光の勇者と闇の勇者   作:脱力戦士セシタマン

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 今日はぶっ込みます。明日からはどれくらいで投稿できるか分からない。あとアリス可愛い。




7話 探し物

 

 

 私がこのアリウスに来てから1週間程が経った。今私はというと…………

 

「……………………」

「ありがとう」

 

 私は姫に髪を三つ編みにしてもらった。姫は普段三つ編みで慣れているが私はやったことがないから、暫くはやってもらわないと駄目そうだ。

 私が何故三つ編みなんかにしているかと言うと、私は少なからずセミナーに情報が行っている以上身元がバレる可能性があった。だから髪を結んだりして出来る限り素性を隠すようにしている。

 まあ、髪を結ぶのなんて気休めかもしれないけど……

 

「さて……」

 

 そして私はケープマントを被りマスクを付ける。服は…………どうしても貰った物を使いたくて、制服と上着のミレニアムの校章の上からアリウスの校章を縫い付けて使い回していた。ケープマントなんてミレニアムの服に不似合いかもしれないけど、正体がバレるよりはマシだ。

 

「今日はトリニティへの調査だ」

「……具体的にはどこ?」

「ミレニアムに近い方だ。最近ミレニアムが人を捜索する為に動きが見られているらしい。その原因を探る」

「了解」

 

 私はなんだかんだ今日が初任務かもしれない。それまでは訓練やら挨拶回りやらで余りアリウスの外には出たことがなかったので、久々に楽しみだった。

 因みに訓練はきつかったし、挨拶回りでもあんまりいい反応はされなかった。まあ、部外者なんかが急に仲間になっても受け入れられないのは当たり前だろう。それでも訓練をやったらマダムから気に入られている事については納得したようだ。

 

「私とミサキでポイントA周辺を、ハルと姫はポイントB周辺を調べてくれ。ヒヨリは…………何かあった時のカバーを頼む」

「わ、分かりました!」

「…………」

 

 一先ずは姫と行動らしい。一応私は近接戦ではなく大弓が本命なので、その様な配分なのだろう。

 そう言えば、初めての訓練の時は姫の戦闘スタイルには驚かされた。姫と呼ばれる人物がサブマシンガンで弾丸を避けながらタンクしてるのを見れば、きっと驚愕する筈だ。

 

「集合時刻は1200にこの地点に集合、一旦情報を纏める」

「了解」

「………………」

「そうだな、行こう」

 

 私はここ1週間で姫の手話が何となく分かるようになってきていた。しかし手話しかしないなんて不思議だ。明らかに声は聞こえているから喉が潰されているのだろうか?

 私達は指定された地点に向かった。確かに、ミレニアムの生徒が何人かいた。トリニティの領地だと言うのに、一体何をする気なのだろう。ただの観光…………にしてはキョロキョロしているし、何か聞いて回っているような気がする。

 

「私が聞いてこようか?」

「いやいい。私が………………」

 

 いや待て……さっき誰が喋った????

 

「私だよ。姫」

「…………喋れたのか」

「うん。本当はマダムから余計な交流はするなって言われてるけど、マダムのお気に入りみたいだから」

「………………興味が湧いた、と?」

「まあそんな所かな」

 

 私と姫は路地裏から覗きながら会話をする。

 

「ハルちゃん、記憶がないって言ってたけど…………アリウスに来る前は何処にいたのか覚えてる?」

「あぁ。ミレニアムの方にな。私が記憶を失ったのはその時より前だ」

「そうだったんだ…………もしかして、戻りたいの?」

「……いや……そう願っても、帰れない。私の力は危険だから」

「そうなんだ……私は力なんて使い方次第だと思うけど」

 

 そうだと私も思う。でも、他の人が危険と言うなら危険なんだろう。どちらにしろ、ゲーム開発部に居られない

 

「…………そうだね……」

「…………これじゃあ探す効率が良くないね……二手に分かれよう」

 

 こうして私達は別の方へと分かれていった。私は人の動きを観察し、話している内容に耳を傾ける。

 

「ちょっといいか?」

 

 そんな中、赤髪の私より小さい子が話しかけてきた。その子は凄く目つきが悪くて、ミレニアムの制服も着崩していてかなりガラが悪かった。

 

「……なんだ」

「最近ミレニアムで生徒がいなくなっちまったらしくてな、そいつを探しているんだよ」

「!…………」

 

 私はそんな人がいるんだ、程度に思いたかった。その人が私ではないと、そうではないと思いたかった。けれど薄々分かっていた。分かっていても、そうであってほしくはなかった。

 

「ゲーム開発部ってとこにいたやつらしいんだが……」

「っ!…………」

 

 私は思わず反応してしまう。それを見て、その子の目はより鋭くなる。これはもうバレてるんだろう。バレてるのは分かってるけど、このまま連れて帰ってくれたらもしかしたらまたあの場所(ゲーム開発部)に帰れるんじゃないか……そんな淡い期待を抱いてしまう。

 

「なんか聞いてた奴と似てるんだよなぁ?……オメェ名前は?」

「…………山根シュウ」

「…………へぇ?」

「それで、その人の特徴は?…………そんな話を聞いたことがある気がする」

 

 私は咄嗟に偽名を使った。少しだけ、ゲーム開発部に帰れる可能性に賭けたかった。でも、私が厳正な処罰(死刑)が下されるかもしれなかったから、せめて私の扱いについて聞きたかった。

 

「黒髪のロングでミレニアムの制服を着てる筈だぜ。体格は丁度あんたと同じくらいだ」

「そうなんだ…………因みにその子ってどうなるの?」

「まあ、ヤバい能力持ってるみたいだし……セミナーは身柄を拘束するって言ってたな」

 

 …………となると、殺すつもりはないが確実に囚人のような扱いにするんだろう。でも楽しかった時間をまた少しでも過ごせるのなら、いいような気がしてしまう。

 

「ゲーム開発部には……戻れないの?……」

「まあ無理だろうな」

 

 なら……やっぱり私はまだミレニアムには行けない。私はゲーム開発部の一員としてミレニアムにいたい。私はまたあの場所でゲームをしたい。それに何より…………私を助けてくれたくれたお礼も何も出来ていない……!

 私は……役立たずで終わりたくなんかない…………!

 

「なんだ?……何か知ってんのか?」

「………………いや?」

「本当か?さてはお前がハルだったりしてな?」

「…………どうなんでしょうね……?」

「教える気はないらしいな…………じゃあ」

 

 もうこれは戦うしかないだろう。私の勘が相手は相当強いって言ってる。私に勝ち目があるかどうかなんて分からないけど、やるだけやるしかない。

 

「ボコって吐き出させるしかねぇな……!」

 

 そう言って彼女は不敵な笑みを浮かべ、鎖につながれた2丁の銃を構えた。

 

ハルちゃんにはどれくらい酷い目にあってほしいですか?

  • 筆者が行けるとこまでかっとばせ!
  • 一回ボロボロにしたら十分!
  • そんな幼気な少女(中身男)を虐めないで!
  • どうでもいいアリス可愛い♡
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