ブルアカwithタイタン   作:白熊太郎

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 感想くださった方、ありがとうございます!!



 前回「次は戦闘書きます!!」とか意気揚々と息巻いてたくせにぃ、戦闘以外の内容だけでいい字数になったからって再び次回に持ち越すフザケた奴は何処のどいつだ?(自己紹介)
 字数管理と見通しがガバガバだよね(自己批判)
 親の顔が見てみたい(帰省)

 (それがし)、流石に次回も戦闘なかったら、潔く出家する所存



 今回も主人公が転生するときに交わした神とのやりとりを回想するシーンがあります。神の発言は『』で囲っているので、『』が出てきたら回想始まったんやなと思って下さい。


第四話:休日にて

 

 

 

 

———物足りない

 

 

  ……それが俺の素直(すなお)な感想だった。

 

 

 

 テレビ中継では、キヴォトス各所が活気づいている様子が、通行人たちが奏でる喧騒をバックミュージックにして説明されている。

クロノススクールの制服に身を包んでいるレポーターの口元は、いつもより(ほころ)んでいるように見える。

彼女もまた長期休暇に浮かれているのだろう。

画面上部を滑っていくテロップには、日頃見ることのない規模の渋滞について淡々と書かれている。

 

 

 ふとカレンダーに目を向ければ、柏餅のイラストが目に入った。

 

 今日は5月5日。

今はゴールデンウィークの真っ最中。

多くの生徒たちが待ちに待った黄金の休暇(ゴールデンウィーク)も既に半分以上が過ぎた後である。

 

 もちろん俺、(あかがね)ザクロもその一人であった。

キヴォトスに転生して初めてできたトリニティの友人たちと、早く休みにならないかと軽口を叩き合っていたのが思い出される。

 

 

 そう、俺は俗に言う神様転生というやつでトリニティの1年生になった。

順当にいけば、原作開始時には3年生(留年注意)

 

 トリニティと聞くと、お嬢様学校の負の側面が強く、いじめなど陰鬱な嫌がらせ行為が横行していると身構える人もいるだろう。

しかし、この目で直に見てみて、それはあくまでもトリニティの一面に過ぎないと感じた。

 

 実際、一部の生徒たち、主にティーパーティの主要三派や有力な部活動など、トリニティの政治に関わるところでは実権争いの中で泥沼のいがみ合いになっているようである。

しかしながら、派閥や政治争いから距離を取れば特段ひどい事態にはなっておらず、普通の学校生活を送ることもできる。

俺のクラスメイトたちも皆”良い人”だ。

おかげでこの3週間の学園生活は明るく楽しいものにすることができた。

 

 そのせいか、初の長めの休みで何日も彼女たちと会っていないと寂しく思う。

特に親しい何人かとは休みの間にも遊びに行ったが、それでも寂しさを感じたのは、多分、俺が彼女たちだけではなく学園生活までひっくるめて気に入っていることが理由だ。

好きなゲームの世界といえど、ここまで学園生活を好きになるとは予想していなかった。

本当に、学園選びでは良いチョイスができたと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

『学園選び、どうする?』

あの後、神に言われた。

 

『さっき言った通りさ。まだ原作改変することはできない。だから、アビドスはあまりお勧めできないかな』

 

「…………」

 

『アビドスへ通わせることももちろんできるんだよ。

 

  ——でも、梔子ユメを助けられない以上、アビドスへ行けば徒らに苦しむことになるんじゃないかな。それこそ、小鳥遊ホシノのように』

 

 正直、受け入れ難い話で、今でも何か手はないかと考え続けてしまう。

 

 

 アビドスへ行って、ユメ先輩を助ける。

神に会い、ブルアカ世界に転生と聞いて、初めに思ったことだった。

 

 なのに、神からそれ(先生が来る前の原作改変)は叶わないと言われてしまった。

当然俺はいきり立って理由を詰め寄ったが、神の答えを聞いて力が抜けてしまった。

 

———それほどに規模が大きく、仕方がない理由を聞かされた。

 

 

 転生しようと、相変わらず世界は残酷なんだな………

俺が期待していた、何でもチートで解決して、誰も彼もが傷つかない世界はどうやら無いらしい。

 

 

 

 

 ここまで見ると、俺がアリウスよろしくヴァニタス思考に片足を突っ込んでいるように見えるかもしれないが、俺は投げやりになって全てを諦めたりはしない。

 

だから、

 

 

 

 

『やはり、ブルアカへの転生はやめておくかい?もっと平和な作品に————

 

「いや、俺はブルアカ世界へ行きたい」

 

『……良いのかい?』

 

「ああ、全てが思い通りに行かないのなんて、今更だろ?」

 

 そうだ、生まれた時から死ぬ時まで自分の願いが叶い続ける人なんてまず居ない。

皆、残酷な現実に打ちのめされて、それでも生きていくんだ。

 

「俺は自分にできることを精一杯にやってみる。別に、全ての原作(ストーリー)を変えられない訳では無いんだろ?

だったら、少しでも良い結末を迎えるために俺は進み続ける。」

 

『相わかった。君の覚悟を信じよう!君の理想に少しでも近づけることを祈っているよ。』

 

そう言うと、神は真剣な顔で口を開いた。

 

『今一度問おう。君はどこの学園に行きたい?』

 

 

 

「……俺は、

 

 

 

 

 

 

  トリニティへ行く!!

 

 

『トリニティか。理由を聞いても?』

 

「《エデン条約編》の舞台になっているから。1番はそれだな」

 

 ブルアカのストーリーの中でも、エデン条約編は間違いなく山場の一つだろう。

 

 エデン条約。それはキヴォトス二大マンモス校、ゲヘナとトリニティの宥和を目指した条約。

そこへ絡んできたのはかつてトリニティの統合へ異を唱えたために破門され、弾圧の末に地下墓所(カタコンベ)奥地へと追いやられた学園(分校)、アリウスとその背後にいるゲマトリアの一員(メンバー)ベアトリーチェ。

 

 一時は先生が撃たれ、意識不明となってしまう状況に陥るものの、各生徒の懸命な足掻きによって最後にはベアトリーチェを退けるに至る。

 

 

 とまあ、ざっと解説するとこんな感じである。

見ての通りまあ規模がデカい。

ここにうまく介入することができれば、かなりの悲劇を減らすことができるだろう。

 

 特に、先生が撃たれるイベントは絶対に回避したい。

死なないとはいえど撃たれるのはかなり辛いだろうし、生徒たちも大いに傷つくことは想像に難くない。

 

 

 もちろん、他の学園に所属して条約編のときに介入しに行くこともできるが、それよりかはトリニティ所属の方がいろいろ動きやすいだろう。

他の学園でのイベントに関しては、俺は先生が来たらシャーレに所属し、先生と共に各所に赴いて介入するつもりだ。

 

 それらの旨を伝えると、

 

『よしよし、トリニティで入学手続きをしておくよ。家もトリニティの自治区でいいでしょ?』

 

 

 

……これが、俺がトリニティを選んだあらましだ。

 

 

 

 

 

 

 まあまあ打算的な理由でトリニティを選んだわけだが、それでも学園生活を楽しむことができているので良かったと思う。

ちなみに、俺はできる範囲で原作改変を目指すつもりだが、ひとまず、キヴォトスで過ごす時間の全てを原作改変の準備などに奔走して費やすつもりは無い。

 

 これも神のアドバイスだが、俺はこれからブルアカ世界で実際に生きていくため、かなり時間が有り余っている。

実際、俺が転生してから原作ストーリーが開始するまでにはまだ2年の猶予がある。

ゲームの中なら大事なイベントだけが取り沙汰されるため、2年間などあっという間だろう。

下手をすると地の文で「2年後………」と書かれておしまいかもしれない。

 

 しかし、現実では時間をスキップすることなどできず、原作開始まで2年間730日を全て生きなければならない。

そんな長い期間ずっと戦いの準備をしていたら思い詰めてしまい、原作ストーリーが開始するまでに燃え尽きてしまうんじゃないかと言うのが神の言い分である。

 

 

 ……おっしゃる通りでございます(唐突な敬語)

漫画やゲームならいざ知らず、俺はこれから転生して第二の人生を歩む訳である。

実際の人生で、命を失うかもしれない戦いに備えて準備し続けるのは俺にとってなかなかハードルが高いんじゃないだろうか?

それができるすごい人(超人)も世の中にはいるが、俺はそんな超人ではない。

 

 

……さすがは神様、俺のことをよくわかっているな。

 

 

『それだけでもないよ。ザクロ君は異世界転生できるんだから、せっかくなら学園生活もたくさん楽しんでほしいな。原作ストーリーの中のいろんな戦いも大事だけど、何気ない日常を楽しむのも醍醐味だと思うよ』

 

とのことなので、しばらくは楽しく過ごすことも大事にしていこうと思う。

原作ストーリーに介入するための準備も、できることから始めていけばいい。

 

 

 

 よし! せっかくだから、砂漠で巨人化の練習でもしようかな。

 

 この一ヶ月、休みの時や時間がある日にはアビドス砂漠の廃墟に行って巨人化の練習をしていた。

そのおかげか巨人状態でよりスムーズに動けるようになったし、巨人の持続力も伸びてきている感じがする。

 

 今のところ、他の巨人の力は使えず、ただ一般15メートル級巨人を操作することしかできないが、経験を積めば9つの巨人の能力もそのうち扱えるようになるとのことなので、積極的に巨人化の練習をしよう。

 

 何より面白いからね。

俺は『進撃の巨人』が好きだったから、異世界転生で巨人の能力を使えるようになったのは僥倖に恵まれたと思う。

 

 さてさて、善は急げというし、アビドスに行こ。

ゴールデンウィークといえどアビドスなら混んではいないだろう。

 

 

 

 

 

 

 ……この時の俺は、この世界で初めて戦闘に身を投じるのが今日だとは思っていなかった。




 ※カレンダーは2026年準拠

 『進撃の巨人』要素が全然ないじゃないか(憤慨)
 タイトル詐欺にならない?大丈夫?


 こう、実際にSSを書いてみて思ったのですが、言語化ってめちゃくちゃ難しいんですね。描きたい場面があってもどう書けばいいか全然思いつかないよ。
……もっと語彙力つけなくちゃ
 
 言語化以外でも、ルビや傍点などの《タグ》の使い方も要勉強です。結構印象変わりますよね。まず何ができるのかも把握しきれていません。初心者脱却は厳しい。行間とかもいろいろ工夫してみるので、暇だったら注目して見て下さい。


 次回は絶対戦闘シーン書きます。嘘ついたら針千本飲みます。絶対です
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