転生したらスライムだった件forDevil May Cry 作:サイトーサイト
お久しぶりです! 今回は短めなので 物足りないかと思われますが 久しぶりに書いたことで 少しだけブランクもどきが......それでも楽しめてくれると嬉しいです!
リムル「え? 倒れている人間がいた?」
恭二とミリムと 話し込んでいたら 突然リグルドがドアを開いて 慌てた様子で私にそう言った。
リグルド「はい......リグルが発見し、すぐに介抱したと......」
どうして人間が......もしかして フォビオが 食用とかに持ってきた人......!?
リムル「ごめん! すぐに案内して! 恭二も着いてきて!」
リグルド「わかりました!」スパーダ「わかった。」ミリム「私も行くのだー!」
そうして 私たちは 急いでその人間のいる場所に向かった......
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着くと、気絶している男が ベットに寝ており 私は大賢者に指示を送る。
リムル〈大賢者! すぐにこの人に回復を────〉
だが 大賢者からの返答は 私を驚かせた。
大賢者〈
リムル〈............はいっ!?〉
今 なんと言ったのだろう 私の知識賢者は......必要ない? 気絶している人に対する態度かな?
リムル〈ちょ......ちょっと!? 大賢者さん!? 必要ないって......〉
大賢者〈対象の人物は
リムル〈............はっ!? 回復!?〉
大賢者〈解。対象の体組織は凄まじい速度で超再生を行っています。魔素によるものではなく、対象が持つ固有の細胞.......いえ、
そう言っている 大賢者に若干引いていると 男から唸り声が聞こえた。
?「う......ッ......」
スパーダ「! 目ぇ覚ましたみたいだな。」
?「あれ......ここは......」
リムル「ここは テンペスト、私たちの国だよ。」
私の言葉に 男は驚いていた。
?「......あれぇ!? ここに来ちゃったの!?」
「「「......来ちゃった?」」」
ミリム「ねぇ 今「来ちゃった」って言ったよね?」
スパーダ「あぁ まるで「テンペストを知ってるような」発言だよな。」
たしかに......前に ガゼル王が 恭二が来ていない時期に来て、国についてとか模擬戦とかして 「この国はテンペストです!」って 名前付けたけど......まだ知名度とか上がってない気がするし......
リムル「......ねぇ あなたの名前は? それに経歴とか......」
?「え? あぁ......どうしようかな......」
スパーダ「どうしようか? お前 名前になんかあんのか?」
?「あーっ!いえいえ! 決して!......じゃあ......話します......」
男はベッドの上に座り、話し込んだ......って言うか 正座......? もしかして この人......
正吉「......えっと......僕は「津上 正吉」と言います......えっと......多分「日本」から来ました......はい......」
............日本人の名前......つまりは......
リムル「私たち以外の......日本からの転生者......?」
こうして 私たちの国に「国籍日本の謎の男」、津上 正吉が 来日した。
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━━━━━━━第三者SIDE━━━━━━
フォビオ「......ここなんだな?」
魔王カリオンの配下、三銃士の一人である「黒豹牙」のフォビオは、苛立ちを隠せない様子で眼前の不気味な洞窟を睨みつけていた。その背後には、道案内を務めたピエロの仮面を被った魔人──フットマンとティアが、薄気味悪い笑みを浮かべて佇んでいる。
フットマン「そう、ここでございますよ、フォビオ様! あなたの力を証明するにふさわしい「大いなる力」が、この奥で眠っているのでございます!」
ティア「うふふ、そうそう! むかつく魔王や、あの生意気なスライムとか あんな銀髪男なんか、ぜーんぶ踏み潰せるくらいの強い強い力なんだから!」
フォビオの脳裏に、魔王ミリムに一撃で叩き伏せられた屈辱が鮮明に蘇る。顔を歪ませ、拳を血がにじむほど強く握りしめた。
フォビオ(クソが.......! 俺は三銃士だぞ……。あの小娘どもめ、よくも俺をコケにしてくれたな.......!)
怒りに支配されたフォビオは、仮面の魔人たちの言葉が甘い罠である可能性など、微塵も考えていなかった。ただひたすらに、ミリムを、そして彼女を信奉するかのようなあの魔物の国──テンペストを そして 「突然しゃしゃり出てきて 自分を煽った男」をねじ伏せる力が欲しかった。
スパーダ〈......後悔すんのは お前だろ? 問題児くん?〉
今でもあの男の言葉が嫌にでも耳に入ってくる度に フォビオの奥歯が ギシリ と鳴る。
フォビオ「......ふん、いいだろう。この奥に何がいようと、俺の肉体と誇りをもって従えてみせる!」
大股で洞窟の闇へと足を踏み入れるフォビオ。その後ろ姿を見送りながら、フットマンとティアは顔を見合わせ、声を出さずに肩を揺らして嘲笑った。洞窟の最奥。そこには、禍々しいオーラを放つ「巨大な繭」のようなものが鎮座していた。不気味な鼓動を刻むそれは、
フォビオ「これが.......俺の力になる存在か.......!」
吸い寄せられるように繭へ手を伸ばすフォビオ。彼がその封印に触れた瞬間、洞窟全体を震わせるほどの魔素が暴れ狂い、フォビオの肉体を飲み込んでいく──。
一方、外では フットマンとティアが ハイタッチをして 大喜びしていた。
ティア「やったね!やったね! フットマン! これで「クレイマン」からの指示が何とかなったね! 」
フットマン「うん!うん! これなら 意地悪なスライムと暴虐な魔王も倒せるね!」
ティアとフットマンが手を叩き合って喜んでいるその時、洞窟の奥から響いていた地鳴りのような鼓動が、突如としてピタリと止まった。
直後、大地を揺るがすほどの圧倒的な
ティア「きゃああっ!? なにこれ、すごい魔素……!」
フットマン「おお、おお! 素晴らしい!
二人が見つめる先、洞窟の漆黒の闇から、赤黒い光の弾丸が飛び出してきた。それは空高くへと舞い上がり、瞬く間に巨大な影へと膨れ上がっていく。かつて世界を恐怖に陥れた災厄の魔獣――空泳ぐ巨大な怪魚の姿が、夕闇の空に現れた。
しかし、その怪魚の額には、フォビオの怒りと怨念が混ざり合ったかのような、禍々しい豹の紋様が浮かび上がっていた。
天を衝くような咆哮が響き渡る。その声には、カリュブディス本来の破壊衝動だけでなく、フォビオの歪んだ意志が混ざり合っていた。
カリュブディス(フォビオ)「ミリム.......リムル.......! そして、スパーダぁぁぁッ!! 貴様ら全員、俺の力で踏み潰してやる.......!!」
自我を失いかけながらも、激しい憎悪だけがその巨体を動かしていた。巨大な怪魚は、標的をジュラ・テンペスト連邦国へと定め、ゆっくりと巨体を反転させる。その周囲には、主の復活に呼応した無数のメガロドンが召喚され、空を埋め尽くしていった。
その光景を地上から見上げていたフットマンは、満足そうに腹を叩いて笑った。
フットマン「っはははは! 行きました、行きましたよ! これでテンペストもろとも、あの生意気な者どもは消し飛びます!」
ティア「うふふ、クレイマンもきっと喜んでくれるよね! さあフットマン、私たちも特等席で観戦しに行こうよ!」
二人の不気味なピエロは、狂ったような笑い声を残して、その場から掻き消えるように姿を消した。
――災厄の軍勢が、魔物の国へと進路を取る。
激怒に囚われ、自分が誰の操り人形になっているかも気づかぬ哀れな「黒豹牙」と、牙を剥く暴風の災厄。テンペストに、かつてない危機が迫ろうとしていた。
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次回 「暴風大妖禍」