プリキュアの敵として転生しました。オールスターズってマジ?   作:七蜘蛛

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プロローグ

 

とある妖精達の国。その国は妖精達が楽しく賑わう明るく平和な光の国。しかしそんな平和な光の国は突如襲来した無情な闇に襲われていた。

 

「くっ...!」

 

大雨が降り注ぎ、崩れ落ちた建物の瓦礫に囲まれ、その国を守護するプリキュアが青黒い巨人を前に傷だらけになりながらも立ち上がる。

 

『...お前はよく耐えたと思うぞ。"キュアライト"。』

 

突如巨人からノイズがかった声が聞こえる。

 

キュアライト「随分と余裕ね...。」

 

『事実だ。この星を蝕んだ数多の闇、それにより星は知らず知らずの内に新たに生まれ出でた闇に蝕まれている事に気付かず、お前達光の者を弱体化させていた。』

 

巨人はその手に持った槍をキュアライトに向ける。

 

『お前は使命を全うした。故に戦いのない平和な世界へと眠りにつくといい。』

 

巨人が槍を突き出し、キュアライトの足元の地面を砕き、その衝撃でキュアライトは避け切れず飛ばされる。

 

キュアライト「(ここまでなの...?ダメよ...!まだ、諦めちゃ...!)」

 

キュアライトは飛ばされながらも巨人に手を伸ばし、やがて変身が解除され、気を失う。

 

『...光の守護者は力を失った。これでこの国を守る者はいない。』

 

巨人は国のシンボルたる中央の城に目を向ける。

 

『いよいよ物語の始まりだ。掛かってくるといい、プリキュア達。』

 

その国は闇に包まれ、姿を変えていく。

 


 

光の国が襲撃され、巨人はその姿を漆黒"列車(・・)"へと変え、元の拠点へと戻ってきた。そしてその列車から降りてきたのは黒いスーツと青黒いコートを纏った水色の髪の青年だ。

 

「漸く序章といった所か。」

 

青年の名は「海深(みぶか)スイキ」。転生者であり、青黒い列車の巨人"アビスシンカリオン"の運転手だ。

 

スイキは車両基地から出て、仲間達のいる広場へと向かう。

 


 

広場には無数の岩が浮遊しており、足場となっている。スイキはその内1つに転移し姿を現す。

 

「おや?今回は随分と暴れた様だね。」

 

スイキ「それが仕事だからな。」

 

「とはいえ油断はするな。」

 

「ま、あんなスゲーロボットを使って早々負けることはねぇだろ。」

 

「俺は好きだぜ?ド迫力があるからな。」

 

スイキに声を掛けたのはそれぞれが赤を交えた黒を基準とした服装をした者達「カリスト」、「ベス」、「ギータ」、「ドラン」の4人組"バンド・スナッチ"だ。彼らはスイキとは違い憑依転生者で「プリンセッション・オーケストラ」という作品のキャラ達である。

 

「にしても面白いわね、プリキュアの世界観にバンド・スナッチは違和感は別にないけれどシンカリオンだと違和感ありまくりね。」

 

「ホントホント。」

 

スイキ「仕方ないだろ。渡されたのがシンカリオンだったからな。」

 

次にスイキに声を掛けたのは赤をベースとした服装をした少女と白をベースとした服装をした少女だ。彼女達は「ロッソ」と「ビアン」という双子だ。彼女達も転生者で俗に言う闇のプリキュアになる力を持っている。

 

スイキ「それで次の目標は?」

 

カリスト「逃げた妖精の確保と言いたい所だけどどこにいるのか判明してないからね。光の国から遠く離れた村がある。今度はそこにいる妖精達を捕まえるらしい。」

 

スイキ「成程、だが俺はアビスシンカリオンのメンテがある。慣れなかった操作の調整やキュアライトとの戦闘で少し酷使してしまったからな。」

 

カリスト「そうかい。となれば誰が行こうか。」

 

ギータ「俺俺!俺に行かせてくれよ!」

 

カリストが誰を指名しようか考えるとギータが立候補する。

 

ロッソ「あら?ギータが行くのかしら?」

 

ギータ「いいじゃねぇかよ、光の国の侵略はスイキが殆どやっちまったから暴れ足りねぇんだよ!」

 

カリスト「ふふふ...なら頼んだよ、ギータ。」

 

ギータ「任せな!」

 

そう言ってギータは転移する。

 

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