皆様も健康にお気を付けて…
河上さん良いよね…
現在私は近寄るだけで花椒の香りがする教会付近に来ております…
あの後、マシュの盾を触媒に召喚サークルを設置し、カルデアにいるドクターと連絡を取った。
俺と所長が無傷で生きている事に大層驚いている様子だったが、そこは無理矢理納得して貰う。
(…だが、所長はもう既に死んでいる)
ここに居る所長は肉体の残留思念。魂だけの状態の様なものだ。
この冬木の特異点を攻略し、元の時間軸に戻れば所長の魂は消滅し、死が確定してしまう…
が、一つ対策案を用意した。
それがこの【冰龍の零玉】である。
これはイヴェルカーナと呼ばれる古龍の宝玉であり、ゲームでのこのアイテムのフレーバーテキストは
[冷気を統べる冰竜の根源。内包する冷気は触れたものの心魂を凍てつかせるという。]
と説明されている。
これはかなりの賭けになるが、成功すれば所長の魂を冷凍保存して、この特異点から持ち帰った後義体などに憑依させる事が出来るかもしれない。倫理観とかは気にしない。
それにこれは先の話になるが、2部の恐らくラスボス…異界の神への何らかの牽制になるかもしれない。生憎俺は2部6章の途中までしかストーリーの内容を知らないため、異界の神がどんな存在かまるで知らない…が、何らかの変化には繋がる筈だ。
と、そんなことを考えている間に建物の外に気配を感じた。恐らくシャドウサーヴァントだろう。
「マシュ、気付いてるか」
「……?…っ!先輩!敵襲です、指示を!」
『待つんだ!この反応は…!」
「な……まさか、あれって!?」
シャドウサーヴァントのお出ましだ!!
見た目的にライダーの影の様だな!
『そこにいるのはサーヴァントだ!
戦うな!マシュ!彩斗!立香!君達にサーヴァント戦はまだ早い!!』
「そんなこと言っても逃げられないわよ!」
「やるよ!マシュ!」
「はい。最善を尽くします…!」
俺も気合い入れていくか!初めてのサーヴァント戦だ!!
己の影に手を伸ばし、再び双剣を抜刀する。
シャドウサーヴァントとは、正規のサーヴァントのなり損ない。故に宝具は使えない…が、その膂力は健在。
ライダーの影は自分の間合いに飛び込んできた男に鎖のついた長剣を振り抜く。その一閃はは一般人なら何も知覚できぬまま体を断たれ即死するだろう速度。
しかし彩斗は剣の腹で一撃を流し、隙の出来たライダーの片腕に刃を振るう。ライダーは予想していた様に反応し、剣を受け止めると共に剣に繋がれている鎖で反撃を繰り出す。
脳天を狙って蛇の如く突き進んでくる鎖の先端を首を傾げ回避し、そのまま切り掛かって来るライダーを迎撃し、双剣同士の鍔迫り合いへと移行する。
(速ぇえ上に重い……!!これがサーヴァント…!)
所で、ライダーの筋力を知っているだろうか。
ライダーの筋力はB。この数値は、かの山の翁や、ギルガメッシュ、イスカンダルなどと言った強力なサーヴァントと同等である。
勿論筋力が全てを決する訳ではない。が、一般人と比べ、天と地ほどの差がある。
段々と鍔迫り合いの均衡がライダーに傾く。
このまま押し勝てると判断したライダーは彩斗の無防備な腹に蹴りを入れようとする。
「援護します!」
その直前、背後から痛烈な打撃を与えられる。
正に超人的な反応速度で反撃を繰り出すが、視界を覆うほどの大盾に防がれる。
好機と見た彩斗も鍔迫り合い中のライダーの片方の刃を爆破で弾き、連撃を浴びせる。
ライダーも必死で防御する、が、マシュもその隙を見逃さず、盾による殴打を次々に繰り出していく。
多勢に無勢。防戦も虚しく、影が溶けていく。
「…消滅を確認。戦闘を終了しました。お疲れ様です、一条さん」
「ぷは〜助かったぜ、マシュ。お疲れさん」
正直、少し危なかった。たかがシャドウサーヴァントと、何処か油断していたのかも知れない。
相手は神代の怪物。人間に形は似ていても前世の化け物共と同じだ。それが再認識できたと考えよう。
それに、これで終わりでなはない。
『安心するのはまだ早い!さっきと同じサーヴァント反応がこちらに接近してきてる!連戦は危険だ!』
「不味いじゃない!!さっさと撤退するわよ!」
「私も賛成です。今回は大丈夫だったとは言え、敵の戦力が未知数です。ドクターの言う通り、連戦は避けるべきです」
「同意見だな、藤丸もそれで良いか?」
「さっきから思ってたけど立香でいいよ!私も賛成!」
それじゃ、撤退するか。
四人で移動すると、移動速度的に原作通りに大橋辺りで追いつかれるだろうが、助っ人もいるだろうし、さっさと逃げるが吉だな!
原作の方の主人公をもっと喋らせたいでござる。
冬木の間は所長がたくさん喋ることになりそうだなぁ…
アンケートの結果、サーヴァントは召喚するけど主人公がメインで戦い、その援護って感じになりました
誰召喚させよう…