ハルちゃんは珍しくお休みで今回と次回はアキちゃん視点です。次回からエデン条約編です。
✝厨二病✝サマ、1話の誤字報告ありがとう御座います。月夜姫明サマ、10話11話の誤字報告ありがとう御座います。あと、話数が見やすいように工事しときました。
それから君たちもアリスはかわいいと言いなさい(唐突な布教)アリスはかわいい、いいね?(洗脳)
私は、創造主様に生み出された人形です。
私は、ただ気まぐれに作られました。
そして私に3つの約束を命じられました。
一つ、人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
二つ、主にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、一つ目に反する場合は、この限りでない。
三つ、前掲一つ目および二つ目に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
そして私は何故今、一人なのかは分かりません。充電が完了し再起動すると、創造主様は消えていました。
私はどうすればいいのでしょうか。そう思って周囲を見渡すと、紙が石に挟まれて置かれていました。
『アキへ
中を開くとこのように書かれていました。私は……どのように生きたいのでしょうか。そもそも生きるとは何なのでしょうか。私には分からず、どうしようもなく座り込むことしか出来ませんでした。
「もしもーし、貴方は?」
日が傾き始めた辺りで、ピンク髪のお方が私の顔を覗き込んでそう言いました。
「私は『アキ』です。創造主様に作られた人形です」
「創造主?……誰なんだろう?」
「創造主様は創造主様です」
私はそうとしか言えませんでした。なぜなら創造主様がそう呼べと仰ったのですから。
「なんだかハルちゃんそっくり…………」
「?……」
「あぁ、なんでもないよ!」
そう言いながらピンク髪のお方は羽をパタパタさせました。羽根が生えているとは、まるで天使のようですね…………
「ねぇ、こんな所で座ってたけどどうしたの?」
「私は…………創造主様を待っています」
「待ってるんだ……へぇ~…………」
そのピンク髪のお方は
「因みに、その子って」
「それじゃあ私と一緒に来てくれないかな?行く当てがないんでしょ?」
「…………」
私はそれを聞き入れるべきかは分かりません。創造主様はついて行く事を望んでいるのでしょうか。
「…………承知しました」
けれど、私が留まっていても進まない。私は創造主様に生きたいように生きろと命ぜられました。だから、私はそれに従います。
これより私は一時的に約束内の主をミカ様とします。
「貴方様は何と呼ばせていただければ良いのでしょうか」
「私?私はね……『聖園ミカ』……ミカって呼んでね☆」
「ミカ様…………よろしくお願いします」
「よろしくね☆」
私はミカ様の後ろを、親鳥を追う子ガモのようについていきました。
…………………………………………………………
「あ、あれはなんでしょう……!」
「あれ?あれは車だよ?」
「あれにぶつかられたら…………」プルプル……
「そんなに怖がらなくても大丈夫だって」
創造主様…………お願いです。どうか私を迎えに来てください。なんですかあの車というものは。あんな速度で箱がビュンビュン走り回っているここは魔境です。
ダダダダダダダダダ!!!
「ひっ!」ガシッ!
「アキちゃん…………大丈夫?」ナデナデ
私はミカ様の後ろにしがみついてしまいました。それをミカ様は優しく撫でて慰めてくれました。なんだか、体の震えが少しだけ収まったような気がしました。
「な、何なのでしょうか。あれは……」プルプル……
「あれは銃だよ?皆当たり前に持ってる筈なんだけど……」
そんな金属でできた看板をぶち抜くような物を当たり前に持っているなんて…………創造主様、私は何時まで生き延びられるのでしょうか……
「ふふっ……アキちゃん可愛い♡」
「?…………」
ミカ様はそう言って私を抱き締めて撫でて下さりました。その時の感覚を言い表す言葉を私には持ち合わせていませんでしたが、ずっとこのままであってほしいと思えてしまいました。
「取り敢えず、帰ろっか」
「分かりました」
私は離され、ミカ様と手を繋いでミカ様の家へ向かいました。
…………………………………………………………
「ということで、私の新しい侍女のアキちゃんでーす!」
「よ、よろしくお願いします!」
私はミカ様から小さな『銃』を貰い、ミカ様と共に彼女の友人の元に行きました。
「この子……いえ、人形でしょうか?」
「はい。『アキ』と呼んでください」
「ミカさん、一体こんな物を何処から拾ってきたのですか?」
銀髪のお方は私に興味津々のようで凄く見てきます。見る限り暴力的では無さそうなので幾分か怖くはないのですが……
「いやね……この子トリニティのはずれで途方に暮れてて可哀想だったから拾ってきちゃった☆」
「あの……お二人は何とお呼びすれば……」
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。私は『桐藤ナギサ』です」
「ナギサ様…………よろしくお願いします!」
私はそう言ってお辞儀をしました。
「にしても、こんなに受け答えが出来る人形なんて一体誰が作ったのでしょうか?」
「うーん……分かんない!」
「ミカさん……エデン条約も控えているのですからこう言った不確定要素は増やさないでください」
「ごめんごめん。でも放っておくのも可哀想でさ〜」
もしかして、私は居ないほうが良かったのでしょうか。私が必要か否かは今仕えるミカ様にかかっています。少なくとも私が生きたいように生きろと命じられたそれに従うのであれば、私はミカ様の意向に従いたいです。
「いえ、大丈夫です。この人形が裏切りに加担している可能性は考慮しなくてはいけませんが……」
「?…………」
私はナギサ様がぼそっと言っていた事が何なのか聞き取ることが出来ましたが、私は裏切り者が何なのか理解出来ませんでした。
「その…………先程仰っていたエデン条約というものは……」
「…………ご存知ないのですか?」
「はい。創造主様に創られ、生きたいように生きろと命じられてミカ様に拾われた……私にはそれ以外のものはありません」
「そうだったのですか……」
「エデン条約っていうのはね〜、私達穏やかなトリニティ総合学園と角がついてる乱暴なゲヘナ学園が仲良くしようねってお約束みたいなものかな?」
「ゲヘナ学園…………」
ミカ様の説明を聞くにゲヘナ学園という組織はミカ様が所属するトリニティ総合学園よりも粗暴なお方が多いようです。そんな方と出会ってしまったら私は…………
「……怖い…………」プルプル……
「そう怖がらなくても大丈夫です。条約が結ばれればお互いに傷つけないという約束が結ばれます」
「つまり…………襲われないのですね……」
「そういう事っ!万が一アキちゃんが襲われても私が許さないんだから!」
「ミカ様…………!」
私は仕えるべき筈のミカ様がここまで頼もしいお方だと始めて知りました。本来私がお守りしなければいけない筈なのに…………
「ですが……守られてばかりではいけません。私はミカ様に仕える人形。ミカ様をお守りせねば……」
「アキちゃん」
「な、なんでしょうかっ!」
私はミカ様の手が両方の頬に当てられ、ミカ様の顔の方に向けられました。
「アキちゃんは大人しく守られていればいいの。いいね?」
「は、はい…………」
その後私はミカ様に連れられ、お家に帰りました。
…………………………………………………………
「アキちゃん、一緒に行こ!」
「分かりました。ですからそう走らないで…………私が追いつけません」
ナギサ様に挨拶に行ってから数日が経ちました。私はミカ様の侍女として家事を覚えてどうにか役割を果たせるよう頑張っています。
「ごめんごめん、つい嬉しくて」
「嬉しい?」
私は感情がよく理解出来ません。私は人形であり、人の命令に従う為の存在なのですから。
「うん!やっぱりアキちゃんと遊ぶのは楽しいから!」
私はミカ様の笑顔を見て、その感情は良いものだと思いました。笑っているというのは良いことだと私は思いました。
ですが……創造主様があの涙を流しながら笑っていたのは一体どういう感情だったのでしょうか…………感情を理解できない今の私には、難しい疑問でした。
「因みに……今日はどこへ向かうのでしょうか」
「今日はちょっと補習授業部の所に遊びに行くよ!」
「…………ナギサ様には言わなくて大丈夫なのですか?」
「大丈夫!今回はこっそり行くから」
こっそり……つまり無断なのでしょう。私はそれを止めるべきなのでしょうが、今の私はミカ様に従う人形。私はミカ様の意向を尊重する事にします。
「…………分かりました」
ミカ様が守ってくれると油断していたからなのでしょう。この補習授業部はどれ程危険な所なのか、私はまだ知りませんでした。
アキちゃんの方はどれくらい書いて欲しい?
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アキちゃんかわいいから一杯書いて
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ハルちゃんを書け主人公だるぉ!?
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アリスかわいいィィィィィ!!!!
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半々位でお願いします