ダンロンv3 実況プレイ 超高校級の幸運ルート   作:佐倉シキ

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53回目のコロシアイ 10

 

 

 

カスは扇子をバッと開いて煽るように笑います。負けたばっかのくせに何やこの余裕。ぽまえ道化か?

 

「モノクマに裏切られたので言いますけど、貴方達が探している裏切り者……首謀者と私は別です」

「どうだか、それも怪しいぜ」

「疑うのでしたらご勝手に。ただ一つ言わせてもらうと、私はあくまで取引しただけです。誰が黒幕なのか、もしくはその仲間なのかは存じません。いるということは知っているんですけどね」

「じゃあどうやって見つけ出せって言うんだよ」

「何かいい方法とかないのかな?」

「さぁ? せいぜい疑いあって殺し合っては如何でしょう? もしかしたらやっぱり私なのかもしれませんよ? それか意外なところで最原クンとか、覚えてないって嘘をついてる天海クンかも!」

「ぼ、僕は違うよ!」

「はぁ……言って信じてもらえるか分からないっすけど、俺も違いますよ」

「ま、私にぶん殴られて死にかけた訳ですしね。そりゃキミは違うか。馬鹿正直に隠し扉の前に行って撲殺されかけるなんて、首謀者なら間抜けすぎる」

「……」

 

草。カスはカスでも煽りカス? 次の被害者はお前だなこりゃ。見て、天海が何とも言えない顔してる。見た事ない顔してる。草。

 

「こんな感じで友兼ちゃんも裏切り者で俺たちの敵な訳だし、それ以外にも内通者っぽいやつはいると思うんだよねぇ。あ、ちなみに友兼ちゃんはもちろん違うよ! くだらない凡ミスでトリック全部見抜かれるような黒幕なんて間抜けすぎて話にならないもんね! コイツは前座だよ、前座!」

「……」

 

煽りカスが2人……来るぞ遊馬!

 

「あはは! こんな状況でいつまでも協力とか頑張ろうとか前向きなことばっか言ってると、手痛いしっぺ返しを食らうことになるよ」

 

と、ここで怒った百田が王馬に突っかかりますが、逃げられましたね。それに続くように天海も出て行ってしまいます。気まずいので私も帰りましょう。多分すぐ後に星が抜けて、飯食ってます。

昼時間は特にやることもないので引きこもりで大丈夫です。ぼっちだって? べ、別に寂しくなんか以下略。まあ撃たれたし2、3日は安静にしないとね。

 

あ、でも一旦モノクマにブチギレておきたいんで夜時間にこっそり抜け出して誰もいない体育館にモノクマを呼び出します。そんで来たと同時にモノクマの左目にナイフをブッ刺しました。

 

「こら〜!! どう言うつもりなの!? 学園長へ危害を加えるのは禁止って言ったよね! お仕置きされたいの!?」

「先に裏切ったのはそっちじゃないですか。私は気まぐれで撃たれた分の仕返しをしただけです」

「はにゃ? 裏切りって、なんのこと?」

 

ぽまえガチでぶち殺すぞ。そもそもワイはお前が勝ち残ったら全員蘇生させるって言うから事件を起こしたし、バレたとしてもまた次の機会を狙うつもりやった。それなのにテメェのせいでそれすら難しくなった。

お前がやれって言うからやってんのに、主催者が邪魔をしてくるのはどういう了見なんだと。ワイVS天海だって言ってたやろがい! とね。デスゲ主催者がゲームに介入するのってマジで良くないと思うんすよ。それも気まぐれで特大の秘密をバラすなんてカスオブカス。

 

「こんなにやりにくくなったゲームに最後まで乗るつもりはありません。貴方のせいで全員から貴方側の人間だと警戒されることになった。ただ追い詰められて事件を起こしただけだと思われていれば、まだやりようがあったのに。これでは勝ちの目があまりにも小さすぎる」

「それでもそれを覆してこその、“超高校級の幸運”で、“超高校級の生存者”でしょ?」

「どうかな? このまま頑張っても惨めな道化にしかなれなそうですけど……見せ物として笑いものにされるのは嫌なんですよね。これを見ている方々がどう思うかは知りませんけど、お仕置きしたければすればいいんじゃないですか?」

「そう投げやりにならないでよ! 最近の若い子ってすーぐ辞めるとか言い出しちゃうんだから。甘えだよ、甘え! 世間はそんなに甘ったれた態度で許してくれるほど甘くないよ? 本当にもう諦めちゃうの? キミのせいで死んだ彼らが可哀想だとは思わない?」

「別に、思いませんけど」

 

そもそもみんな自主的に参加したわけですしね。蘇生を目指してやるってのはワイの慈悲やったんやぞ!(傲慢)

 

「じゃあ、キミとの取引は無かったことにする?」

 

え、嫌ンゴ!!

 

「だよね! だと思った。結局キミには選択肢なんてないんだよ。最初から、やるしかないんだよ。ボクが何をしようと逃げ道なんてないんだからさ! ボクとの取引はずっとずっと有効なんだから、最期まで諦めないで頑張ってよね」

 

そう言うとモノクマはうぷぷと笑います。最高に盛り上がってるのだと。このコロシアイは今までとは一味違う。それがいい刺激になっているんだから、キミはもっとこれからも頑張ってよと告げます。死んでね。

 

「とりあえず、今回の校則違反は見逃してあげるよ。さっきのキミの言った通り、銃撃とこれで、チャラってことで」

 

そう言うと早く帰って寝ないと健康に悪いよと舐め腐った事を言ってモノクマは帰りました。おいマジでこっから入れる保険とかないんか? やっぱりもう全員生存させて全部見破っての完全勝利しかないんか? 一応生き残りというルールは守ってるし、それで蘇生いけるか? 

 

まあ、やるしかないって事やね。

とりまため息をついてナイフを拾って帰ります。てかこいつ毒薬の他に刃物も隠し持ってたの殺意高すぎて草。早くどこかに閉じ込めろ。

 

さて、そんな感じで次の日の朝。新たな動機が置かれていますね。まあ8割以上の確率で自分のが置かれるんで問題なし。起動しましょう。

 

【友兼雅生の動機ビデオ きみの動機は何だ!?】

 

ほらな?

フラグを立てておいて回収しない実況者の屑がいるらしいですね。しかし、普通に考えてください。2割を引く方が確率的に低いんじゃ。でもこういうのってRTAとかやってて急いでる時に限って2割引くんですよね。まあええわ。友兼くんの動機ビデオを見てみましょうかね。

 

【オマエラの“大切な人は誰かなー? はじまり、はじまりー】

 

はい。寝っ転がって動画を見ましょう。

 

【“超高校級の幸運”兼、“超高校級の生存者”である友兼雅生くん。

“ありえない偶然”すら味方につける、まさに規格外の才能の持ち主です。

そしてなんと! 彼は過去にもコロシアイ学園生活を経験済み! いや〜、すごいよねぇ。一度きりでも地獄みたいな環境なのに、それを乗り越えた実績持ちだなんて、尊敬しちゃうなぁ!

 

そんな彼には、かつて共に過ごした仲間がいました!生き残ったキミたち2人を含めて、総勢15人! 友情、絆、信頼、青春のフルコースってやつだねぇ!

ああいや、キミは普通に嫌われてたっけ? だって事件を無理やり起こしたり、和を乱すようなことばかりしてたもんね!

 

まあいいや。とにかく! 今回、我々取材班はその仲間たちからメッセージを……おっと、失礼しました! 無理でした! キミたち以外の13人。全員、死んじゃったんだったね! ボクのお仲間だった1人を除いても、12人みーんな死んじゃったんだったよ!

 

いやぁ残念! 本当ならここで、泣けるコメントをたっぷりお届けする予定だったんだけど、無理無理! だってもう誰も喋れない。声を届けられる人間が一人も残ってないんだからさ!

 

……で、最後に残った2人のうちの1人が君。さすが“超高校級の幸運”。ちゃんと生き延びた。

 

ねぇ、今回も同じこと、できるよね?

ボクとの約束、守れるよね? みんなキミに期待してるよ】

 

カス死ね(直球)

13人の学園生活の写真が流されると同時に死体の写真に切り替わる極悪仕様。これで傷つくような友兼じゃないから問題ないけど、ワイじゃなかったら病んでたね。昨日の今日でこれ送ってくるって完全に喧嘩売られてるよね? お前マジで超高校級のラッキーボーイをあんま舐めんなよ?(イキリ)

 

てかこれが他人の元に渡ってたらとんでも無いことになってたよ! 危険物送ってくんなや!

 

さて、そんなこんなで、「こんにちは、新しい動機が配られたみたいですね」とニコニコで食堂に行くとみんなの動機ビデオが入れ替わった状態で配られていると言うことがわかります。これには友兼くんも呆れ顔。それってなんの意味があるんですか……。

 

今は交換するかしないかの議論が行われていますが、この後友兼くんにやってもらう凶行を考えると黙っていた方が得策ですね。好きにしてクレメンスのスタイルです。

 

「ねぇ、さっきから黙ってるけど友兼ちゃんはどう思うわけ? 裏切り者のキミはこの事に関して何か聞いてたりするんじゃないの? 交換するべきかしないべきか、お前はどう思う訳?」

「聞いてどうするんです?」

「モノクマサイドの人間の意見として参考にさせてもらうだけだよ」

 

おっと、みんなの視線がこっち向いてしまいました。だるいから曖昧に濁します。

 

「……どうでしょうね。観れば何かが変わるかもしれないし、観ないことで保てる心もある。それはどっちが正しいってわけでもないから、難しいところじゃないですかぁ? ご自身の心に従ってみてください。見たい人は探せばいいし、見たくない人は目を瞑ればいい」

 

曖昧オブ曖昧で行くやで。

 

「随分曖昧な返事だね! ねぇねぇ、ひょっとしてキミには自分のものが届いてたの? ずいぶん落ち着いてるね。それとも、キミだけは渡されてなかったり?」

 

しかし王馬は曖昧を許さない男……。

わかった分かった。言えばいいんでしょ。苦しい、もうゲロってしまいたい、そう思った瞬間からの、一言。

 

「……赤松さん、キミはどう思う?」

「え!? わ、わたし!?」

 

……と、見せかけて………キラーパス………!

 

 

そんなところで、今日はここまで。

 

 

 

 

 

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