[悲報]虎杖成り代わり、縄文時代に立つ[言葉が分からん] 作:夕暮れの家
「どこかで東京に戻らんといかん、と?」
目の前の白髪の男が発した言葉に、酒寄朝久は手に持ったグラスの中身を一口煽った後に眉尻を下げた。その目線は自身の愛娘が眠っている部屋のドアに向けられている。
「…彩葉は泣くやろなぁ」
「申し訳ない、勝手を言ってしまって」
「いやぁ。そもそもこっちに来たんも僕の為みたいなもんやったんやし、これ以上求めたら罰が当たってまう」
ついだるわ、と言って空いたままになってしまっている虎杖のグラスに追加を注いでほほ笑む。目の前に座る命の恩人は、そんな別に気にしなくていいことを申し訳なさそうに謝るのだ。
「そう言ってもらえると心が軽いな」
「いつ頃になるん?」
分からない、と首を振る様子を疑問に思って首を傾げる。戻らなければいけないことは分かっているのに、いつか分かっていないのか、と。
「彩葉が大きくなるまでは…、無理そうやなぁ」
「…少なくとも、高校2年生になる前には」
「そうかぁ」
すっかり目の前の男になついてしまって、悠仁くん、悠仁くんとずぅっと後をついて回っている娘の姿を思い出す。未だ小学生なれど、もう年は二桁に乗ったところだ。
それでも勢いは衰えることなくもはや開いてる時間を全て目の前の人物との時間に使おうとする娘にとっては辛い辛い事実だ。聞いたらきっと泣いていやがるんだろうな、と今からその時のことを思い浮かべると胃が痛くなってしまう。
「彩葉には、自分から言うよ」
「やめといたほうがえぇで」
君、懐に入れた人のお願いには弱いやろ。そう言って笑う。
「泣いてお願いされたら断り切れるん?」
「それでも、必要だからな」
「…ほうか」
この不思議なところが多い友人が彩葉の事を実の娘のようにかわいがっていることを知っている。彩葉の方も最初に会った時は少し怖がっていたというのに、今では本当の家族のようにこの男のことを慕っている。
忙しく、家を空けてしまうことも多い自分たちに変わって彩葉を、朝日の相手をしてくれている事には感謝しかなく。そもそも、出会いからして返し切れない恩があるのに。座しているだけでは恩が更に積み重なってしまうだけだ。
「そんなに気にせんで、そん時が来たら僕からも、紅葉さんからも言ったるから」
「…悪い」
「あぁもう、気にせんで言うとるやん。そんな縮こまられたらこっちが居心地悪いわ」
紅葉さんに見られたら何言われるか分からん、とわざとらしくおどけて見せると、ずっと硬かった雰囲気がようやく少し和らぐ。紅葉さんは最初こそあんまりにも非現実的な光景を見せられたことで感謝と警戒が入り混じった感情を押し殺して虎杖君と接していたし、出来る限り早く貸し借りなしの状態に持っていきたそうにしていたけど。
目の前の男のことが分かってくるにつれて段々と難しく考えすぎていることが馬鹿らしくなってきたらしい。今ではすっかり只の友人だ。
「でも、そうか。寂しくなるなぁ」
「東京に戻っても、ちょくちょく顔は出すよ」
「そうしてなぁ、そうでもしないと彩葉がむくれて大変になる未来しか見えん」
「…泣かせたいわけじゃ、無いんだ」
全部終わったらまた。そこまで言いかけて、口をつぐむ。迷うように目線を動かして、結局何も言わずに手に持ったグラスを傾けた。
「俺は、責任を取らないと」
「責任?」
なんの、と聞き返す前にガチャリとドアの開く音がする。見ると、夜中にも関わらず寝ぼけ眼で目を擦りながら彩葉が起きてきたところだった。
「…ぁれ?お父さん、まだ起きとるん?」
そう言いながらおぼつかない足取りで目をしょぼしょぼさせながら歩いてきて。何歩かこちらに近づいたところでようやくその狭まった視界に来客の姿を収めたらしい。ゆらゆらと眠気で揺れていた頭がぐりんと勢いよくそちらに回る。
「悠仁くん⁉なんでおるんっ?」
なんで言ってくれんかったんっ、と文句を言いながらぱたぱたと起きてきた時とは段違いの速度で自室に戻って。一枚上に羽織ってすぐに戻ってきた。
「私が寝た後に来るなんて酷いわ、もっと早く来てぇな」
「ごめんな、今日はお父さんに用があったんだ」
「用?もう終わったん?」
「…終わったよ」
当たり前のように隣に座って不満を示すようにその腕をぺちぺち叩き出した娘の様子を見て、その後に娘のことを見ながら目を細める友人の姿を見る。泣かせたいわけじゃない、なんてこと。言われなくとも分かっている。
そもそもいくら恩人だからと言って可愛い可愛い娘が男にべったりなことをそう簡単に許すわけがないだろう。虎杖君が娘のことを本当に大事にしてくれていることが分かるから、許しているんだ。
分かってないよ、君は。
先ほど起きたとは思えぬほど元気に全身を使って話し始めた娘の話を、相槌を打ちながら静かに、でも楽し気に聞いている虎杖君の様子を見ながらもう一口、酒を煽る。
「話しては、くれんのやなぁ」
先ほど言いかけてやめた全部終わったら、という言葉。この不思議な友人が何を抱えているのか、なんであんな力を持っているのか。僕は何も知らないけど。話してさえくれたら、力になりたいのに。
一人で抱え込んで、そんな縮こまらんといてな。友人やんか。
「お父さん?何か言うた?」
「いや?それより彩葉は寝なくてええん?そりゃ明日は休日やけども。寝坊したらお母さんが怖いで」
「大丈夫やっ、絶対ちゃんと起きるから」
もうちょっと、もうちょっとと言いながらも今は既にいつもならとっくに寝ている時間帯。段々と襲ってくる眠気には抗えないのか少しずつ瞼が落ち始めている。そんな彩葉の様子を見てくすりと笑う。
「虎杖君、君な。僕たちに迷惑かけることがいかんことや思うとるやろ」
何を言っているのか分からない、とでも言いたげな顔で首を傾げる様子を見てため息をつく。やはり何も分かっていない。自分からはこれでもかというほどに懐に入れた相手に善意を注ぐのに、相手からの善意を何故見ようとしないのか。
「やってあげるだけ、守ってあげるだけ。人間関係いうのはそれだけやないやろ。草や花育てるのとちゃうんやから」
「僕らかて君に何かしてあげたいんや。迷惑の十や百くらいかけたらええ」
それはきっと、今ここにいない妻も、虎杖君の膝を枕にして寝息を立て始めてしまった彩葉も同じこと。何時までも守ってもらうだけの子供じゃいられないだろう。
「それで、またこうやって。お互いだめやったなぁて笑えばええんや」
静かにこちらの目を見ながらすべて聞き終えて、黙ってしまった虎杖君にそれ以上は何も言わずにグラスを置く。大分溶けてしまって小さくなってきた氷がからりと音を立てた。
頑ななところがあるこの友人は、きっとこれだけ言ってもなかなかその在り方を変えることは出来ないのだろう。人に優しく、自分に厳しく在れるその在り方は虎杖君の長所で。紅葉さんが“甘ちゃん”と称す彩葉にとても良く似ている。
素晴らしいことだ、人が皆そうあってくれれば世界はもっと平和で、美しかっただろう。でも、そうではないからこそ。紅葉さんが彩葉の事を、そして虎杖君のことを心配する気持ちも分かってしまう。
なまじ人にその心を砕きすぎてしまうからこそ肝心の自分にその優しさを回すことが出来ない。自分を大事にすることが、極端に下手糞だ。
「虎杖君。彩葉は君がいなかったら泣いてまうよ?」
「…分かってる」
分かってへんよ、君は。僕はだから自分の事も大事にせぇって言うとるんや。
僕じゃいくら言っても届かないのかもしれない。それでも、彩葉なら。虎杖君が一等大事にしている彩葉なら。今はまだ守られることしか出来ない子供でも、何時か君の手を取って馬鹿だと叱ってくれるかもしれない。
そんな未来を夢想して薄く笑って。それまでこの男がちゃんと無事でいることを願わないではいられなかった。
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居心地がよかった。居場所を得たような気持だった。何千年もかぐやと二人で過ごして、悲しいことばかりではなかったけど。交流があった相手もそれなりに居たけど。やはりそれでもウミウシという脆い体を持つかぐやが傷つかないようにといつも気を張っていたから。
初めてだった。何の迷いもなく友人と呼べる相手が出来たのは。初めてだった、明日もここにいることが当たり前だと思うことが出来たのは。初めてだった。かぐやの隣以外に、戻ってきたいと思う場所が出来たのは。
紅葉さんは反転術式を直接見たのにも関わらず、こちらを怖がる素振りすら見せない。それどころか、“迂闊なんよ、あんなん見せておいて私になんの口止めもせん”なんて説教すらする始末。言っていることはいつも正しくて、自分のことを只の一人の人として見てくれている。大切な友人。
朝久は、自分にはない強さを持っている。恩人としてただ自分の事をありがたがるのではない、自分の力を当てにしているわけでもない。いつの間にか友人として傍にいて、いつだって彼の言葉はこちらを安堵させるような温かさを持っている。大切な友人。
彩葉も、朝日も。大切な二人の子供で。出会った時はあんなに小さかったのに。日に日に大きくなって。会うたびに出来ることが増えていって。楽しかった、君たちの成長を見守るのが。嬉しかった、この子たちの自分を見る瞳の温度が段々と両親に向けるそれと同じものに近づいていく度、自分もここにいて良いのだと思えるような気がしていた。
『悠仁くん。あんな、あんな』
小さな体をいっぱいに使って自分にその日あったことを楽しそうに話してくれるその時間が好きだ。態々自分の所に足を運んでくれて、当たり前のように自分の隣に座る彩葉の姿を見るたびに、自分と目が合って煌めくその瞳を見る度に、救われたような気すらしていた。
周りの大人は、朝久や紅葉さんも。彩葉がいつも構ってもらっていると思っている。迷惑をかけて申し訳ないと言われたことすらある。
違うんだ。貴重な時間を割いてもらっているのも、構ってもらっているのもすべて自分の方だ。その為に彩葉が座るための椅子まで用意して、ころころ変わるその表情が見やすいように少し高くして。
楽しかった。何の力もない、只の人になれた気がしていた。このまま朝久と紅葉さんと、二人の子供の成長を見守って。彼らの行く末を見ながら昔の話をして笑えたらどれだけ良いだろうとちらりとでも考えなかったと言えば嘘になってしまう。
でも。
かぐやの言っていた酒寄彩葉には父親がいなかった。随分昔に事故で亡くなってしまったのだと聞いた。かぐやは未来の詳細な流れを語ってくれたことはないけれど。彩葉のことは何度も、何度も話していたから、嫌でも覚えている。
父親を亡くして、それを機に変わってしまった母親と衝突して。苦しんで苦しんで最後には家を出て一人の力で母親に認めてもらおうとする少女の話。違う、彩葉のことじゃない。朝久のことじゃない。そう否定してみても現実は変わらなくて。
きっと、あの時。自分が考え無しに動いてしまったあの時に。何もかもが狂ってしまった。
かぐやは何も言わない。ツクヨミに入ればいつも何事もないように明るく笑っている。でも、いつからか自分に向かって『良かったね』と口にする回数が増えた。まるで他人事のように。
『一緒に居て』と言わなくなった。今までは良く口にしていたのに。数年前からぱったりとその言葉を聞く機会が無くなってしまった。
なんでそんな風に笑うんだ。なんで、『悠仁と彩葉が幸せそうで嬉しい』なんて、心底嬉しそうな顔をして言うんだ。その顔を見るたびに、もしかしたら全て自分の勘違いなのかもしれない、なんて勝手に許されたような気になって。
もしかしたら自分はまだあの場所に居てもいいのかもしれない等と阿呆なことが頭をよぎってしまう。
そんなはずも、無いのに。
早くかぐやの知っている未来の流れに戻さないといけない。その為に、…その為に、なんだ?
やってしまえ、かぐやの為だという囁き声が聞こえる。馬鹿なことを言うな。優しいあの子がそんなことを望んでいる筈もない。何よりそんなことが頭に浮かんでくるだけで自分の汚さに吐き気がした。
ならどうする。今更友人の死を願うことなど、どうしても出来ない。紅葉さんのあんな悲痛な声など、二度と聞きたくない。何より、彩葉が。家族の事が大好きな子が、その家族と衝突して苦しんでいるところなど、想像したくもなくて。
それでも、自分に出来ることはまだあって。早く言い出さなければいけない。決断しなければいけないと分かりつつもあと少し、もう少しとずるずると引き延ばして。
もう少しだけ、幸せな夢に浸っていたいと逃げを繰り返して。そんな自分の弱さが、今度は彩葉を傷つけてしまう。もっと早く、言うべきだったのに。
楽しかった。何千回も繰り返してきたはずの一年が、この数回はなんだかとても長くて。どんどんと成長していく子供たちの姿を見ていると、同じように年老いていく。彼らと同じ時間を生きる自分などという叶わぬ夢を見てしまった。
疑いようもなく、自分は幸せだった。手放すのが、怖かった。
何を馬鹿なことを、と頭の中で誰かが詰る。それが何の上に成り立っているのかを忘れたわけではないだろうなと自分の額に指をさす。あの子が、かぐやが報われないなんてことがあっていいはずがない。
それ以上に、彼女に救ってもらった自分が、彼女の未来を壊すなど、許されるはずがなかった。
あぁ、そうだ。逃げて逃げて、直視することのできなかった結論がようやく目の前に現れる。最初から許されてなどいなかったのだ。自分の命の意味をはき違えて、あまつさえ本当に大切なものを自分で壊しそうになって。
愚か者が、何を迷う。何を怖がる。それがあの子の幸せに繋がるなら、捨ててしまえ。
「彩葉」
背中を丸めて座る彩葉の後ろ姿が目に入る。声をかけると、びくりと肩が震えて恐る恐るという風に揺れる瞳がこちらに向けられた。
「…悠仁くんは」
「悠仁くんは、私のこと嫌いになったん?」
目の下が赤い。泣いた跡が見える。言葉を発した後に啜られた鼻からも、今の彼女の感情が十分に伝わってくる。そんなことない、と。傍にいるよと伸ばしたくなる手を抑えて。こちらを射抜く視線を真正面から見据えた。
「なんでそない遠くに行くなんていうん。お兄ちゃんもや」
「近くに、一緒にいてぇな。なんで私のこと置いてくん」
「悠仁くんと一緒にいたら駄目ってなんでなん。なぁ、家族やんか。ずっと一緒でえぇやん」
こちらに一歩近づいて、下ろした手を両手で握られる。不満、悲しみ、怒り。そんな感情がないまぜになった震える声と共にぎゅうと力が籠められる。
分かっていた。この娘がどれだけ家族のことを大切に思っているかなど。自惚れでなければ、それに自分も入れてもらえていることも。今から自分が行うことは、それを利用した最低な行為だ。
「ごめんな、彩葉」
しゃがんで、目線を下げて。口元に笑みを張り付ける。
「どうしても行かないといけないんだ。朝日が原因じゃない。ちょうどよかっただけなんだ」
「…私、そんな話知らん」
「言い出せなかった。…ごめん」
なぁ、彩葉。そう名前を呼ぶと、下がっていた視線がこちらに向く。拗ねているとも、怒っているともとれるような彩を見せるその眼が、嘘だと言って欲しいと語り掛けてくる。ごめん、と心の中でもう一度謝って、続きを口にした。
「俺も、彩葉に会えないと寂しいよ」
だから、と続けて。変に乾いている口の中にほんの少しの動揺。この期に及んで言い淀んでいるのかと自分を責めて、もう一度口を開く。
「彩葉が、会いに来てくれないか」
「…私が?」
ぱちりと困惑したように瞬きをする彩葉。そうだ、かぐやと彩葉が出会ったのは東京にあるアパート。その前の電柱だったと聞いている。だから彼女がそこに来てくれないとスタートラインにすら立てない。
それが彩葉を、大好きな両親から引き離す行為だとしても。
「高校で東京に来ればいい。そうすればいつだって会えるさ」
そしたら俺も嬉しい、と付け足して。段々と光を取り戻す彩葉の瞳をじっと見つめた。分かっていた、この娘が自分の事を慕ってくれていること。自分が頼めば、きっと頷いてくれること。
分かったうえで、全て打算の上で。耳障りの良い言葉で、上に笑顔を張り付けて。自分は今約束という言葉で彩葉から両親と過ごせる時間を奪ったのだ。
友人二人から、娘の成長を見守る喜びを奪ったのだ。あぁ、吐き気がする。こんな、人を傷つけることしか出来ない自分がのうのうと息をしていることに腹が立つ。
守ると誓った子一人の幸せな未来すら満足に作れない癖に、自分ばかり逃げて、背を向けて。今度はこんな少女を徒に傷つけて。
楽しみにしてて、と笑う彩葉に対して、上手く笑うことが出来ていただろうか。
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「お父さん、あんな」
食後、対面に座る父に向って口を開く。いつもは薄く笑って返ってくる返事も、今日に限っては真面目な顔で返される。きっとあの手紙のことかと思ってるんだろうな。近いけど、ちょっと違うよ。
「悠仁くんがな、変や」
私から離れて遠くに行くなんて言う。それでもいつもと変わらず笑ってたけど。口調もいつも通りだったけど。言葉に端々の温度から、最後に撫でてくれた手の温度から。ごめん、ごめんと何度も謝られているように感じてならなかった。
笑ってるのに、いつもと変わらないはずなのに。悠仁くんが泣いているような気がしてならなかった。目が合って、私と話しているはずなのに。私じゃないどこかを見ている気がして。
変だ。確証はないけど、このままだと悠仁くんがどこか、本当に手の届かないところに行ってしまう気がして。分かれる直前まで、握った手を離すことが出来なかった。
「彩葉は、どうしたい?」
「私は…」
簡単だ。お父さんにも、お母さんにも。勿論お兄ちゃんにも私が一番に願うこと。大切だから、家族だから。どうして欲しいなんて一つだけだ。
「幸せに」
「いっぱい、一杯笑って欲しい」
「…ほうか」
ならちゃんと手ぇ離さんで、見ててやり、と父は笑っていた。
明日を待たずに書き終わってしまったので投稿です。
ifの扱い
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普通の後日談も交えつつ書く
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書かんでいいから後日談だけ書く