ハンターの人理修復旅   作:浅漬けプリン

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水着ビショーネ必勝祈願(投稿遅れて申し訳ございません)


第三節

目標を定めた所で、どうやって鍛錬していくかも考えよう。

まず第一にやるのは身体能力の擦り合わせだ。

 

前世はハンターだった事もありかなりの筋肉があった俺だが、今世はそうでもないようだ。太っていると言うわけではないが、この筋肉量で前世の動きをしたら怪我をしかねないし、翌日は筋肉痛で動けなくなるだろう。

 

「…が、一応試しておくか」

 

呟き、魔力を体内で循環させる。

肉体がやり方を覚えているのか、直感的にどう魔力を流せば良いのか理解できた。

 

血管一本一本に魔力を流していく。ムラが出ないように全身に均等に魔力を流していく。

一部に過度な力を掛けるのは危険だと前世の怪力の丸薬先輩で経験しているからここは慎重にする。

 

「なんか、妙な感覚だな」

 

急激に身体が強固な物になっていくと言う感覚があるのに違和感が全くない。

 

恐らくこの身体は一般的な高校生程の身体能力しかないはずだが、魔力で強化した今ならば…上位ハンターほどの動きが出来ても可笑しくはないだろう。

 

「これが魔力か…凄ぇな!」

 

前世と比べ物にならない程脆弱な身体でこれなのだ。もし元の水準…いや、その半分ほどまで体のスペックを戻せたのならサーヴァント並みの身体能力を手に入れられるだろう。

 

そして第二が虚数魔術と龍属性魔術の制御&行使である。

さっきは隠し通すと決めた龍属性魔術であるが、手札はあるに越した事はない。使えれば生き残れたのに使えずに死…なんて事にはしたくない。温存して死ぬのは御免である。

 

虚数魔術は言わずもがな、扱いが難しいが非常に強力な魔術である。

実体化した影を操ったり、虚数空間の様な、実際には存在しない空間にアクセスする事ができれば、人理修復でもグッと生存率が上がるだろう。

 

因みに放出魔術であるが、これは元々持っていた魔術だから使い方は直感的にわかる。そもそもかなり単純な魔術だしな。

 

カルデア入所まで残り2ヶ月、精々頑張ってみるとしよう。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1ヶ月半後………

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

急流な川の中に足を入れる。

そのまま川の中心の方まで移動して、目を瞑り意識を集中させる。

そのまま前傾姿勢になり、影を自分の周りに広げ、足元に手を伸ばす。

 

入った。

 

「ッッ!!!!」

 

瞬間、影から掴んだ獲物を振るい、目を瞑ったまま流木を連続で3本両断する。

 

4本、5本、6本。

7、8、9、10、11ッ!

 

次々とかなりの勢いで流れてくる丸太を両断していく。

 

「これで…50っ!!」

 

一際大きな丸太を両断し、目を開ける。

 

「……よっし、ナイスフルコンボ」

 

自分のいる場所よりも少し下流に、影で捕まえられている丸太の残骸を確認して大きく息を吐き、本日の修行を終了するのだった。

 

 

 

 

「虚数魔術と魔力強化の同時行使は上々、あとの課題は龍属性魔術だけか」

 

先程、俺がやっていたのは、虚数魔術の修行である。

山の急流を利用し、準備した流れてくる丸太を虚数魔術の影で察知して切り、その残骸を影で絡め取ると言う修行である。

 

これがやってみると中々難しい。自分の周囲に影を維持しながら影に触れた物を感知し影から取り出した刀で切って、少し離れた所で丸太を影で捕まえる……影ばっかりで頭がおかしくなりそうである。

 

 

 

修行開始から1ヶ月半、素の身体能力も向上し、魔力強化もスムーズになった。虚数魔術の行使にも慣れて、一見順調そうだが…

 

「まっっっっっったく制御できる気がしねぇな」

 

この龍属性魔術が全く使える様にならない。

今だに魔力を流しても殆ど変化が起きない。指先から何も効果のない紅い雷の様なものがちょろっと流れるくらいである。相変わらず他の魔術との併用は不可能だし、魔術を長時間維持するのも難しい。

 

「根本的に、人間が使える様な魔術じゃない感じがするんだよな…」

 

これは仮説だが、この属性は龍限定の魔術というか属性なのかも知れない。人間の肉体に馴染まないと言うか…少なくとも鍛錬でどうにかなる魔術ではなさそうと言うのが、1ヶ月半の結論である。写す価値なしやね。

 

それと、思わぬ発見というか驚きがあった。

虚数魔術の修行中、とうとう虚数空間にアクセスできる様になったため、開いてみるとなんと中に見慣れたアイテムが大量に入っていたのだ。

 

「一部だけっぽいが、前世のアイテムボックスの中身が何故か入っていたのは予想外の幸運だったな」

 

全く持って理屈は不明だが、ハンター時代の一部アイテム、武器、素材が入っていたのだ。

武器をどうしようか悩んでいたから、嬉しいは嬉しいのだが、この世界には存在しない鉱物やら植物やら生物の素材というのは、これもこれで厄ネタの香りがプンプンしやがるので基本封印とする。うっわ覇導玉とかありやがる。

 

 

それにしてもだが…

 

「…あと1週間で、カルデア、かぁ」

 

あまり実感が湧かない。ゲームの中にしかなかった光景がもう直ぐこの目で見れると言うのは、前世含めて2度目であるがやはり上手く現実として飲み込めない物だ。

 

「カルデア行ったらどうしようなぁ…」

 

取り敢えずベリル殺すか〜〜?




キング破産「晩鐘は汝の財布を指し示した…告死の羽…石を断つか。【死告天使】!!」


水 着 リ リ ス 天 井
水 着 プ タ 9 0 連 爆 死
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