ダンロンv3 実況プレイ 超高校級の幸運ルート 作:佐倉シキ
『ピンポンパンポーン』
はい。
『死体が発見されました! オマエラ、死体発見現場の図書室まで急いで集合してください!』
やり切ったモードですね。天海は完全に死にました。やっぱり天海こそが一緒にコロシアイを乗り切った仲間なんだろうと察してはいるので神妙な顔ですね。でもチャンスと見るややり切るのがこのカスのヤバいところ。
(来たやつを殺すとは決めていたけど、まさか君が来るとはね……)
小さく息を吐いて死体を眺めます。
(あぁーあ。超高校級にツイてないやつ……。“不運”はアンタじゃなかっただろ……焦ったにしても、1人で黒幕と話そうなんて軽率だな。ほんと、勿体無いことしたよ)
お前がやったんだけどな。まあ勝つには絶好のチャンスだったしな。ちなみに一抜け卒業は友兼の勝利にはならないので、やりません。友兼の今把握している自分の勝利条件は2人を残して全員死ぬこと、もしくはクロとして学級裁判に勝つことですから。学級裁判を乗り越えないと意味がない。なにこの勝利条件? 厳しくない?
では捜査は以前と同じように乗り越えましょう。隙を見て砲丸を回収して、学級裁判や。流れもそのまんま変わらないので、流していきますね。
「いいやダメだ! このモヤモヤを放ってはおけねぇ! 放っておいたらえらい事になると、この宇宙に轟く百田解斗の勘が言ってる! 見過ごす事は許さねぇ!」
はい。来ました百田の勘。これどうやったら乗り越えられるんだろ? やっぱりスロープを元に戻しておくしかないんか? スロープと埃くらいしか怪しまれる証拠ってないと思うんですよね。だって幸運を信じての犯行とか一発目で思い至ることなんてまずないですし。まあいいや。
そのまま以前と同じ流れで友兼が疑われ、どんどん逃げ道がなくなり、砲丸をまだ持ってるはずだと指摘されました。退路ゼロ、ワイの負けみたいやね。
「ホント、王馬クンの言う通りにアンラッキーでした。まさか“超高校級の宇宙飛行士”の勘とかいう、才能でも何でもない取るにたらない下らない理由で事件の謎が解き明かされてしまうなんて。
あはは、私ってばなんてアンラッキーな奴なんだろう。これじゃあ“超高校級の幸運”を名乗るのも恥ずかしくなってきちゃうな……もう少し徳でも貯めておけば良かったよ。来世は改めて神社巡りでもしようかなぁ」
「テメーッ!!」
「やっぱりテメーは怪しい奴だって思ってたんだよ、オレ様は!」
あーつまんない。失敗しちゃうなんてツイてないと飽きた子供のように腕を組んでため息をつくカス。人殺しといて何やこいつとみんなの顔色が悪くなっていきますね。この先もっと顔色悪くすることになりますよ。何故なら死ぬなら八つ当たり気味に混乱振り撒いて死ぬからねこのカスは。
そういや証拠が見たいんだっけ? と前のようにオーバーサイズのシャツをたくし上げればそこにはウエストポーチ。開けて中身の砲丸を見せてあげましょう。
「ほら、これが赤松さんの使った砲丸ですよ」
「ずっと持ち歩いてやがったのか!?」
「今は不運にも特定されてしまいましたけど、腐っても私は“超高校級の幸運”。捜査中に身体検査をされるなんて言うアンラッキーは訪れないだろうと思いましたね」
そして実際に訪れなかったわけですからね。
「ああ、ちなみに返り血は普通に浴びましたよ。どうやって隠したんだと思います?」
「……アンタまさか」
「ああ、隣だし見えました?」
同じ流れで上着を脱いで派手な柄の方を見せてあげましょう。赤やピンクなどのド派手な柄の中によく見ると、ベッタリと血のシミがついています。すごい度胸やろ? 実際、堂々としてたら案外バレないもんなのよな。
「あんなやっすいトラップで人を殺せるわけないじゃないですか。それこそ、私のように運に愛されている人間でもない限り、無理に決まっている」
あはは、バカじゃねーのと笑います。だからそんなバカに全ての罪を押し付けて逃げ切ろうと思ったんだけど、うまくいかなかったやで。情けな!
「いきなりコロシアイに巻き込まれて混乱している連中騙して逃げ切るなんて容易いだろうと思っていたんですけど、慢心しました。これも経験者の余裕ってやつなんですかね。まさかいきなり失敗するなんて」
「経験者の余裕って何のこと?」
あ! と態とらしく驚いた顔をするカス。「ふふ、何でもありませんよ」と何でもないわけがない言い訳をして場を和ませておきましょう。
「とまぁご明察です。犯人は私でした!」
「そ、そんな……」
「申し訳ない。キミは素直だからアリバイの工作に利用しやすいと思いまして。事実、助かりましたよ。途中までは、ですけど。ビデオが止まっちゃったんなら教えてくれれば良かったのに。最後に“どうでしたか”と聞いた時、“面白かったよ”と答えたモノだから何の問題もなく見終わったのだと誤解してしまいましたよ。策士ですね! 獄原クン!」
天晴れ! と煽ればやっぱりゴン太は大変傷ついた様子。そんなつもりじゃなかったんだよ、途中で終わったとはいえ、虫さんのドキュメンタリーは面白かったから。と、しゅんとしています。
「は? 面白かったかどうかって何も重要じゃないんですけど」
とパワハラの精神が顔を出したところでブチギレた百田が今回も殴ってやるからそこを動くなとキレています。そのタイミングで飽きたモノクマがもう投票タイムでいい? と聞いてきて、一旦投票タイムに。
当然満場一致でワイがクロ。あたりまえ体操。
はい。学級裁判の閉廷です。
「……じゃあ、やっぱりキミがこのコロシアイの首謀者なんだね?」
まあ以前と同じように赤松がそう言って睨んできます。前回は普通に否定しましたけど今回はカスクロルートなんで普通に肯定してみよっかな!
「そうですよ」
「ッ……」
みんなが息を飲みました。王馬だけはコイツまた嘘ついてるなと見抜いてる感じですね。笑えない嘘をつく奴は嫌いなんで敵意マシマシな目付きですね。なかなか見れないですよ。世の中、興奮する事ってたくさんありますけど推しに敵視されるのって興奮しますよね。あ、こんなに推しがたくさん。興奮してきたな、煽ってみよう。
「あはははははは! いやあ、本当に……なんて“絶望的”なんでしょうね。突然こんな閉じた場所に集められてコロシアイを強いられるなんて、普通なら心が折れてもおかしくありません。だって、外には絶望しかなかったのに、なんとか希望を掴もうと、藁にもすがる思いでここに来たのに全部忘れて殺し合いだなんて……分かっていたとはいえ、絶望的だよ。
逃げ場なんてどこにもない。希望なんて、どこにも残っていないように見える」
「な、何……?」
「……うん、だからこそだよ。こんな最悪の状況で、それでも前を向こうとするなら、それはもう“本物”だ。偽物だった君らが、本物になったって事なんだ」
やりたい放題で草。お前この段階で何とんでもないネタバレかましてんだよ! 白銀の顔見ろよ。1人だけ別の理由で真っ青だよ。でも盛り上がってるから止められねぇよ!
「素晴らしい才能が、追い詰められて、心を削られて、それでもなお輝く瞬間……その姿を見て、皆は胸に希望を抱くんだ。ねえ、分かる? この状況、ただの絶望なんかじゃない! “希望を試すための舞台”としては、これ以上ないくらい完璧なんだよ。でもだからこそ、絶望は終わらないんだ。何度も何度も繰り返される。
誰かが折れて、誰かが裏切って、誰かが踏み越えて……そうやって生まれる“本物の希望”は、きっととんでもなく美しい。だからこそ、その希望を叩き潰す絶望は絶対的に深く、重く、耐え難い。感染するかのように絶望は世界にどんどん広がっていく。
……ああ、楽しみだなぁ。君たちがどんな風に壊れて、どんな風に抗って。最後に何を掴むのか。
君たちが本当の真実に気がついた時、一体どれほど絶望するものか」
その顔拝めないのは残念ンゴとため息をついています。
んー、これは絶望はぽまえらが思ってるよりずーっと深いぞと脅かしてる感じだね。性格悪いしね。
色々言ってるけどコイツって自分の運勢が1番大事って感じだから、希望とか絶望とかは結構どうでもいいと思ってそう。狛枝に会って希望云々の話されてもガチで“何言ってんのコイツ? きっしょ!”ってリアクションすると思うんで。でも“不運の後のデカい幸運ってめっちゃ興奮しない? そう言うこと”って言われたらめちゃくちゃ理解しちゃうと思う。……やっぱ最悪だな。超高校級の幸運ってこんなんばっかかよ。
ま、そんなかんじで悪役ムーブをしつつ、このダンガンロンパの世界に合うような発言の中にどデカいヒントを残していくスタイル。黒幕と生徒達、双方への嫌がらせ。カスの鑑やね。
「ああ、ちなみに首謀者というのは嘘だよ。私はただの狡い裏切り者だし」
友兼フィーバータイムは終わらねぇ。
では今日はここまで。次回最終回かな。