光の勇者と闇の勇者   作:脱力戦士セシタマン

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 この作品は曇らせたぐをしようしております。その点に注意しておよみください(知能低下)あとアリスかわいい♡(更なる知能低下)
 昨日の夜誤って一瞬投稿しちゃったのだ。申し訳なのだ。



4話 資格審査

 

 

「よーし……これで漸くゲーム三昧出来るね!」

 

 私達は身体検査を終え、部室に帰ってきていた。

 

「アリス、レイド行ける!?」

「勿論です!」

「ハルちゃんはどう?」

「遠慮する」

 

 エンジニア部の身体検査で分かった事は幾つかあった。アリスが凄まじい性能を誇るアンドロイドなのはすぐに分かったからいいとして、問題は私だった。

 

 まず私はアリスと同じアンドロイドだった。だが私の身体能力はアリスほど高くない。力に関しては平均的なキヴォトス人とそう大差ない程だったし耐久性も私の方が劣っていた。だがナノマシンによる修復能力は持っていたから肌の傷は治るようだ。

 

 それから物質再構築能力だけど、一言で言えば『私が触っていて、持って扱える物まで』と言う制約がある。逆に言えばそれ以外殆ど制約がない。(一応質量の±20%までなら誤差として認められるし、物体の性質は好きに変えられる)だから私の銃の再構築が出来ても光の剣の形を変えることが出来なかった。

 

「そう言えば、午後何かあると言っていたけど……」

「そうだよ、午後はユウカの審査どうするの!?」

「大丈夫大丈夫。受け答えは完璧なんだから。それに一人入ればいいんだから最悪ハルちゃんだけでも通ればいいでしょ?」

「アリスどうするの!?」

「はぁ…………」

 

 私は想像以上にだらけた部活へと入部してしまったらしい。まあ、私は身寄りがなかったから選択権などないも同然だったから居られるだけ感謝するべきだろう。

 

「ミドリ、審査の受け答えを練習しておきたい。頼める?」

「全然、寧ろこっちからお願いしたい位だよ」

 

 そして私はユウカが来るまでミドリとじっくり面接練習をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………これで大丈夫かな?」

「うん、これで大丈夫。これならどんな事を聞かれても受け答え出来るはず……」

”ハルちゃんは真面目だね”

「真面目も何も……ここでゲーム開発部が活動停止となってしまえば私は身寄りがまたなくなる。ただでさえこの世界の事を知らない私は生き延びる事ができる自信はない」

 

 このまま私が身分もない存在となれば生活に困るのは確実だろう。それは純粋に嫌だ。

 

「それに……もう一人は嫌だなぁ。恩もあるし。だから、出来る事をするのは当然だよ」

「結構ストイックだね……お姉ちゃんも見習って欲しいなぁ…………」

 

 未だゲームで遊ぶアリスとモモイを横目にミドリはそう言う。最悪私さえ通ってしまえば良いのなら、別にそれでもいいのだろう。

 

「よし……!」

「大勝利です!」

「そろそろユウカ来るよね?……」

「あぁ、その筈だ」

 

 モモイとアリスもゲームを一度切り上げユウカを待つ事になった。

 

「ありえないわ……ゲーム開発部に新入部員が入ったなんて……しかも2人!」

 

 するとすぐにそう言うユウカが部室に入って来た。

 

「初めまして」

「貴方が新入部員かしら?」

「はい。『病村(やむら)ハル』と言います。よろしくお願いします」

 

 私は人見知り故余り初対面の人とは話したくなかったが、敬語で気まずさを無理矢理誤魔化す。

 

「貴方がハルちゃん?随分礼儀正しい子ね…………」

「そうだよ!ウチには新入部員が2人も増えたの!だから今日は解散解散!」

「そう言うわけにも行かないわ」

 

 モモイが無理矢理返そうとするけどユウカはそんな物で帰るような人じゃなかった。

 

「この2人が自分の意思でこの部活に入ったかを確かめないと……」

「…………」

 

 そしてユウカによる面接……いや、取り調べが始まった。

 

「まずハルちゃんから……この部活に来たきっかけは?」

「私は廃墟に迷い込んだ所を助けられて、この部活の存在を知りました」

「成る程…………と言うことは無断に廃墟に入ったのね?」

「ギクッ!」

 

 モモイの反応を見るに廃墟に入っていた事は隠していたほうが良かったらしい。ごめんなモモイ。

 

「その件は……私が助かったから不問としてほしいです。罰を与えるなら私にお願いします」

「そこまで言うの?……まさか何かしたのね?」

「してないから!」

 

 ミドリも無言だが私の答えに驚いている様子だった。

 

「話を戻しまして……私は元々ゲームが好きだったので、興味を持って門を叩いたまでです」

「でもここはゲーム研究部とかじゃなくてゲーム開発部、どうして態々ゲーム開発部を選んだの?」

 

 ユウカは私に更に質問する。

 

「第一に恩があったからですが……私はゲーム開発を通じてコーディングの経験をしたい。それは将来に役立つ技術だと考えています。折角コーディングを学ぶのであれば好きなゲームに関する物でやりたかった…………なので私はこの部活を選びました」

「成る程ね…………」

 

 恐らくは求められている答えをきちんと出せただろう。勿論これは本音であり、私の考えでもある。今の世界を見る限りプログラムに関する知識があった方が何かと便利だと思えた。

 

「一旦ハルちゃんは保留ね」

「えぇ!?!?」

「そんな……!」

 

 私はどのような判定が下されるか分からなかったが、ユウカの取り調べはアリスにも同様にされる事となった。

 まあ、アリスは当然突飛な受け答えをしてはユウカ先輩に怪しまれていた。ぼそっと才羽姉妹が「終わった……」と半分絶望しているような様子だったが、ユウカは話始める。

 

「……成程、短い間だったけれどアリスちゃん、貴女の事は良く分かったわ。ゲームが好きだって事、それに新しい世界を冒険したり、仲間と一緒に何かを成し遂げるストーリーが好きなんだって事、十分に伝わった」

「えっ……」

「えぇ、そんな子がゲーム開発部に入部する事は、何もおかしな事じゃないわね」

 

 どうやらアリスは大丈夫らしい。良かった。良かった筈なのに、嫌な胸のざわめきがあったのはなんでなんだろう。

 

「じゃあ……!」

「規定人数を満たしているので、ゲーム開発部を改めて正式な部活として認定、部としての存続を承認します」

「良かったぁ……!」

 

 才羽姉妹は安堵の表情を浮かべていた。それを私は、喜ぶべきだ。

 

「…………良かったね」

「あっ!でもハルちゃんは……!」

「…………ハルちゃんは駄目よ」

「っ………………」

 

 私は役に立つ事は出来なかったらしい。仕方がないだろう。仕方がない筈なのだ。

 

 

 

 それでも、これを理不尽だと思えてしまう私は果たして間違っているのだろうか?…………

 

 

 

「なんで!?」

「ハルちゃん、本当に入りたいと思って入っていないわね?」

「…………」

 

 私には本当に入りたいのかと聞かれて即答出来るほどの熱意はなかった。

 

「そんな……!」

「そうか…………私はもう要らないんだね……気にしないで。寧ろ役に立てず申し訳ない」

「でもハルちゃんは私達の為に面接の練習までして……!」

「それでも、よ」

「なんで!」

 

 私は無言でその場を去ろうと思ったけど、どういうことなのか気になって耳を傾けた。

 

「それにハルちゃんの持っているその銃や力は……」

「……………」

 

 そう言うことだったのか。それが聞けただけで十分だった。私は無言でバレないようにその場を立ち去り、外へ出た。涙がポロポロと零れ落ちてしまうのは、きっと私の心が弱いからなんだ。

 

タッタッタッ………

「はぁ……はぁ……」

 

 私の能力は危険と判定されているなら私は殺されるのが妥当だろうし、仮にそれが解決しても廃墟の処分がどれ程か分からないけど恐らくはミレニアムにはいられないだろう。

 この身体になる前は政府が指定する立入禁止区域に入った者は厳重に処罰が下された。端的に言えば死刑。それ程見てはいけない物だったのだろうが、廃墟もまた立入禁止区域となっているなら厳しい処罰が下るだろう。

 そもそも私が廃墟に入ったと言わなければ済んだ話だ。私は相変わらずド阿呆だったみたい。

 

「……………………」

 

 涙が枯れるまで走っていたけれど、私に行く当てなどなかった。だから取り敢えず学園の領土ではない所を歩く事にした。私は追われる身である可能性があるため人気のない道を、ずっと進み続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何度か日が昇り、何度か日が落ちた。それを数えるられる程心に余裕なんてなかった。

 

 あぁ……もっとゲーム開発部の皆と一緒に遊んでおけば良かったなぁ……あぁ、また泣きそう…………やっぱり駄目。やっぱり過去の事は振り返っちゃいけない……もう幸せは戻らないから…………!

 

 …………確実にミレニアムからは離れた辺りでふと後ろを振り向くと、私を追いかける人影がチラリと見えた。それに私は少し嫌な予感がした。

 

「…………誰?」

「……気づかれていたか…………私はアリウスの『錠前サオリ』だ」

 

 その人はマスクをして黒い帽子を被りヘイローを持つキヴォトス人だった。

 






 頑張っても報われないハルちゃん可愛いね。ごめんよハルちゃん。それはそれとしてアリスは可愛い。
 え?アンケートはどうなんだって?ここまでは確定事項なので……

ハルちゃんにはどれくらい酷い目にあってほしいですか?

  • 筆者が行けるとこまでかっとばせ!
  • 一回ボロボロにしたら十分!
  • そんな幼気な少女(中身男)を虐めないで!
  • どうでもいいアリス可愛い♡
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