転生したらスライムだった件forDevil May Cry 作:サイトーサイト
どうもー! お久しぶりです! 今回も書き上げました! どうぞ!
上空から白い影が疾風のごとく舞い降りた。
その人物は、手にした槍を恐るべき速度で振り回し、急降下してきたメガロドンの鼻面を真っ向から突き穿つ。それだけに留まらず、そのまま空中を蹴るようにして跳躍すると、目にも留まらぬ連続突き──いや、もはや一筋の閃光となった一撃を周囲の鮫どもに叩き込んだ。
?「にゃはははは! 素晴らしい! これほど肉厚な獲物がこれほど群れているとは! 突き甲斐、斬り甲斐があるというものです!」
真っ白な頭巾と着物を血風に揺らしながら、その女性──どこからどう見ても戦国武将のような格好をした美少女は、満面の笑み、いや、ゾッとするほどの戦意を孕んだ笑顔で戦場を駆け抜けていく。
リムル「ちょっと待って、槍!? っていうか、メガロドンをあんな豆腐みたいに滅多刺しにしてるんだけど........! 恭二 あの日と知り合い!?」
私が慌ててツッコミを入れると、肩に伊邪那岐を担いだ恭二が、やれやれと首を振った。
スパーダ「.........俺が呼び出した 英霊の新メンバーだ。あいつ「待機してます!」って言った直後にこれだよ.........あいつ何やってんだ?」
リムル「ほんとに何をやってんの!?」
正吉「うおっと!? なんだあのお嬢ちゃん、ものすごい剣気.........じゃなくて槍か!?」
次々とメガロドンを爆散させていく新手の乱入者に、前線にいた正吉くんやシオンも一瞬動きを止めて驚愕している。
ソウエイ「リムル様、あの者から敵意は感じられません。狂気にも似た高揚感はありますが........明確に、上空の巨大鮫のみを標的にしています」
影から現れたソウエイの報告に、私は少しだけ胸を撫で下ろした。ひとまず敵ではないらしい。
?「そこな者たち、見惚れるのは良いですが、手が止まっていますよ! 敵はまだ上空に売るほどいるのです、遅れをとれば私が全て平らげてしまいますからね!」
そう言って彼女は、再び「にゃーッ!」と鋭い気合の声を上げ、今度はカリュブディスの本体に向けて一直線に跳び上がった。その足元には、いつの間にか透明な足場のような魔力の奔流が渦巻いている。
リムル「いやいや、本体に一人で突っ込むのは無茶だって! ベニマル、ソウエイ、正吉くんもシオンも、あのマイペース武将の援護に回って!」
ベニマル「ハッ、承知いたしました! 頼もしい助っ人だ、負けてはいられんな!」
シオン「ええ! 私の剛力丸の切れ味、あの新参者に見せつけてやります!」
正吉「よし、それじゃあ僕がもう一発、デカいやつの注意を引きつけます! ........いくぞっ!」
正吉くんが再び鋭く地を蹴り、シオンとベニマルがそれに続く。恭二もまた、不敵に笑いながら伊邪那岐の刃を斜めに構えて 戦場へと躍り出た
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━━━━━━━第三者SIDE━━━━━━━
メガロドンの討伐は熾烈を極めていた。
ベニマル「燃えろッ!
ベニマルの放った漆黒の火炎が、カリュブディスの周囲を取り巻くメガロドンの群れを容赦なく呑み込んでいく。超高熱の黒炎に焼かれた巨鮫たちが悲鳴を上げる間もなく消滅していく中、その爆炎を割って、先ほどの白い影がさらに加速した。
?「にゃはは! 素晴らしい火攻め! ですが、焦げ肉にしてしまっては味が落ちるというもの! 鮮度が命の戦場、私が美味しく捌いてみせましょう!」
白い頭巾を翻した美少女──新参の英霊 「上杉謙信」は、空中を爆ぜるように跳躍すると、ベニマルの黒炎によって統率の乱れたメガロドンの死角へと一瞬で回り込んだ。
その手にある長槍が、まるで生き物のようにしなる。
謙信「──『一の突き』、そして『二の突き』、止めの『三の突き』ぃッ!!」
神速の三連突き。それはあまりの速さゆえに、同時に放たれた三筋の光条となってメガロドン3匹の眉間を正確に、そして同時に撃ち抜いた。巨体が内側から弾けるように爆散し、血飛沫が舞う。
シオン「なっ......! なんという手練れ.......! ですが、破壊の美学なら私と剛力丸も負けてはいません!」
シオンが対抗心を燃やし、大太刀『剛力丸』を大上段に構える。カリュブディスを守るように立ち塞がった巨大なメガロドンに向け、その怪力を乗せた一撃を叩きつけた。
シオン「はあああぁッ! 剛力破斬!!」
空間ごと叩き斬るような一閃がメガロドンを真っ二つに引き裂く。しかし、カリュブディスの魔力によってすぐさま次の個体が文字通り「湧いて」くる。
正吉「キリがないな.......! でも、本命の視線を逸らすくらいなら!!」
正吉が俊敏な動きで空中を駆け、カリュブディスの巨大な単眼の前に躍り出た。その身に纏う闘気を爆発させ、あえて最大の挑発を放つ。
正吉「こっちだ、デカブツ! お前の相手は僕たちがする!」
カリュブディスが鬱陶しそうにその巨体を震わせ、正吉に向けて無数の鱗弾を放とうとした。──だが、その隙をソウエイが見逃すはずもない。
ソウエイ「.......遅い。「粘鋼糸」」
影から音もなく現れたソウエイが、すでに空中へ張り巡らせていた見えざる糸を引き絞る。カリュブディスの動きが一瞬だけ完全に縛られ、その巨体が虚空に縫い止められた。
正吉「よしっ! スパーダさん! 頼みます!」
スパーダ「よっしゃ! 食らっとけよ 「次元残」ッ!!! 」ザババババッ!!!
スパーダは 手に持った 伊邪那岐を 抜刀し カリュブディスの翼部分を切り飛ばした。
リムル「いった! なら あとは
リムルが 片手に紫の渦を作り出した途端、大賢者から 報告が飛んできた。
大賢者〈告、カリュブディスの再生機関 及び 分裂が開始しました。〉
リムル「はぇっ!?」
リムルの驚きとともに カリュブディスの翼から ボコボコとうねりが始まり、やがては カリュブディスが 五体に増えたのだ。
リムル「ちょっとぉぉッ!? どうするのよこれ!?」
スパーダ「あちゃー........こいつは予想外だな.........,」
リムルとスパーダが そう考えていて 紅丸たちも カリュブディスに向けて入っていた それに同行していた正吉は 走りながら 自身の心の中は超焦っていた。
正吉(.......原作崩壊しすぎでしょぉぉぉぉぉッ!? なんでカリュブディスが五体に増えるの!? さすがにミリムさんでも この中から フォビオを探すなんて.......というより なんでここまで強化されているんだ!?)
正吉は考え そしてたどり着いた このカリュブディスの異常な強さを。
正吉(.........まさか......!? 俺が「この世界」に来たことで あいつらのスペックが上がってしまったのか!? でも スパーダさんは 転スラの世界には居ない存在.......いや それはいい! ........今必要なのは.......)
そして 全員が走っていく中 一人 足を止める正吉。
シオン「むっ!? おいどうした ショウキチ! 足を止めるなど.......」
正吉「すみません シオンさん! 俺 ちょっとあることをします!」
蒼影「........あること.....だと?」
正吉「はい! 「変身」です!」
そう言って正吉は、気迫を込めて両手を腰の左側へと引き絞る。
そのまま淀みのない一連の動作で、右手を勢いよく前方へと突き出し、そして力強く引き戻した。
──その瞬間、正吉の腰に、重厚な装飾を施された黄金と白銀のベルト『オルタリング』が出現した
正吉「……はぁぁ........変身ッ!!」
両拳をベルトの両脇にあるスイッチへ叩きつける。
キュゥゥゥーーン──ッ!という、空間を震わせる独特の駆動音が戦場に鳴り響いた。
それと同時に、オルタリングの中心部にある「賢者の石」が赤く烈烈と輝き、激しく回転を始める。正吉の全身から、魔素とは根本的に異なる、神々しくも荒々しい「光の力」が爆発的に溢れ出した。
シオン「な、何ですかあの光は.......!? 妖気でも魔素でもない、ですが恐ろしく純粋で、底知れないエネルギーが.......!」
ソウエイ「.......ただの装飾ではない。あのベルトから、世界を塗り替えるほどの『進化』の胎動を感じる。.......来るぞ」
正吉の身体が眩い光の繭に包まれる。
光が弾け飛んだその中心に立っていたのは、漆黒のアンダースーツに、黄金の胸部装甲。そして、超越者の証である、額から天へと伸びる「クロスホーン」を戴いた、気高き戦士の姿。
仮面ライダーアギト──グランドフォーム。
その立ち姿から放たれる、生物としての圧倒的な完成度と威圧感に、上空で槍を構えていた謙信すらも目を丸くした。
謙信「なんとッ!? なんと見事な具足........! いや、あれは肉体そのものが鎧へと変じたのですか!? これほど清廉で、どこまでも進化を続ける戦気、初めて見ました!」
リムル「ちょっと待って正吉くん!? 転生者だとは思ってたけど.......仮面ライダーだったの!? っていうかめちゃくちゃカッコいいじゃん!! 何それ!?」
スパーダ「へえ、面白い力を持ってんじゃねえか。スペックが上がったカリュブディス相手に、その生身の拳でどこまでやれるか見物だな」
5体に分裂したカリュブディスが、一斉に正吉へとその巨大な単眼を向け、全方位から無数の鱗弾を掃射した。空を埋め尽くすほどの絶望的な質量。しかし、アギトとなった正吉に焦りはなかった。
正吉「……これなら、身体が軽い。いける……!」
正吉は静かに拳を構え、大地を踏みしめた。
シュババババッ!!
激しい音を立てて迫る鱗弾の嵐に対し、正吉は最低限の動き──首をわずかに傾け、半身をずらすだけの超絶的な体術で、そのすべてを紙一重で回避していく。
ベニマル「速い、だけじゃない.......! 敵の攻撃の軌道が、まるで見えているかのような無駄のない動きだ!」
回避しながら一気に距離を詰めた正吉は、最も近くにいたカリュブディスの巨体に向けて、渾身のストレートを叩き込んだ。
正吉「ハァッ!!」
ドゴォォォォンッ!!!
ただの拳の一撃。それにもかかわらず、カリュブディスの強固な鱗を容易く粉砕し、その巨体を大きく仰け反らせるほどの衝撃波が炸裂する。魔力による防御を強引に貫通する「光の力」の打撃に、カリュブディスが苦悶の声を上げた。
シオン「おのれ、客人たちに良いところをすべて持っていかれてたまるものですか! 剛力丸、いざ参ります!」
正吉が作った隙を見逃さず、ベニマルとシオンが左右から別のカリュブディスを挟撃する。
しかし、5体に増えたカリュブディスは互いを庇い合うように連動し、強力な魔力砲を放ってきた。ドンッ!! と空間が歪むほどの衝撃波が前線を襲う。
スパーダ「チッ、数が多い上に、お互いを補完し合ってやがるな........! さとり、どれが
リムル「大賢者、解析急いで! .......って、どれも魔素の量が完全に均等!? ダメだ、これじゃどれを『暴食者』で喰えばいいか分からない!」
リムルが そう考えていると 一筋の光がリムルとスパーダの前に現れた.........その正体は........
ミリム「長いッ!! いつまであたしを止める気なのかーッ!?」
ミリムだった。
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次回 「龍星 爆発」