光の勇者と闇の勇者   作:脱力戦士セシタマン

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 今体調やべーす。休みつつ書いてくぜ。あと感想と評価モチベになるからおねだりします。欲しいです一杯くださいあとアリス可愛い♡




11話 交差する想い

 

 

 前回トリニティとのトップとの会合から数日が経った。因みに、私が建物を破壊して倒壊させた事についてはキレられなかった。

『まあ、どちらにしろ使えない建物だったのです。寧ろ壊す手間が省けて良かったです』

 とか言ってたかな。マジでラッキー。なんでこういう時に運がいいんだか…………

 

「おはようございます。マダム」

「おはようございます、ハル」

 

 そして今日は朝からマダムに呼ばれていた。マダムは相変わらず私がぶっ壊れてたタンスから物質再構築能力で作り替えた椅子にもたれかかって座っている。私はやはりマダムに気に入られているらしい。特段文句を言わないし、ちょくちょく貢ぎ物を用意しているからかな。

 

「今日はこちらを」

「これは?…………」

「マダムの肖像画です」

「おお…………!」

 

 スバル先輩のハーモニカを聞いたあの日から私は時間を盗み見て絵を描いていた。絵を描くのは純粋に楽しい。ただ無心で見たものを描くというのは、存外いいものなのかもしれない。

 

「しかし珍しいですね。肖像画が横を向いているなんて」

「マダムはそのイメージが強かったので……私としてはこれが一番上手く描けたと思います」

「……ありがとうございます。それでは邪魔にならない所に大事に飾らせていただきましょう」

 

 そう言えば、私に対してマダムの態度が若干軟化している気がする。貢ぎ物で好感度が上がっているからなのか?……まあ、いいか。それよりやる事をなんで呼ばれたのか聞かないと……

 

「マダム……本題に入りましょう、と言っても用件の確認に参っただけなのですが……」

「えぇ、そうですね。ハル、貴方にはその物質再構築能力を用いて、カタコンベの入り口付近の粗大ごみを有用な物に変えてきて欲しいのです」

「成る程……」

 

 ごみを有用な物に変換出来る……言ってしまえば錬金術じみた事をしてこいということか。まあ、こういう使い方も出てくるよね。そもそも主に戦闘目的で使っていた私の方がおかしいかもしれないけど…………

 

「何に作り変えるかは貴方の裁量に任せます」

「……いいのですか?」

「えぇ。以前言っていた生活の質を改善させるもよし、勿論武器を作ってもいいです」

「…………どうして急に、生活の質改善を?以前のマダムならそのような事を言わなかったのに……?」

 

 マダムが生活改善しても良いと言うのは余りにおかしい。最早人が違うとか言われた方が納得行くレベルで。ヴァニタスヴァニタータムはどうした。

 

「どうしても何も、その方が効率が良いと言ったのは貴方でしょう?戦闘面で必要な物は貴方の方が理解が及んでいる。ならば、それに従うのは当然のことでしょうに」

「………………そうか……」

 

 確かに、『兵士のコンディションを整える事は良質な武器より遥かに重要』とは以前訓練後にマダムに言ったことはあるが…………まあ、アリウスの皆がもう少しいい生活出来るようになるならいいか。

 

「ですがくれぐれも贅沢はさせないように。そこは分かっていますね?」

「当然です」

 

 そうは言いつつ、炊飯器やら洗濯機やら色々用意してやろう。そう思いながら、私はマダムの元を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

〈先生視点〉

 

 

ハルちゃんがネルから逃走してから数日後の事……

 

「ネル、ハルちゃんについて教えてくれないかい?」

「ハル?……まあいいが……」

 

 ミレニアム某所にて、ネルと先生は2人だけで話していた。

 

「にしてもなんでハルについて聞きたいんだ?」

「あの子は……私達が引き止めて上げられなかったから」

「私達?」

「うん。あの子はゲーム開発部の子だよ」

 

 実際にそうだというわけではない。けれど、ハルちゃんの境遇を鑑みればそう言い切っていいだろう。

 

「あのチビスケの所のやつだったのかよ」

「うん。だからハルちゃんとあった時の事を聞きたいんだ」

 

 私はネルがハルちゃんと交戦した話をユウカから情報提供して貰って、私がネルから話を聞きに来ていた。

 

「まず格好だが……アタシが聞いてた格好にフード付きマントとマスク付けてたな。まあ、その正体を隠したかったってのはあるのかもな」

「それは…………」

 

 それは彼女が、追われる身だからなのだろう。それでも服を変えずにいるのは、きっと何かしら未練があるのだろう。そうでなければ、服は物質再構築能力で作り替えてる筈だ。

 

「まあ顔はよく見えなかったがマントの一部を飴玉に変えたりだとか手榴弾に変えたりだとかしていたし、銃を大弓に変えてぶっ放してきたんだ。確実に本人だろうよ」

「そっか……何か言っていたりしたかな?…………」

「そう言えばアイツ言っていたな……『私は我儘だ、皆に顔向けなんか出来ない』とか言ってたな…………」

「っ!…………」

 

 もしハルちゃんが出ていった事を悔やんで自分を責めているなら、それは違う事を伝えなければいけない。

 ハルちゃんを放っておいてしまったのは私の責任だ。ハルちゃんは何も悪くない、そう伝えなければ……だけどそれを伝える事は叶わない。とてももどかしかった。

 

「だがアイツ、逃げるときに支援が飛んできていたな。仲間がいるのか?それとも…………」

「…………まさか」

 

 私は嫌な予感がしていた。そうだと決まったわけではない。けれども、もしハルちゃんが()()()()()()()()()()()()()()()()()…………?

 

「あぁ、だがそうと決まったわけじゃねぇ。ハルの意思でいるって可能性もゼロじゃねぇからな」

「ハルちゃんの意思で…………」

 

 私としてはそれはあまり考えられなかった。ハルちゃんのあの絶望した顔を見れば、誰だってそう思う。だからこそ………洗脳という嫌な可能性が頭をよぎってしまう。

 

「とにかく地道に探すしかねぇが…………マジで嫌いなんだよこういうの」

「そっか……ありがとう」

 

 私はそう感謝を伝えネルの元を去った。

 もしかしたら黒服やその仲間の手中にあるのかもしれない。アロナパワーで見つからないならその可能性が高い。だけど、僅かでも動向が掴めた。時間はもう少しかかるけど、ハルちゃんは必ずゲーム開発部の元に帰したい。

 

「先生、情報を整理しましょう!」

「そうだね、アロナ」

 

 私はゲーム開発部の部室に向かいながら、アロナに情報を纏めてもらった。

 






 先公被害妄想が過ぎるぜ!でも利用されてるのはそうだから否定せんで。しかも黒服の仲間が手中に収めてるのドンピシャです。先生凄いね。ここからもっと曇って貰うよ(鬼畜)

ハルちゃんは最後にどうなって欲しい?

  • ゲーム開発部の部員になってハッピーエンド
  • 陰ながらもゲーム開発部を応援するファンに
  • 誰かを庇って死亡
  • 絶望して自殺
  • 姿を消し、その存在が二度と表に出なくなる
  • どうでもいい。アリス可愛い。
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