ゾイド寝言空言戯言集   作:読歩人

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アンダー海海戦後の共和国の水中戦装備に対する姿勢

 アンダー海海戦――共和国主力艦隊全滅の危機。

 

 第二次大陸間戦争、暗黒大陸上陸への過程で発生したこの悲劇はしかし共和国に大きな影響を与えなかった。

 何故なら作戦自体は成功したからだ。

 謎のゾイドに導かれ暗黒大陸への上陸とその海路の確保。

 損害にさえ眼をつぶれば寧ろ尊い犠牲の結果と考えれば足を停めることは許されない。

 

 しかしそれで許されないのは組織の悲しいところ、具体的には戦略、作戦、戦術、戦法等々問題点の洗い出しである。

 

 まず作戦目標は達したが、作戦立案段階での艦隊防空の不備である。

 帝国の空軍――レドラーやホエールキングによるザバット空爆を撃退した結果、制空権は共和国にあるという驕り。

 実際ストームソーダー・レイノス・サラマンダー・プテラス・ハンマーヘッドと共和国の優勢はゆるぎなかった。

 

 だが帝国にとって数的主力に当たるシンカーの少なさに気がつくことなく潜伏していたそれにより大被害を受けたのは戦術レベルでの完全敗北である。

 

 エアカバーがなくなった途端、小型ゾイドの群に主力艦隊が逃亡を余儀なくされる上に、危険な海域に誘導され海の藻屑になるとは笑えない本当に笑えない。

 

 

 そもそもウルトラ以外の艦艇――主にバリゲーター――あまりにも海中空中戦力に脆弱過ぎた。

 20mという小口径ビーム砲に僅かばかりの地対空ミサイル。

 海中を至近距離まで接近したシンカーの飛び上がりざまの雷撃と空爆に抵抗できないのも仕方が無い。

 

 プテラスを始めとしたウルトラの艦載機も魚雷や爆雷を搭載しておらず、サラマンダーも同じ。

 

 あまりにも対水中戦力に対する武装が欠如していた。

 

 

「制空権さえあれば大丈夫だ」

 

 圧倒的過ぎたそして事実圧倒的だった航空優勢が生んだ大き過ぎる油断それがアンダー海海戦の原因といえよう。

 

 プテラスに爆雷があれば、バリゲーターにホーミング魚雷があれば、シンカーを水中で撃破できずとも海面から空中に追い立てただろう。

 そうすれば対空射撃の機会も増え艦隊全滅の危機などという優勢な側の戦術的敗北――ひいては作戦破綻の危機を招くことはんばかったはずである。

 

技術屋曰く「魚雷も爆雷も無しに海上進軍するとか俺達は何を考えていたんだ?」

 

 制空権の喪失以外にも護衛のハンマーヘッドが敗北した場合、水中に潜むウオディックやシンカーへの対抗手段がなく、成すがままになるのだ。

 

 この反省の結果、後の水中用ブロックスゾイド、モサスレッジには魚雷が搭載されたとかなんとか

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