ハンターの人理修復旅   作:浅漬けプリン

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今更ですが、現在の主人公の強さは第五次聖杯戦争のヘラクレスにギリ勝てないくらいです。
これからもっと盛るペコ。
孫一良いよね。


第四節

「何なの、何なのよコイツら!?なんだって私ばっかりこんな目に遭わなくっちゃ行けないの!?」

 

おっと、思ったより不味そうだぞ!?藤丸達の速度に合わせてたら間に合うか怪しいな。

 

「悪い!ちょっと先に行かせてもらうぞ!」

 

「え!?単独行動は危険…速っ!?」

 

今の俺の身体能力と強化の魔術なら平均的なサーヴァントよりも速度を出せる!これなら確実に間に合う!!

 

「あの人は…オルガマリー所長!?」

 

「もうイヤ、来て、助けてよレフ!いつだって貴方だけが助けてくれたじゃ…何よアンタ!?」

 

狙うは所長に一番近い奴!

 

 

転生してからレイシフトまで自分の戦い方を考えていた。

俺の魔術属性は火・水・虚数、そして【龍】。

Fateの世界に龍なんて属性は存在しないが、これは転生特典の様な物だと考えている。

今回使うのは虚数魔術の応用。虚数空間に物を仕舞い、瞬時に取り出す…擬似的なアイテムボックスの様な物である。

 

己の影から取り出したるは二振りの剣

 

砕光双燦閃ヴーブラク

 

かつて溶岩島にて討伐した猛り爆ぜるブラキディオス…その双剣である。

 

「シッ!」

 

一息の間に魔獣(スケルトン)の心臓部・頭部を穿ち、首を切断する。

既に事切れた魔獣の遺骸を蹴り飛ばすと、斬撃で付着した粘菌が激しく爆発し、遺骸を木っ端微塵にする。

 

続いて二歩踏み込み、離れていた2体のスケルトンの頭蓋を割る。

右から持っている槍を突き出してくるスケルトンは、槍を受け流しすれ違いざまに核を握り潰す。

そのままトップスピードに入り、近くのスケルトン6体を全て一撃で屠っていく。

 

(生きてる奴は…もういないか)

 

徐々に失速し武器を影に仕舞う。

そうして振り返ると、口を半開きにして唖然とする所長が見える。

なんて声を掛けるか悩んだが、原作のマシュのセリフを使わせて貰う事にした。

 

「戦闘終了。怪我は無いか?所長」

 

「貴方…彩斗?本物?あの爆発から生還したの?それに今の動きは…」

 

「本物だ。それにあれから生還したのはお互い様だろ?色々積もる話もあるだろうが…来たな」

 

「合流しました!戦闘、お疲れ様でした」

 

藤丸達も到着した様だ。マシュはほとんど息を切らしていないが、純人間で、少し前まで一般人だった藤丸は顔を青くして肩で息をついている。

 

「カヒュ…マシュ…ちょっと……速…すぎ…」

 

「す、すみません先輩…」

 

元々俺の今の戦闘能力を見て驚いていた所長だが、マシュをしっかり視認し、更に目を見開き、警戒しながら言葉を放つ。

 

「……………どう言う事?」

 

「所長………?あぁ、今の状況ですね。簡単に説明すると…」

 

「違う、いや、それも重要だけど、貴女のその姿…」

 

「はい、信じがたい事だとは思いますが、実はーーー」

 

「サーヴァントとの融合、デミサーヴァントでしょ。そんなの見ればわかるわよ。

私が聞きたいのはなんで今になって成功したのか!!

それになんでAチームの彩斗がいるの!?サーヴァントでも無いのに何なのさっきの身体能力!?

一番は貴女!私の演説に遅刻した一般人!なんでマスターでもない人間がサーヴァントになったマシュと契約出来るの!?

サーヴァントと契約出来るのは一流の魔術師だけ!アンタなんかがマスターになれる筈がないじゃない!!その子にどんな乱暴を働いて言いなりにしたの!?」

 

だいぶ混乱しているな…仕方のない事だけど、この状況を今の所長に簡単に説明するのは難しい。

ここはマシュと藤丸に説明を任せよう。自分で説明するとややこしくなりそうだ。

 

「そんな事言われても…」

 

「それは誤解です所長。強引に契約を結んだのは、むしろ私の方です」

 

「なんですって?」

 

「経緯を説明します。その方がお互いの状況把握にも繋がるでしょう」

 

 

*************************

 

「……以上です。私達はレイシフトに巻き込まれ、ここ冬木に転移してしまいました。他に転移出来たマスター適性者はこちらの一条さんしか…」

 

「私の方でも確認したわ。他に生き残ったマスター適性者はいない。と言うか、一条がおかしいのよ」

 

「一条さんが?どうしてでしょう」

 

「私も貴女もそいつも、レイシフト出来たのには共通点がある。それはコフィンに入っていなかったことよ。

生身のままのレイシフトは成功率は低いけど決して0にはならない。

一方、コフィンにはブレーカーがあるのよ。シフトの成功率が95%を下回ると強制的に電源が落ちる様になっているのよ。

なのにどうしてレイシフト出来ているのか…喋って貰うわよ」

 

やはりと言うか、コフィンの中で待機していたらレイシフト出来ていなかった様だ。しかし、事前にコフィンから抜け出していたと知られると不信感を与えるだろうし、誤魔化しておこう。

 

「恐らく、爆発の衝撃でコフィンのロックの制御部分にエラーが出たんだろう。結果俺は外に投げ出され、おかげでレイシフト出来た…と言うのが俺の推理だ」

 

「推理?」

 

「あぁ。俺はここ(冬木)で目覚めた時に、座標がズレたのか知らないが瓦礫の中に埋められていた。意識が無かったから詳細は分からんが、大体こんな所だろう」

 

「はい、私も、先輩も一条さんが瓦礫の中から這い出てくるのを見ました」

 

「……フン、まぁ良いでしょう。色々と疑問はありますが、ひとまずは良いです。

藤丸立香。緊急事態という事で、貴女とキリエライトの契約を認めます」

 

「ここからは私の指示に従ってもらいます。

…まずはベースキャンプの作成ね」

 

BC(安息の地)…良い響きだ…心が静まる…

 

 

 

「わたし、ほぼ置いてけぼりだった…」

 




会話ばっかで全然話が進んでねぇじゃねぇかオォン!?
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