ダンロンv3 実況プレイ 超高校級の幸運ルート   作:佐倉シキ

3 / 30
52回目のコロシアイ 2

 

 

 

さて、カスは白々しくも天海の捜査を手伝っています。あれ怪しくない? とか、あれはどういう事なんだろう? とか、とんでもない白々しさです。今、このコロシアイを見ている人々のコメント欄は一体どうなっている事でしょう。SNSでは“お前や”のネタ画像が溢れかえっていると思われます。

 

ま、そんな感じの捜査パートですがどうでもいいので飛ばしていきましょう。ぶっちゃけていうと、この予選自体がクソどうでもいいんですけどね。ワイはさっさと53回目に行きたい。

 

さて、そんじゃあ捜査の最後にちょっと天海から離れて倉庫に寄って。多めの水と栄養食を部屋に運んでおきます。全部バレた後にしばかれる可能性が高いのでね。狛枝みたいにね。幸運の定めなんか?

 

では、その後にエレベーターに乗って学級裁判にレッツゴーです。円卓に全員……インフルエンサー以外の全員が揃って壮観ですね。

 

「では、最初に学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

 

と、今までと同じようにモノクマが説明してくれます。

 

「学級裁判では『誰が犯人か?』を議論し、その結果は、オマエラの投票により決定されます。

正しいクロを指摘できればクロだけがおしおきですが、もしも間違った人物を指摘してしまった場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、生き残ったクロだけにこの学園から出る権利を与えます」

「本当に、この中に犯人がいるんすか……?」

「もちのろんだよ! 今回のやばーい事件を起こしたやばーい奴は、オマエラの中の誰かなんだよ!」

「死の直接的な原因を作った人物が犯人……というのでしたら、毒を自分から摂取した月島クンの自殺という事で良いのでは?」

「良い訳がないでしょう! あのね、原因がないと死者なんか出ないんです! つまり、今回の犯人は当然、彼にこわーい毒をプレゼントした人……って事になるね!」

 

ここ大事。毒を仕込んだ人ではなくプレゼント、つまり渡した人が犯人です。仕込んだだけでは摂取しない。摂取させたのは渡した人とかいうカス理論。

 

他の裁判同様、とりあえず彼が死ぬまでの行動とかを振り返ることから始まり、毒の種類を特定。毒薬は倉庫にあったものがなくなっていたのでこれで間違い無いだろうけど、流石に特定は無理だと流されます。

そして毒をどうやって摂取したか。これは即効性の毒だから食事中だと断言。んで、心配性な彼はみんなが食べる中ソワソワしてて食事には手をつけず、カスのパフォーマンスで安心したのか飲んだのはジュースだけ。つまりジュース。

ですが、ジュースはみんなに分けられてるからそれはない。つまりコップだと断定。

ではコップに毒を盛れたのは誰か、配膳を行なった不運、パン屋、バレリーナ、シスターの4人と昨日洗い物をしてたカスの5人やろうと絞られます。

 

ワイじゃないワイじゃないと他4人と一緒に騒いでおきますね。はいパニック議論。

 

ただぁ!!

カスは毒を仕込んだとて目当ての人を殺せないどころか下手したら自分も飲みかねないから違うだろうと話が纏まりました。コップは見分けがつかないからね。それならあのパフォーマンス、犯人ならやるわけ無いってね。

 

んで、この辺で天海が無言になり始めたのが怖いですね。

ではこの4人のうち誰が毒を仕込んだのか議論を行います。シスターとバレリーナが同じタイミングで起床。食事の用意でもしようとなり、仲良くなっていたパン屋と不運を呼んだ。そして皆で準備した。つまり4人には毒を仕込む隙がなかったということです。

 

「おや、困ったな。ここまで議論して分かったことといえば、“何も分からない”と言うことだけですね」

「ゲェまじか!」

 

白々しいわぁ。めっちゃ白々しいわ。あちゃーとか言って扇子をデコに当てんのうぜぇからやめて欲しいですね。

 

では友兼、狛枝モード入ります!

このまま詰んだら犯人以外が処刑されるんで!

 

「散々捜査して手掛かりゼロ。まさに徒労、まさに骨折り苦労の草臥儲け。スーパーアンラッキー。これまでの議論で得た手がかりなんて一つもない。……ああ、絶望的ですね。

うーん……やっぱり自殺なのではありませんか? 我々の誰しもがシロだというのならば、クロはここにいない人物と言うことになります。つまり、彼。自分で自分を殺すというのも、殺人と言えば殺人でしょう」

「あんなにビビってたやつが自殺なんてするかなぁ?」

「ビビっていたからこそ、逃げ出したくなったのかもしれませんよ。後先考えずにやったから、こんな難しい裁判になった。アンラッキーですね。とてもとても、アンラッキーです」

「急にどうしたんすか、友兼君」

 

来たわね。主人公が。

 

「なんて言うか、らしくないんじゃないすか? 言い方は良くないけど、この程度でアンラッキーだなんて」

「……私だって人の子です。こうも成果が出ないと気分が下がる事だってあるのですよ」

 

扇子で口元を隠しておよよとクソ態とらしい嘘泣きをすると天海の顔が険しくなりました。

 

「成果が出てない、なんて事はないんすよ……」

「はぁ……じゃあ何か思いつくんすかぁ?」

 

煽りカスうっざ! 天海の喋り方の真似やめろや!

と言っても、まだ天海は引っ掛かりがあると言うだけのご様子。ほな、学級裁判やめようムーブしましょう。面白そうだからやります。ガチで詰みそうになったら手のひら返して犯人当て頑張れば良いだけなんでな。手のひらは返すものです。

 

「……ほら、なにも思いついていない」

 

言いくるめ、いきます!

いけラッキーボーイ! 君に決めた!

 

「……それなのに、まだこの辛く苦しい戦いを続けるつもりですか? 感心します。ここまで議論を重ね、疑い、傷つけ合って……それでもなお“真実”などというものを信じている。

 

けれど、少し立ち止まって考えてみてください。私たちは皆記憶を弄られている。ここへ来る前のことも思い出せない。どれほどの時間が経ったのかも分からない。そんな不確かな頭で、証拠だ推理だと騒ぎ立てて、その結論にどれほどの価値があるのでしょう?

 

仮にここで“クロ”を見つけたとして、処刑が行われて、それで何が変わるのですか?

 

外に出られる保証など、どこにもない。

きっと次の動機が与えられ、また誰かが死ぬだけ。

 

つまりこの学級裁判というものは、犯人探しの名を借りた、ただの消耗戦です。

 

疑い、裏切り、憎み合い……

その果てに残るのは、人数の減った学園だけ。

 

それならばいっそ。ここで終わりにしてしまうというのも、ひとつの合理的な判断では?

 

誰も“クロ”を決めなければ、議論は成立しない。議論が成立しなければ、裁判も終わらない。もちろんそれが“ルール違反”だと言う方もいるでしょう。

 

けれど、この場で互いを処刑台へ送り合うことより、

ずっと人道的だとは思いません?

 

ふふ……どうです?

少し、疲れてきたでしょう。

 

ならばもう、推理などやめてしまいましょうよ。

疑うことをやめて、黙って席に座る。それだけで、少なくともこれ以上、あなたの手を血で汚さずに済むのですから。

 

私はこれ以上、みんなの曇った顔など見たくありません。みんなで投票を放棄して、このゲーム自体を台無しにしてしまいましょうよ。それがきっと、私たちにとって1番ハッピーな結論ですよ」

 

なんやこいつキッショ。

舌に油乗りまくってるやろ。嫌すぎるこの男。お前のせいでこうなってるんやぞ。まあお前っていうかワイがやったんですけろ。だってさっさと事件起きてくんないと本編に行けないんだもんね。タイムリミットで皆殺しにされるしね。仕方ないね。

 

「……やっと、分かったっす。この引っ掛かりの正体が。キミがぺらぺらと喋って時間を作ってくれたおかげで」

 

はいこっからは天海のターン。覚悟の準備はできていますやで。

 

「へぇ。引っ掛かり、とは……?」

「ほんの些細な違和感っす。でもキミ、迂闊な事してたんすね」

「……え、キミって?」

 

みんなの視線がカスに集中しました。いやん照れちゃうやで、とか冗談言いたいところですけどマジでおそらく言い訳できない。まあでも結局ワイは犯人じゃないという逃げ道だけは残してるんで、頑張って盛り上げましょう。

 

では今日はここまで

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。