「我々に死ねというのか!」
第二次大陸間戦争終結後のガイロス帝国軍人の叫び、彼らが悲観にくれるのも仕方が無い。
ガイロス帝国の特に軍部はさんさんたる有様なのだ。
極寒の極地で暮らす民のため暖かい地を求め西方大陸に活路を見出した帝国は、しかし共和国の妨害を受け多くの犠牲を出した。
それだけならまだしも共和国の奴らは本土への侵略を開始したのだ。
なんという邪悪か!
ただただ民のことを思い強靭な野生種と軍拡のための古代遺跡を押さえようとしただけなのに、本土を! 本土に!! 攻め込んできたのだ!!! こっちは中央大陸に攻め込んで無いのに!!!!
しかしここまではまだ何とかなる、ニクス大陸は帝国の庭完全な迎撃を約束されていた。
なのに! ゼネバスの奴らがやりやがった!! アイゼンドラグーンによる防衛線の破壊に、損耗戦の誘発、トドメに首都ヴァルハラをボンバーするという狂気の行い!!
前大戦の敗北した劣等種が受け入れた偉大なるガイロスへの恩を忘れた裏切。
所詮、共和国の奴ばらと根は同じということか……戦場では一番槍や殿など名誉ある大任を任せていたというのに。
だが奴らの思惑は達成されなかった偉大なるルドルフ陛下の意向により、ヴァルハラボンバーは不完全なものとなり多大なダメージを受けた共和国はわが国の軍門に下る……はずだったのだ。
「どうして侵略者どもと講和してしかも助けなければならんのだ!!」
そうなのでここは共和国の残党を吸収し、ゼネバス――ネオゼネバス帝国を自称する反乱軍を討伐する流れなのだ。
なのにシュバルツ閣下は「共和国と講和してネオゼネバスに備える」と判断。
ルドルフ陛下も「戦火からの復興優先でそれとオーガノイドシステムは禁止順次退役」
「軍人に死ねと言うのか!!」
軍人がもっとも嫌う軍縮である、予算が減る、ポストが減る、なんらな戦争中の生存率が減る。
デススティンガーが暴走して精鋭部隊が壊滅したり、エースパイロット達が廃人になる程度でオーガノイドシステム廃止はあんまりだ。
現状のガイロス帝国軍はオーガノイド無しにしては維持できない状態なのだ。
デスザウラー
ジェノブレイカー
ジェノザウラー
レブラプター
ライトニングサイクス
ウオデック
デススティンガー
これら最新鋭機はオーガノイドシステムあってこそなのだ。
更にゼネバスの奴らが持ち逃げした機種もある。
バーサークフューラー
マッカーチス
ディマンティス
ディロフォース
グランチャー
ブラッディーデーモン
グレイヴクアマ
ダークスパイナー
キラードーム
ライガーゼロイクス
ガンタイガー
ドラグーンネスト
ガイロス帝国の貴重な資産を使い開発配備しながら牙を剥いた超最新鋭機たち。
同じく跡形も無く消し飛んだプロイツェンナイツの機体もそうだ。
アイアンコングPK
ハンマーロック
これら再開発から生産に莫大な負担&面子印象的に配備したくないゾイドを含めるとガイロス帝国軍は戦前、否それ以下のゾイドしか残らないのだ。
具体的に言うと――旗艦ゾイドがアイアンコングぐらいしかいない
他もレッドホーン、セイバータイガー、レドラー、イグアン……
「我々に死ねというのか!!!」
大事なことなので三回叫ぶ。
前大戦のゾイドで今大戦どころか次世代戦どう備えろと?!
仮想敵はネオゼネバス帝国吸収し西方大陸東方大陸に影響を広げたあの金髪鶏冠頭(共和国総司令官の蔑称)の超大国なのだ。
セイスモサウルスに始まりゴジュラスギガやエナジーライガー、凱龍騎、オマケにブロックスゾイド軍団……戦力差は考えたくも無い
ガイロス帝国軍部の憂鬱はまだ始まったばかりだ。