ダンロンv3 実況プレイ 超高校級の幸運ルート   作:佐倉シキ

19 / 30
53回目のコロシアイ 13

 

 

 

赤松楓との親密イベントなう。

 

とりあえずぶらぶらとしながら雑談ですね。すれ違った天海がめっちゃびっくりしてて草です。でもお前も52回目でワイと親密イベントやってマックスまで行ってたの知ってるからね。お前は覚えてないけど、ワイは覚えてるから。ラブアパートにも行った仲やからな。まあカスは変な夢見た気がする程度だったけど。

 

そしてラスト、なんとプレゼントまでもらえました。

 

「ガチャガチャでこれが出たんだけど、友兼くんが好きそうだなって思ったから」

 

そう言って渡されたのは金の招き猫の御守り。ワイのことわかりすぎてるやろ!

 

「わはぁッ! これは、すっごく嬉しいよ赤松さん!」

 

なんて少年のような喜びの声が溢れ出ます。割とガチで喜んでて草。なにこのスピリチュアルバカ。ニッコニコやんけ。ていうか喜びそうなもの分かりやすすぎますからね。天海もてんとう虫のネックレスとかくれましたし……あれやんけ!!! 今更気がつくバカの図。

 

「何か思い悩んでいますね。ひょっとして、また私が誰かを殺そうと企んでいる……とか、考えていますか?」

「い、いや……なんというか、王馬君もそうだけど、あなたも何を考えての行動なのかがよく分からなくて。それを少しでも理解できたらなぁ、って……」

「なるほど。私の行動目的、ですか……」

 

まあそんなん前言った通り、やで。ゲロっちゃお。モノクマとの取引が無効になっていないからや。ワイにはワイの目的がある。その為にはぽまえらがたくさん殺し合ってくれた方が助かる。それにただの共同生活なんてクソつまらないイベントよりは波瀾万丈の方が楽しいやろ。と。ラッキーとアンラッキーが巡り合う。そんな人生の方がおもろいやんけ。とね。

 

「思い通りにはさせないよ! 絶対。事件を起こそうとした私が言うことでもないかもしれない。ううん、間違いを起こした私だからこそ。誰にも取り返しのつかないことはさせない! 絶対に誰も死なせずに、このコロシアイを終わらせてみせる!」

 

火がついたみたいやね。ま、どんな結論であろうとも、超高校級の幸運であるワイに好ましい結論になるであろうと笑っておきます。

 

「だって私ってツイてるし、どんなアンラッキーが舞い込もうとも、結局最後は好ましい結末を迎えるんですよ。いつだって、どんな時だって、ね」

 

と言って笑顔で見送り、次の日の朝。まだギリ夜時間くらいの、そんな朝。てか夜時間の遊泳禁止ってわかるんですけど、7時とか8時って普通に朝だろって思うんですが。ワイは。

そんな話は置いておいて、カスや。ガキのように人差し指の上に傘を立てて歩いていたクソボケは曲がり角から出てきた食パンを咥えていないタイプの天海とぶつかりました。被害者と加害者がようやく2人きりで対面。

 

「すいませんっす。あ……」

 

と、警戒を含んだ探るような目を向ける天海に対して、カスはガン無視です。落ちた傘がなんとまっすぐそのまま立ったと思うとフラフラとして、反対の方向を指し示したんですよね。

 

「気が変わりました。今日はこっちに向かったら良いことがある気がするので」

「は? あ、ちょっと! おい!」

 

慌てる天海を無視して食堂ではない方向へと歩き出すカス。コイツにとっての良いことって絶対悪いことじゃねぇかと不安に思い慌ててついてくる天海。体育館……じゃなくてプールかな?

 

扉を開けるとそこには……

 

う、浮いてる!? 夢野秘密子が浮いてるわよ!!

し、死体が発見されました!! あ、天海まだ夜時間や飛び込もうとするなボケェ!

 

「放っておけって言うんすか!? まだ生きてるかもしれねぇのに!!」

 

わかった分かった、胸ぐらを掴むなって。肋が痛ぇんじゃ。とりあえず回収すっから。天海が階段の手すりを掴み、ワイは天海の手を握り、体を伸ばして傘の持ち手で夢野の服に引っ掛けて引っ張り上げました。和傘なのに持ち手がUのタイプで良かったね。引っ掛けられて便利だもんね、Uだと。

 

「キミが犯人だったら私はみすみす現場を荒らすのを見逃した事になってしまいますね」

「キミがシロだって保証もないっすけどね!」

 

そう言いながらも天海は心肺蘇生。そしてまさかの成功。

 

「ええ!? また未遂ッ!?」

 

ほんとだよ!! しっかりしろよ!! なんかワイのラッキーパワーが変な巡り方してない!!?

良かったとホッと一息ついて腰を下ろす天海。手慣れてるやんけぇ、まるでやったことあるみたいやな! と揶揄うも、自分の才能が関係してるのかもね、と適当に流されました。もっと焦れよ! 

 

「ていうか、友兼君の幸運って自分の望む結果を齎すんだって言ってたっすよね」

「ええ」

「つまり、偶然にも傘がこの方向を示し、たまたまこちらに向かう事を決め、そして運良く蘇生が間に合った。この奇跡的な偶然も君が望ましい結果……って事っすか?」

「は? そんな訳ないでしょう」

 

急に真顔で草。これがワイの望む結果だって? ワイはぁ、確かに全員生存させたいなぁとは思ってるけどそれはそれとして悪役ロールをしたいんだ…………ワイの望む結果や!!? こわ!!!

 

「どうっすかね。運なんて操れるものじゃないわけだし。今のところ、君が何をしようと、どんな手を加えようと死者だけは出ていない」

「ははは、ひょっとして私のことを善人だと解釈しようとしてます?」

「いや、それだけは絶対ないっす」

 

いや、あの、そこはもうちょいこう、なんというか、手心と言いますか……ねぇ……? 

 

「……ただ、気になってたんすよ。最初の体験版学級裁判の時から」

「何がですか?」

 

あのさ、まずさ、瀕死の夢野どうにかしてからにしたら? 助けたって安心してるみたいだけど、ぐったりした夢野が気まずそうに体育座りしてるよ。すみっコぐらししてるよ?

 

「もしキミが、本当に俺と以前から知り合いなんだとしたら……もしそれが真実なら。キミが以前言っていた取引って…キミが、キミから望んだものなんすか……?」

『ピンポンパンポーン!』

 

はい。

 

『残念ながら死体は発見されませんでした。が、大事件が発生しました。オマエラ、事件発生現場のプールまで急いで集合してください! またプールです!』

 

いつもの。ドアが開いてて見にきた東条が3人目の発見者ですね。

前回の放送を聞いてから3日後かな? 3日後に再びこの放送が流れると言うクソっぷり。殺意高くて助かるやで。これ裏切り者として大活躍やろ。一つの動機で2回事件を起こしました!

 

まあ事件の内容なんて興味ないでしょうし、捜査は巻きでやりましょう。巻きでね。ちなみになんと! 天海に誘われました。状況からしてほとんどの確率でシロだからね。

 

ほな学級裁判! そろそろしっかり殺してよ、一応尺稼ぎのために学級裁判はやりますけど、醍醐味だからやりますけど。そろそろちゃんとお仕置きしたいんですけど! と文句を言うモノクマを無視してスタートや。

 

「それじゃあまずは、夢野さんを苦しめた凶器についての話し合いでもしますか?」

「なーんで友兼ちゃんが仕切ってるのかな? でもまあ良いや! 凶器って言ってもアレでしょ? 溺れてたんだし、じゃああのプールだよ」

「それは違うぞ。あの時間はまだ夜時間だった。もし生きている状態でプールに入ったんだとしたら、夢野さんはモノクマにお仕置きされてもっと酷い姿になっていたはずだよ」

「……最原くん、夢野さんは今も生きてるよ」

「勝手に殺さないでください!!」

 

草。言葉のあやだよ。まあともかく。他のどっかで溺れさせてからプールに浮かせたんやろね。

 

「ご、ごめん! え、と、それで……あ、あのプールに入った時点で、モノクマには死んでいるように見えたんだ。そのおかげで偶然にも、助かったと言うだけで」

「はぁ、2回連続溺殺狙いって。学級裁判3回目にしてもうマンネリですか。もっと色々あるでしょうに」

「あは! 初回の溺殺未遂被害者がなんか言ってるー!」

 

ほんとだよ。

ってなところで今日はここまで。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。