ハルちゃんはアリウス生になりました()
タグ詐欺も大概にsayよ!とおもっているかもしれませんね……出来る限り先生視点と共にゲーム開発部の動向は書いていくつもりです。あとアリスは可愛い(真理)
「やっと来ましたか」
大きな建物に入ると、そう言う赤い肌の人の形を持った化け物がそう言う。
「マダム、只今連れて参りました」
「ご苦労。下がっていてください」
そう言ってサオリはこの場を去ってしまう。
「貴方には聞きたい事が色々ありますが……まずは自己紹介を」
「『
「そうですか……私はまあ、聞いていると思いますがマダムとお呼びなさい」
「…………はい」
このおばさんのような化け物が生徒会長をやっているのか。にしては生徒の特徴たるヘイローと言うやつがない。なんか怪しいな…………
「本題に入りましょう。貴方の過去について話しなさい」
「過去…………分かりません」
「どういうことです?……」
何故だかマダムの機嫌が悪くなってる気がする。余り気が立っていると面倒な人そうだから、ある程度はヨイショしたほうがいいだろう。
「私は目覚めた時には廃墟にいて、それ以前の記憶は殆どありません。僅かに覚えているのは、何かに対して憎しみを抱いていること…………」
「成る程…………」
何故かマダムの口角(?)が気味悪く上がった。ヨイショしてないのになんでなのか分からなかったけど、機嫌が悪くなるよりはマシだと思った。
「では貴方のその能力について教えなさい」
なんかこの人一々高圧的だなぁ……まあ、そう言う人なんだろう。前世もそう言う人はいたし、特に気にすることもないだろう。
「私の能力は……一言で言うなら『私が触っていて、持って扱える物まで再構築出来る』能力です。質量は誤差±20%までは無視出来、物体の性質は好きなように変えられるようです」
「ほう…………!」
…………なんだか凄くマダムが凄く上機嫌になっている気がする。逆に気に入られてしまったのだろうか……?
「では最後に…………貴方は人を殺した事がありますか?」
「…………」
これは……あると答えていいのだろうか?……これ以上気に入られて面倒事に巻き込まれるのはごめんだ。だがそれ以外に回答も思いつかないから、殺したことがあると言ってしまおう。
「ある。沢山」
「素晴らしい!!!!」
凄く……凄く嫌な予感がする。面倒臭い人に気に入られたっぽい雰囲気を感じる…………!
「ふふふ…………先生と言う男はなんて物を捨ててしまったのか……貴方にはアリウス分校の生徒として生きてもらいましょう」
「…………はい」
そして私はマダムの指示の元アリウススクワッドと言うチームにねじ込まれることになった。リーダーをあわや殺しかけたのに大丈夫なのか聞いたが……
「いえ、寧ろ貴方のヘイロー破壊爆弾なしに生徒を殺す技術は非常に有用です。一年生でなければ教官として迎えたい程ですよ」
その瞬間私は理解した。私は推定面倒臭い人にめちゃくちゃ気に入られてしまったようだ。まあ、トップに気に入られるのはアドなんだろうけど、絶対何回か心の中でブチギレる出来事があるだろう。
「そこの……彼女をアリウススクワッドの所まで連れていきなさい。そしてアリウススクワッドに編入させる事を伝えなさい」
「はい」
そうして、ガスマスクをつけたアリウス生に連れられ外へ出た。
…………………………………………………………
「…………ということなのです」
私がガスマスクのアリウス生に案内されアリウススクワッドの所に向かうと、先程のサオリとミサキとヒヨリに、仮面をつけた少女が増えていた。どうやらリーダーと呼ばれるサオリ率いるアリウススクワッドのメンバーが彼女らということなのか。
「そうか……」
「…………まあ、リーダーとやりあえるぐらい強い人が味方に来てくれるなら心強いかな」
「えへへ…………これで少しは楽になりますかね?……」
「…………」
その少女は手振りで何かを伝えようとしていたが、私にはさっぱり分からなかった。
「やる事は……減らない?…………まあ、人が増えた分やる事は増えそうだね」
「……私にできることはやろう……所でそこの仮面をつけた人は…………」
「彼女は『姫』だ」
「姫?……」
何故名前ではなく呼び名が紹介されたのか分からなかったが、一先ずはそう呼ぶ事にした。余計な詮索は良くないだろう。
「そうだ」
「そうか……皆、よろしく頼む」
「よろしく」
「よ、よろしくお願いします……」
私はアリウススクワッドの仲間になった。アリスだったら『パンパカパーン!ハルはアリウススクワッドに合流しました!』とでも言っているのだろう。
…………………………………………………………
〈先生視点〉
ハルちゃんがゲーム開発部を抜け出して数時間後の事……
「ハルちゃんは!?」
「駄目!こっちも見つからない!」
私達はいつの間にか消えたハルちゃんを探していた。アロナに探してもらっているが、どういう訳か見つからないままだった。
”ハルちゃん…………どうして……”
今思えばハルちゃんの心に傷を負ったまま、放っておいてしまったんだろう。
ハルちゃんが起きてすぐの時に手を合わせていたあれは、きっと辛うじて残っていた記憶の中の大切な人だったんだろう。あれだけの惨状を見ても反応を見せなかったのは、私達に気を使っての事だったのだろう。
「ユウカ先輩が入れないなんて言うから!」
「仕方ないじゃない!あれは不確定要素が多すぎるから私達で保護するって方針だったのよ!」
ユウカにも探すのを手伝って貰っているけど、見つかる気配はなかった。まるではじめからいなかったみたいに、痕跡一つ残さずいなくなっていた。
「ハルちゃんもお別れもなしに勝手にいなくなるなんて酷いよ!」
「その通りです!」
「そう……だけど…………ゲーム開発部に入れないって言われていた時のハルちゃんの顔、見てた?」
「いや……見てなかったけど…………」
ハルちゃんは絶望していた。まるで全てが終わったかのような顔だった。ゲームをしている時は凄く楽しそうにしていたし、ゲーム開発部の為を思って動いていた。
「凄く……今にも泣きそうな悲しそうな顔してたよ」
「…………」
審査で面接練習をきちんとやっていたにも関わらず、遊んでいたアリスが仲間として受け入れられたのは、彼女にとってショックだった筈だ。
分かっていた。
分かっていて、止めなかった。
もし私がハルちゃんにシャーレに来ないか誘っていたら、もしハルちゃんの事をもっと気遣ってあげられていたら…………もっと結末は変わっていただろう。
「……きっとハルちゃんは一人が怖かったんです」
「アリス?」
「ハルちゃんはきっとあの場所で、一人置いて行かれたんです。皆は先に魂だけがどこか遠い所に行ってしまったんでしょう」
彼女は一人で、寂しかったんだ。けれど一人で我慢ができるからと、ゲーム開発部の様子を見守っていたのだろう。それはアリスとは違って記憶がある程度残っていた事もあったからではないか。
「……でも、なんでどっか行っちゃったんだろう」
「それは……『私はもう要らない』って言ってたから、もう要らないと思っていなくなっちゃったんじゃないかな……」
ハルちゃんは役に立とうとして、役に立てなかった。それで、捨てられると言う事実が怖かったのかもしれない。いっそ仲間から切り捨てられる位なら自分から…………実際そう思っていたかは分からないけど、そのように思えてしまう。
「そんな事ありません!ハルちゃんはアリスの仲間ですからハルちゃんの事をちゃんと連れ戻しましょう!」
「…………」
「その通りだよ!ハルちゃんは一人ぼっちになんかさせない!」
”そうだね……!”
私はもう二度と生徒を一人にしないと、心から誓った。
ハルちゃんにはどれくらい酷い目にあってほしいですか?
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筆者が行けるとこまでかっとばせ!
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一回ボロボロにしたら十分!
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そんな幼気な少女(中身男)を虐めないで!
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どうでもいいアリス可愛い♡