞ、あれは。
「出来るよ、そう言ってた」
「お願いッ!店長さんに私にもやってって頼んでくれない?」
「芦花が頼んでも普通にやってくれると思うけど?」
「でも彩葉が頼んでくれた方が成功率が…!」
必死だぁ、と思うも、笑うことはできなかった。芦花がどれくらい本気かは私もよく知ってる。多分、すぐ近くで聞き耳を立ててる真実も。お菓子を選んでるふりをしてるみたいだけど、さっきから一つの棚の前から微動だにしてないからバレバレだ。別にそんなことしなくてもいいのに。
「それならかぐやの方が良いんじゃない?」
「そ、そうかも…」
「こら」
なりふり構わないな、日向君と美月ちゃんを店長に取られて手持ち無沙汰になるどころか次は自分が肩車してもらおうとソワソワしているかぐやの下に向かおうとした芦花を掴んで止める。判断力が馬鹿になってないか、大丈夫かな。
「店長ー、ちょっと来てもらえませんか?」
「ん?あぁ、ちょっと待ってな」
私の声に振り向いた店長は、大はしゃぎだった二人を丁寧に下ろして、当然のごとく離してくれずにもっともっととねだる二人につかまってしまっていた。でもそこは慣れたもの、次の約束を取り付けるとともに、近くの棚に置いてあった子供の掌にも収まってしまう小さいチョコを二つ渡して、食べるといいと言って二人の頭を撫でていた。当然売り物である。変わらないな、と流れるように行われた犯行に少し笑ってしまう。
「どうしたんだ?」
「二人がですね、店長に反転してもらいたいっていうんですよ」
「彩葉っ⁉私まだ何も言ってない、言ってない!」
「じゃあ、いいの?」
「いや…、そういうわけじゃないけど…」
ばっと勢いよく振り向いて抗議する真実。語るに落ちたな、集中して選んでたならこんな速度でこちらの会話に反応するわけがないのだよ。私の横でいよいよ手を組んで祈りだした芦花といい、素直に言えばいいのに。
「そんなこと、別に頼まれなくても幾らでもやるぞ」
ほら、と何でもないように手がのばされ、次の瞬間芦花と真実の肌艶が明らかに良くなった。すっごいな、自分の事は客観視できないからわからなかったけど、傍から見てたらこんなに劇的に変わるのか。
「店長さん…ッ!」
「ありがとうございます…っ!」
「おぉ…、別に大したことはしてないんだが」
大したことなんですよっ!と熱弁する芦花と真実につかまった店長は連行されていった。多分暫く戻ってこないな、あれは。ああなった時の芦花の話は長いぞ、私は詳しいんだ。
「かぐやちゃん、これ、これみて!」
「なぁに~?おぉ!当たってるねぇ」
もう一つ贈呈だ!と美月ちゃんにチョコを手渡すかぐや。受け取った方は飛び跳ねて喜んでいる。日向君の方は残念だったのか、自分の包み紙と美月ちゃんの事を何回も繰り返し見ては残念そうな顔をしている。
「日向君のも、見せてみて?」
「え?で、でも…」
「いいから、ほらっ」
手に持っていた包み紙を勢いよく取ったかぐやは、天井に透かすようにそれを持ち上げてみて、大きく目を見開いて見せた。
「当たってるじゃんっ!なんで言わないのさ~」
「え?」
「ほら、見てこれ」
そう言って差し出すかぐやの手の中にあるのは確かに当たり、と書いた包み紙で。自分の記憶と違うのか日向君は何度もその包み紙とかぐやの顔を往復してみる。
「じゃあ日向君にも、もう一つあげちゃうっ!」
「ありが、とう」
不思議そうな顔をしてたけど、やっぱりもう一つもらえたのが嬉しかったのか、それともお揃いが嬉しかったのか、その表情がほころんだ。
私は見てたぞ、かぐやが手に持っていた美月ちゃんからもらった当たりの包み紙と入れ替えて渡したのを。そんなところばっかり店長に似ちゃうんだから。
「…しょうがないなぁ」
また今月も、この店の収支はマイナスになりそうだ。私がしっかりしなきゃだめだな、と考えて少し笑った。
フジカズさん、ありがとうございます。望んでいた形かは分かりませんが貴方のおかげでこの話は出来上がりました。
呼んでくださってる方にリクエストしてもらって、それを私が形にして還元する、永久機関が完成しちまったなぁ~!
ifの扱い
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このまま最後まで書く
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普通の後日談も交えつつ書く
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書かんでいいから後日談だけ書く