ダンロンv3 実況プレイ 超高校級の幸運ルート 作:佐倉シキ
はて? とか言ってすっとぼけて変わらず扇子で口元を隠すカス。迂闊ってなんのことかな?
「あの食事の時、月島君は毒を警戒していた。だからキミは毒味を買って出た」
「そうですねぇ。景気良く、グイッと一杯!」
「そこなんすよ。彼は皿を持って悩んでいた。なのにキミはなんで迷いなくジュースなんか飲んだんすかね」
……あ。
ふぁーーーwwwww これは完全にワイのやらかし。毒があるのはコップだって知ってたから迷いなくコップに行ったんじゃないかと指摘されてしまいました。“なん図書”ならぬ“なんジュー”……語感悪いか。
「いやはや、それは流石に言いがかりというやつですよ。彼が皿を持っていたからコップにしただけです」
「それだけじゃないんすよ」
まだあるんすか……
扇子の奥のカスはムッとした表情を浮かべています。お前にその顔を浮かべる権利はない(正論)
「そもそも、毒を仕込めたのは彼女たち4人とキミだけ。それで彼女達にアリバイがある以上、仕込めたのはキミだけだったんす」
そのまま天海は推理を続けます。あの態とらしい飲みっぷりはアピールだったんだろうと。コップがランダムになっていたという、犯人にとっては想定外な状況。そんな中、もし本当に犯人ならあんな危険な行動は取らないだろうと。その思考を逆手にとってわざとやった。
「なるほど、確かに貴方の推理は一見すると筋が通っている。さて、ですが私はあえて貴方にこう言わせてもらいますね」
では景気良くいかせてもらいましょう。
ダンガンロンパといえばこれ。ウッキウキの気持ちでせーの!
「それは違うよ」
しっとり〜。ガチで憎たらしすぎて歯茎出た。上も下も。でもうざいからそのしっとりボイスやめれる? 「それは違うよ!」でも「それは違うよ(ねっとり)」でもなく「それは違うよ?」みたいな指摘風なのがガチでイラっとするなコイツ。なんなん? 草。
「さて、貴方は私の反論を叩き潰せるかな? 勝負しましょうか」
「……叩き潰すっすよ。必ず」
というわけでデュエルスタンバイ!
女子4人衆の言葉を忘れたんか? コップにはなんの変哲もないって言うとったやろがい! ぽまえの言う通りにワイが毒を仕込んだんだとして、ワイはそれをどうやって判別しとったって言うんや? まさかどれが毒かもわからないままドカドカ飲んだとか言わんよなぁ? そんな事したらワンチャンわいも死ぬやんけ! ワイが本当にクロならそんなバカな事をするわけがないやんけ!
「それでもしたんすよ、キミは。何故ならキミは“超高校級の幸運”。自分の運を信じたんだ!」
即死。
あの薬の空きスペースの疑問について天海は見逃していなかったようですね。ワイの偽装工作を全部暴かれました。物的証拠何もなくね? と言ってみますがこの裁判は票さえ集められれば勝ちだから関係ないと言われます。
はえー、仕方ないわね。まあここまで楽しめたからいいか。
「はは、あはは! ばれちゃいました♡」
と言って笑顔でウエストポーチから空の瓶を取り出しましょう。このために態々証拠品持っててあげたんやぞ。てか語尾にハートをつけるんじゃないよ男が。気持ちが悪いんだよ。
さて、こうなるとこのカスが犯人ださっさと投票しようぜとなりますので、そんな事したらみんなが死ぬよと伝えます。悪あがきやめろやと怒鳴られますが、「本当なんだけどなー」と、くっそ白々しく呟きます。すると、
「……それに、同意するっす」
めっちゃ嫌だけど。と、天海が来ました。
「俺は、このメンツの中で1番キミと話していた自負があります。だから分かる。キミは態々証拠を持ち歩くほどに馬鹿じゃあない。隠す時間はいくらでもあったはずっすから」
そうやね。つまり、それを持っていたとてオシオキはされないと言う自信があった。もしも誰1人として自分のことを疑ってこなかった時、自白するために持っていた。
「……キミ、この裁判が始まるタイミングでモノクマにこう聞いたっすよね。“死の直接的な原因を作った人物が犯人というのなら、毒を自分から摂取した月島君の自殺でいいだろう”って」
「言いましたね」
「それに対してモノクマはこう答えた。“良いわけがない。今回の犯人は当然、彼に毒をプレゼントした人だ”って」
「……ぁ」
「え? それって、つまり」
「モノクマは態々“プレゼント”という言葉を選んだ。それなら、多分っすけど、今回のクロは友兼君じゃない。月島君の飲んだコップを配膳した人……っす……」
これには全員顔が真っ青。そんな事あってたまるかよクロは友兼だろとモノクマが責められますが、当然そのことについては答えません。ただし分かりやすくあらためて言うと、彼が毒を飲むに至る直接的な原因を作った奴がクロということになります。
「つまり20数個のうちの一つに毒を仕込んだ私ではなく、その中から毒入りの一つを選び取り、彼……正確には風早クンの元にそのコップを運んだ人物が犯人……と言うことになっちゃいますね」
こいつホンマ死んだほうがええやろ。でも操作してるワイはガチで楽しい。悪役ロールが1番楽しい。ガチで。これやってからもう狛枝のこと責められなくなったもん。まじムジナ。同じ穴に住んでます。でもこのカスは狛枝とは仲良くできなそう。幸運のことをゴミみたいな能力って狛枝が卑下したらガチでブチギレそうだもん。
そして残念ながら最初に疑われていた通り、不運、パン屋、バレリーナ、シスターの中の誰かが黒ということになります。そしてここで再びトラブル発生。全員が席に着く前に分担して配ったからスケートボーダーにコップを渡したのが誰だったのか分からないという大事故。これだから運任せはダメなんだよ、と言いたいところですが、ここに、なんと、“超高校級の不運”がいますね。絶対コイツやろ。
「そんじゃまぁ、そろそろ投票タイムにいかせてもらおうかな! だって、これ以上議論しても何も出てこないもんね!」
あっ! 言っちゃった!
とかかわい子ぶるモノクマ。そして初っ端詰んで絶望的なムードが漂う裁判所。ほなここはトリックスターらしく盛り上げましょうか。
「……さて。私のしたことは、先ほど言った通りです。毒をコップのひとつに仕込んだ。ええ、確かに。仕込みました。けれどそれは、ただそこへ置いておいただけ。誰がどれを選ぶかは、どう扱うかは私の手の外にありました」
「急になんすか」
「最後の言葉という奴ですよ。これでおしおきなんていうアンラッキーが万が一にも起こらない様にね」
ぽまえらが黙り込んでる分ワイが喋るやでーとクソウザすぎるムーブをします。お前のせいでこんな厄介なことになってるんやぞ。配膳したのが1人だったら犯人確定で楽だったのに、4人だったからこんな面倒なことに。まじ不運。
「さて、話を戻しましょう。実際にコップを選び取り、飲み物を注ぎ、風早クンのもとへ運んだ人物がいる。そして不運にもそのコップを月島クンが掴みとってしまった。
さて、毒を運んだ候補は4人。
“超高校級の不運”さん。
“超高校級のパン屋”さん。
“超高校級のバレリーナ”さん。
そして“超高校級のシスター”さん。
……ですが」
なんと、こっから先のことはさっぱり分かりません。
おわた! 絶望的だね。でもこんな絶望、超高校級のワイらなら乗り越えられるやで! 己の才能を信じるんや! ワイの幸運程最高な才能とはいわねぇけどそこそこ悪くねぇ才能持ってるんやろ!?
「ここまで議論しても、その4人の中の誰が毒入りコップを運んだのかは分からない。証拠も、決定打もない。ない以上推理もこれ以上は進まない」
「……静かにしてほしいっす」
「それなら、結論はひとつでしょう? 私たちは、運に委ねるしかない。
もっとも……
“運”といえば、
ここにはたいそう興味深い肩書きを持つ方がいらっしゃる」
「……ぇ」
「それ以上、喋らないでください」
「たしか、“超高校級の不運”。ふふ……なんとも皮肉な名ではありませんか。それほどまでに不運を背負っているのなら、毒のコップを引き当てるなんていうアンラッキーを起こしてしまったとしても……まあ、驚くには値しない」
秘技、割と強引な押し付け!
「……うるさいっす」
「むしろその不運こそが今回の悲劇を引き寄せたと考える方が、ずっと自然な話じゃないですか?」
「ぁ、わ、わたし……わたしは……」
「もちろん、私は断言などいたしません。そんな乱暴なこと、できるはずもありませんから」
もう言いたいことを分かってしまってみんな更に絶望してますね。早いって。絶望するのは早いって
「ただ、どうせ誰にも分からないのなら。ここはひとつ、彼女の才能を信じてみるというのも悪くない判断だと思いませんか?
ええ。疑いではありませんよ。むしろ逆です。“超高校級の不運”という、彼女自身が誇るべきその資質を、私たちが素直に信じるだけのこと。
……さあ。
もうこれ以上、考えても仕方がありませんでしょう? でしたら皆さま。どうか遠慮なさらずに。
その一票を
彼女の才能へ、そっと委ねてみてはいかが?」
「もう喋るな!」
と、天海ニキにブチギレられたところで今日はここまでっす。