それと今回のは元々一話分だったのですが、文字数が一万を楽に超えたので二つに分割し、此の影響で今回の話には会話文(此れ → 「」)が一切ありません。
まぁ、読み辛い事は分かってますが、なんとか読破して下さい。(オイ!!!)
それでは、本編をどうぞ!
さあ、前回の最後に世界のISを含む兵器開発は、格闘型のA型ISと対をなす砲撃型のG型ISと、モゲラを初めとした対怪獣兵器が主体となっていると最後に述べたが、先ずはG型の話をしよう。
G型の誕生はゴジラ(+α)の伊浜原発や大阪への襲撃の翌年……と言うより数ヵ月後と以外な早さであった。
と言うのも、此の型の可能性は、フランスが世界に誇るIS企業デュノア社の日本支社の社長を当時務めていたデュノア一族の第一子グリシーヌ・デュノア(シャルロットの腹違いの姉)が見出だしていたからだ。
グリシーヌはゴジラを初めとした怪獣との戦いがISの主体になると予知し、対怪獣戦に参戦した者達一人一人に意見と要望を丹念に聞き、短期間の間に作り上げたのがG型IS第一号となったマルモン……フランスの覇王ナポレオン・ボナパルトの腹心であった砲兵将校オーギュスト・マルモン元帥の名を頂いた機体であった。
因みに嘗てイタリア遠征にて全軍の十歩前を一人で歩いて“
でマルモンを説明すれば“人型Aー10”と言うべきモノで、機体を大型化させた事で、母体となったラファールでは不可能であった、
此のマルモンの完成度の高さの最大の理由には、フランスのIS乗り第一号且つ初代フランス代表であったグリシーヌ自らが開発リーダーだけでなく、マルモン試作型のパイラーをも務めた為であった。
因みにグリシーヌは欧州中のIS競技大会で絶対王者であり続け、IS乗り最強の称号“ブリュンヒルデ”を得るに十分相応しい器量を持っていたが、同世代により格上の折斑千冬(初代ブリュンヒルデ)がいるだけでなく、モンド・グロッソ等の世界大会で何故か千冬と当たって全戦全敗(尤もいい例が、千冬が途中棄権した第二大会で千冬と一回戦で当たって判定負け)、更に現役を退いたのと千冬とほぼ同じであった為に“無冠の女帝”と揶揄されていた。
だが人気は兎も角として、第二大会での棄権が原因で日本IS委員会からの永久追放処分等のIS財政界から冷遇される身である千冬と異なって、グリシーヌはフランスIS委員会会長(及び名誉会長)就任等、IS財政界に絶大な発言力を有する立場にいた。
しかも開発に散々口出ししたラファールを世界的ベストセラー機にしたグリシーヌの手腕は天下一品であったが、それ故に一族等から鬱陶しがられて日本支社社長に流されていた。
で話を戻して、完成当初のマルモンはマニアからは擬人化萌えキャラ(不味い事にグリシーヌに似ていたが、当のグリシーヌはえらく気に入って、とあるデュノア社主催イベントで此のキャラのコスプレをして現れた)が作られる程の神憑り的人気を得たが、第二世代型の延長線上且つラファールの一回り大きい巨体からIS乗り達からは嫌悪(但し乗ったら気に入る者が多々いた、要するに殆どが食わず嫌い)されていた。
況してやデュノア本社が次世代機コスモスが完成直前であったのだから尚更であったが、グリシーヌは日本の防衛省技術研究本部及び関連企業群がISを含む従来兵器の改良及び生産で手一杯だった事につけ込んで、取り敢えず自衛隊に試験配備させる事に成功した。
当然ながら大阪での一件でISに対する不信感が募っていた自衛官達はマルモンを冷やかに見ていたが、恐龍マグマの北海道襲来で全てが覆った。
当時、マグマはラファール群や自衛隊の防衛線を次々に突破して札幌まで目前に迫った時にマルモン群が到着して迎撃戦を敢行、見事に世界で初めてISのみでの怪獣駆除を成し遂げた。
此のマルモン群の勝因には先述の機体特性だけでなく“ラファールとの設計及び部品共用による整備のしやすさ”“武装を従来兵器のみにした事からの弾薬の早期確保”そしてなによりマルモン群の部隊を率いていたのが左遷されていた桜であった事にあった。
此の時の桜は自らもマルモンを一様纏って「逃げる奴は私が射殺する! 卑怯者として生き延びるより遥かに武人の本懐だろうよ!」との問題発言をして、背後からの半ば強迫じみた事を示唆させての的確な指揮を取り続け、結果マグマ駆除を成し遂げ、人が兵器の生き死にを決めるとの当たり前の事を示した。
で此の結果、桜は陸将補に昇進しての陸自最強部隊・旭川師団の司令官へ栄転、マルモンはデュノア本社のコスモスの破綻(シャルロットのラファール・リバイブ・カスタムⅡとの融合での消失)もあって、ラファール以来の世界的ベストセラー機となり、一部からは怪獣出現以降の没落の兆しが出てきたISの王政復古を期待されていたが、マグマ襲来の数ヵ月後の名古屋を襲撃したゴジラには無力であった為に水泡と化し、ただでさえ脅威的な怪獣の中でも、ゴジラが規格外の存在である事で分かった。
まぁ、それでも結果的に“大艦巨砲”ならぬ“大機巨砲”をいく事から
因みにマルモン元帥がナポレオンを裏切ってルイ十八世の親衛隊長となった事に関連してか、グリシーヌはマルモンの売上金を独占し、更に此の資金を元に他の支社長達と結託してデュノア本社にクーデター紛いな事をして自らが本社社長に就いて、膿となって経営難をもたらしたデュノア一族及びその信者を尽く追放、更にデュノア社に関与していた政治家達諸共逮捕劇が相次ぐ事を仕出かし、IS界の財政両面に衝撃を起こした此の出来事を“支社長達の反乱”と呼ばれている。(次のテストに出るよ~…)
“デュノア一族掃討”でシャルロット(元々デュノア一族から冷遇されていたが…)が気になるのだが、グリシーヌとシャルロットの仲は以外に良好……否、それだけでなく、グリシーヌはシャルロットを後継者にしたいらしく、シャルロットをIS学園卒業後に日本支社社長として修業させていて、色々と噂のあるフランス大統領選にグリシーヌが出馬したら、呼び戻して本社社長に就かせるのではとの噂があった。
で話を戻して、扱い易さに加えて怪獣の多発する此の御時世でA型より主流になりつつあるG型だが、ゴジラを相手にするには全ての面で不満があるのだが、アメリカが開発した対怪獣兵器メカゴジラの出現が更なる加速点となった。
ハワイやアメリカ西海岸への襲撃に備えて開発されたメカゴジラは、その開発開始時期がゴジラ初出現の翌年と言う半世紀以上との由緒正しきモノであった。
勿論、好き好んで長期間になった訳でなく、多発した技術的難題、技術革新に伴っての無理難題な設計変更、そしてなによりゴジラが出現しなくなった事からの必要性からの予算の縮小か停止が相次いだ為であった。
まぁ、どうであれ、継ぎ接ぎや鋲だらけ且つ古き時代を思わせるクラシックな姿で完成したメカゴジラは、香港でのジラ戦の半年後、オオタチ戦の傷が完治したゴジラのグアム島上陸を阻止する為に最初で最後の出撃をし……最終的には力任せに頭部をへし折られる(お陰で後日“マミる”ならぬ“メカゴジる”なる変な単語が出来た)等で破壊されてしまったが、不利との下馬評をひっくり返して以外に善戦し、勝者となるも左肩から大出血したゴジラが反転して史上初のゴジラ撃退に一様成功、“餅は餅屋”“目には目を”の言葉通り怪獣には怪獣をぶつけるのが一番の対処法だと証明した。
だがなにより、悲惨な完成度だったメカゴジラのゴジラ撃退は、より強力なモノを作ればゴジラ駆除も夢ではないと、そしてISの技術と経験が有ればより強力なメカゴジラ二号機の開発可能とのアメリカの発表は希望の光であった。
勿論、ゴジラが頻繁に襲撃する日本(相変わらず防衛技術研究本部等は身動きが取れなかった…)は真っ先に反応したが、軍の既望に反してアメリカが議会承認(曰く「日本より自国向けのを開発配備すべき」)に手こずっている間に、ロシアはモゲラで、イギリスはメカニコングで、独仏主導のEUはジェットジャガーで、特大の金づr……ではなく、市場になり得る日本へ名乗りを上げて対怪獣兵器の採用争いが敢行され……パワーに秀でたメカニコング、機動性の秀でたジェットジャガーの二機は砲火力が装備出来ない事(後者は支社長達の反乱での混乱でフランスが離脱した事もあった)から真っ先に脱落となった。
結果的にアメリカとロシアの大統領の売り込み来日が多々起こっての一騎討ちとなり……毎度の通りにアメリカ勝利が大方の予想だったが、条件付き(武装やシステム等のメカゴジラのノウハウを導入)のモゲラ採用との日本の発表は衝撃以外の何物でもなかった。
メカゴジラの敗北に“武装過重搭載による超重量”“致命的な冷却機能及び改良余白不足”“ゴジラ型に対する被災者(や左翼)への配慮不足”等が、モゲラの勝利は“複合双連式動力炉からの二機合体構造の惚れ込み(どちらか一方が完成したら実戦投入が可)”“ロシア兵器伝統の低コスト&質実剛健”“ロシア製戦闘機導入への布石(Migー35かSuー35購入への交渉開始との噂あり)”等が上げられていたが、結果的に米露からの“漁夫の利”を得た日本の外交的勝利であった。
尚、負けた三機はと言うと、ジェットジャガーは欧州共同防衛用に建造、メカニコングはロシアへ売却、そしてメカゴジラは日本のモゲラ建造に「ゴジラを初めとした怪獣達を免罪符に軍拡を進める日本から東アジアを守る」と口高々に叫んだ韓国が購入した。
だが“大和級戦艦建造と同等以上の一大事業”と称されたモゲラ建造は“建造予算高騰”“アレやコレやと新技術を試したい米露の要求”もあって試行錯誤の繰り返しであった。
特に当初は遠隔操作式を予定していた操縦系統は、当初のメカゴジラ最大の敗因が海中に引き摺り困れた事からの操縦不能、嘗てのイージスシステム同様にパイラー候補の自衛官達の器量にシステムが対応仕切れない(反応速度の低下は当たり前、酷い時はフリーズする)事から直接搭乗でのモーショントレース式の直接操作が求められた事が、茨の道となった。
で、日米露の三国はなんとか頑張って、ISを媒体としてパイラーと機体との神経を繋ぐドリフトシステム(元々此れはアメリカが戦闘機用に研究開発していた)によって解決をしたが、コイツには良くて機能障害、最悪脳死する程の凄まじい負担をパイラーに与える欠陥があるが、パイラーを増員する事で解決を果たした。
此の問題はメカニコングとジェットジャガーでは何故か問題にならず(なる訳がない、意図的に建造速度を落としてモゲラを噛ませにしていた事が後日判明)、メカゴジラ改め機龍号では同じく起こっていたが、機龍号はより質が悪い事に韓国の技術力不足だけでなく、韓国特有の納品詐欺(アメリカの調査では、どうも正規品の大方は中国に売られた模様)が相次いだ為、アメリカが韓国を身限って機龍号用の部品をモゲラへ転用を試みた為、モゲラ建造に余計な混乱が起きた。
尚、建造所に“完成予定日 永遠に無理!”との冗談書きがあるとの噂の機龍号は取り敢えず建造が進んではいたが、血迷った韓国が中国に泣き付くと言う暴挙を仕出かした為に技術が流失、中国が建造している紫龍に
まぁ、韓国のゴタゴタからの格安価格と言えどの機龍号の日本への買い取り事案が多々噂され、七割強への完成目前で“複合双連式動力炉を複合三連式に改めろ”との無茶振りがあったが、先んじて完成したガルーダの横浜での対ゴジラ戦参加を得て、間も無く完成しようとしていた。
感想・御意見お待ちしています。
本編での桜の問題発言は、とある猪突猛進な提督の“名(or迷)”言を少し弄っただけですが、分かる人いますかね?
前書きに書いた通り、既に後編は出来ていますので、それは近い内に投稿します……多分…