赤の騎士が黒の騎士に染まる   作:ダークキング

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入隊試験

 

黒の騎士団の入隊試験を受ける為にオルドリン達は制服に着替えて総領事館の地下ハンガーに集まっていた。

 

サヴィトリ「この模擬戦を取り仕切ります。技術部の加苅サヴィトリです。使用する弾丸は全てペイント弾。ナックルガードもスラッシュハーケンの先もゴム製。とはいえ。当たりどころが悪ければ、無頼程度の装甲では損傷することもあり得ます。死んだとしても自己責任でお願いします」

 

サヴィトリが試験管として模擬戦で使う武器の説明と注意する。

 

新兵1「なんだよ。あの言い方」

新兵2「ガキのくせに偉そうに仕切りやがって」

 

サヴィトリの言葉使いと態度が気にくわない新兵達。

 

サヴィトリ「............『まただ。また見た目で判断して。お門違いなことで批判する。これだから凡人は......』」

 

外見だけで判断する新兵達を見下すサヴィトリ。しかしサヴィトリの言葉使いと彼らに対する接し方の態度が悪かったもの事実。

 

サヴィトリ「それでは試験を開始します」

 

ブーーン

 

新兵1「こ、これってどうやったら動かんだ?」

新兵2「お、おわっ!相手はどこに......?」

 

ブザー共に試験が開始されオルドリンは新兵達はナイトメアを扱いきれず戸惑うばかりであった。

 

サヴィトリ「はあ......。失格、失格、失格......」

カレン「やってるわね」

サヴィトリ「カレンさん?」

 

次々に失格者な続出する事に呆れるサヴィトリの元にカレンがやってくる。

 

サヴィトリ「どうしたんです。こんな低レベルなところに?」

カレン「低レベル?」

サヴィトリ「彼らです。彼らはどうして志願したんでしょう。操縦技術もない。知識もない。教養もない。けれで、みんな『やる気だけは人一倍あります!』なんて言いながらナイトメアフレームに乗る。それであのザマです。カレンさんが見に来るようなレベルに達していません」

カレン「ふふっ。サヴィトリは辛辣なのね」

 

サヴィトリの辛辣な正論に笑ってしまうカレン。

 

サヴィトリ「事実を述べているだけです。えっと、次は......」

 

オルドリン「はあああっ!!」

 

バババババ

 

パシャーン、カシン

 

バシン、バシン

 

サヴィトリ「オルドリンさん合格です!」

 

 

次にオルドリンの試験が始まりその実力を遺憾なく発揮して相手の無頼を次々に撃破して試験に合格する。

 

カレン「すごいはね彼女!既にエース級の腕前じゃない」

 

カレンはオルドリンの操縦技術に腕に驚く。

 

サヴィトリ「資料によると彼女はここに来る前はエリア24で最大のレジスタンス組織マドリードの星との一員として活動していたようです」

カレン「そうなんだ......だからあんなにナイトメアの扱いが上手いのね。でも、いたって事はもしかして...」

サヴィトリ「はい。マドリードの星は彼女を残して全滅させられたそうです」

カレン「そっかぁ...」

 

オルドリンがマドリードの星の最後の生き残りだと知り悲しい気持ちになるカレン。

 

ベニオ「朱城ベニオ。16歳!神戸から来ました!よろしくお願いします!」

 

ベニオの試験が始まり無頼の座席から大声で挨拶をするベニオ。

 

サヴィトリ「あれは、ベニオ......」

カレン「ふふっ。ベニオったら何かの面接みたいね」

サヴィトリ「カレンさん、もしかしてベニオを見に?」

カレン「ちょっと確かめにね」

 

サヴィトリ「それで初めてください」

 

ベニオ「......っ」

 

ギィィィィ

 

新兵3「き、消えた?」

 

バシン

 

新兵3「うわっ!」

 

ドタン

 

開始と同時にベニオの無頼が一瞬で距離を詰めて相手の無頼を殴り倒す。

 

サヴィトリ「昨日と同じ動き......」

カレン「やっぱり。昨日のは、まぐれじゃなかったみたいね」

 

ベニオの操縦センス改めない確認したカレンは昨日のナイトポリスでの戦闘の活躍がまぐれでないと認識する。

 

サヴィトリ「負けた方、交代してください。朱城さんは引き続き模擬戦を続けてください」

ベニオ「了解です」

 

サヴィトリの指示に従い次の対戦相手が現る。

 

ブーーン

 

新兵4「くらえ!」

 

バババババ

 

ベニオ「......くっ......」

 

ベニオは敵の銃弾を巧みにかわし絶好の射撃のチャンスに掴むがベニオは何故か撃たない。

 

サヴィトリ「あの距離で避けた!?」

カレン「でも、せっかくのチャンスに撃たなかった......」

 

オルドリン「もしかして、あの子...」

 

ベニオ「このおっ!」

 

パシューン、バシン

 

バシン

 

ベニオはスラッシュハーケンで敵の銃を弾いて距離を詰めナックルガードで叩き込む。

 

新兵1「また勝ったぞ。あのベニオってヤツ」

新兵2「マジかよ。あんな子どもが......」

 

オルドリン「やるわねベニオ!でも...折角のチャンスだったのに撃たなかった。もしかてベニオは...」

 

新兵達がベニオの驚く中。オルドリンベニオを素直を評価するが、先程とベニオが絶好の射撃チャンスだったのに関わらず撃たなかったとてもあるある予測をする。

 

サヴィトリ「最終試験です。正規団員の方。誰でもいいので朱城さんの相手になってあげてください」

 

ベニオ『次が最後......次勝てたらカレンさんに近づけるのかも......』

 

なんとしても勝ちベニオ。

 

新兵1「......それはさすがいなあ」

新兵2「新人に負けたらシャレにならないしな」

???「てめら新入りに相手に何ビビってんだ!なさけねぇな!いいだろう!ここはゼロの親友である玉城様が世間の厳しさってやつを教えてやるよ!」

 

ベニオに負けるかもしれないと弱腰の新兵達に幹部である玉城真一郎が怒鳴り散らしながら自分がベニオの相手をすると名乗りでる。

 

サヴィトリ「なんですか?あのバカっぽい人は......」

カレン「あはは。馬鹿なのは間違いないけど、実戦経験はあるからね。今のベニオの実力を見るのにちょうどいいかも」

サヴィトリ「はぁ......」

 

オルドリン『あの人。あんな事言っているけど本当にゼロの親友なの?』

 

玉城に対するサヴィトリの評価に笑うカレンと玉城の言葉に疑いの眼を向けるオルドリン。

 

サヴィトリ「初めてください」

 

カン、ガギィ

 

ベニオ「わわっ」

 

ゴッズド

 

ガシャーーン

 

ベニオは素早くナックルガードを打ち込んでくるが玉城に受け流されバランスを崩した瞬間に腹部に蹴りを喰らい壁に叩きつけられる。

 

新兵1「玉城さん手加減なしかー」

新兵2「大人げないー!」

玉城「バカ野郎!あんなもの受けられなかったら実戦じゃ即死だぞ!」

 

新兵達のブーイングに文句を言う玉城。

 

玉城「これがオレ流の挨拶......お?」

 

ギギギギッシ

 

ベニオの無頼が起き上がり拳を構える。

 

玉城「いいじゃねえか!気に入ったぜ......新入り!」

 

バゴン

 

ガガガガガ

 

向かってくるベニオに玉城はナックルガードを無頼の頭をぶつけて吹っ飛ばす。

 

ギギィ

 

ドコン

 

ベニオは再び立ち上がり向かっていく今度は頭を掴まれて床に叩きつけれる。しかしベニオの無頼はまるで何度叩きつけられようとまるでゾンビの様に這い上がって向かっていく。

 

オルドリン「もう限界のはずなのに......まさかベニオ!」

 

明らかに限界を来ているの起き上がる無頼を見たオルドリンはベニオが意識の無いまま本能だけで戦っているのでないかと察する。

 

サヴィトリ「もう充分です!両者そこまで!模擬戦なんですよ!?」

玉城「やめようにもこの新入りが向かってくるんだよ!!何とかしてくれ!!」

 

サヴィトリは2人に辞める様に言うがベニオが止まらないため辞められないと訴える。

 

サヴィトリ「仕方ないありません。強制終了しまう」

カレン「待ってサヴィトリ。もう少しだけ見せてくれる」

 

サヴィトリがベニオの無頼を強制停止させようとするのカレンはそれを止める。

 

ベニオ「玉城いいいいい!!!!」

玉城「んなあっ!?オレ大先輩!!」

 

バグッン

 

ベニオは玉城を呼び捨てに叫びながらアッパーカットを食わせて玉城の無頼を吹っ飛ばす。

 

ドシャン

 

グシャ

 

玉城「ぎゃ」

 

倒れた玉城の無頼の上にベニオの無頼が倒れ込む。

 

玉城「いってぃ...おい新入り!どけよって...おぉい!」

 

玉城はベニオに退く様に言うがベニオは反応しなかった。

 

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

 

ベニオ「......う、う〜ん」

カレン「気がついた?」

 

ベニオが意識を取り戻すとそこにはカレンとオルドリンの姿があった。

 

ベニオ「カ、カレンさんとオルドリンさん!どうしてここに!?っていうか、ここは......?」

カレン「中華連邦総領事館の医務よ」

オルドリン「貴女は模擬戦中に気絶してここに運ばれたの」

ベニオ「模擬戦......。そうか、私あのたと、気を失って......ご迷惑をかけました」

 

2人に説明されたベニオは模擬戦で気を失ったことを思いし頭を下げる。

 

カレン「そんなこと気にしなくて大丈夫。それから......はい、これ」

 

カレンは一枚の紙をベニオに差し出す。

 

ベニオ「『貴殿、朱城ベニオを人形自在戦闘装甲機部隊へと配属する......ゼロ』それはゼロからの......」

 

それはナイトメア部隊への配属を示す配属通知書。詰まりベニオは黒の騎士団への正式な入隊が認められた証拠である。

 

ベニオ「そう。あなた達の入団が認められ、ナイトメア部隊への配属が決まったわ私も黒の騎士団に......でも、『あなた達』?」

オルドリン「それは、こう言うこと」

 

カレンの言葉に疑問を持ったベニオにオルドリンは自分の持っている紙を見せた。

 

『貴殿、オルドリン・ジヴォンを人形自在戦闘装甲機部隊へと配属する。ゼロ』

 

そこにはベニオが貰った物と同じ事が書かれた配属通知書だった。詰まりオルドリンも黒の騎士団への入隊が認められナイトメア部隊の配属が決まったのだ

 

ベニオ「それじゃあ......」

カレン「ええ。これからよろしくね、ベニオ、オルドリン。それから......神戸のときもありがとう。あなた達のおかげてこうして黒の騎士団も再始動できた」

ベニオ「えへへ......」

オルドリン「そんな、お礼なんて......。私はただ皆を守りたかっただけですから」

 

カレンが神戸での礼を言うなかベニオは微笑み、オルドリンは謙遜する。

 

カレン「よかった。ちゃんとお礼を言うことができたわ」

ベニオ「それを言うなら、私こそカレンさんにお礼を言いたかったです」

カレン「......?」

ベニオ「私、行政特区日本の式典会場にいたんです。両親がブリタニアに殺されて、私も撃たれそうになったとき、カレンさんに助けてもらったんですよ。だから...」

カレン「そう。あそこにいたのね」

 

ベニオが行政特区日本の式典会場にいたと知り暗い顔をするカレン。

 

オルドリン「もしかして、ベニオが銃が撃たないのはそれのせい?」

ベニオ「あっ......オルドリンさんは気づいていたんですね。もしかしてカレンさんも......」

カレン「ええ」

ベニオ「そうです。銃を撃つのも撃たれるのも怖くて...。昨日の工事現場では無我夢中でしたか撃てたんですけど。そうしたら逆に今日は全然トリガーを引かなかったんです」

 

ベニオは式典のトラウマのせいで銃が使えないことを話す。

 

ベニオ「で、でも!私、戦えます。だから、その......」

オルドリン「大丈夫。弱点は別の事で補えばいいだよ」

カレン「そのとうり......ようこそ、ベニオ、オルドリン。黒の騎士団へ」

ベニオ「カレンさん......、はい!私、頑張ります!」

オルドリン「私もこれから頑張ります!」

 

カレンに歓迎されベニオとオルドリンは喜ぶ。

 

カレン「所でオルドリンはブリタニア人よね?どうしてあなたは黒の騎士団に入った?」

オルドリン「え...?ああ、それはですね」

 

ブリタニア人の自分が黒の騎士団に入隊するのは疑問に思われるのは当然と思ったオルドリン自分が記憶喪失である事、エリア24でマドリードの星の一員で、その最後の生き残りである事や仲間達の苦しみ少しでも一緒に背負う為に自ら左頬の傷を使った事など全てを包み隠さず話した。

 

カレン「そう、記憶を無くしているうえに仲間や友達もみんな死んでしまったの......」

オルドリン「はい......」

 

オルドリンの事情を聞いたカレンとベニオは悲しい顔をする。

 

オルドリン「もう、あんな思いはしたくない。そして誰にも味合わせたくない!だから私は黒の騎士団に入ったの。ブリタニアのような非道なことをする者たちと戦う為に。それが1人生き残った私がマリーやマドリードの星の仲間達にできる事だと思うから」

 

オルドリンは左頬の傷に触れながら自分の覚悟を示す。

 

ベニオ「そうか.....そうですよね。私も大切な家族を亡くしているからオルドリンさんの気持ちがよく分かります」

カレン「そうね。私もあなたの気持ちがよく分かるわ。一緒に戦いましょう!」

オルドリン「はい!あ、それと私のことは『オズ』って読んでください。親しい人達にはそう呼ばれているんで」

 

ベニオ「分かりましたオズさん!

カレン「よろしくねオズ。『あれ...?オズって前に聞いた事があるような...ま、いいか』」

 

3人は仲良く握手する。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

 

???「おい。お前」

オルドリン「貴女は?」

 

オルドリンが医務室を出ると長い緑色の髪した女性に声をかけられる。

 

C.C.「私はC.C.。お前に聞きたいことがあってな」

オルドリン「なんですか?」

C.C.「お前のそのギアス、誰に貰った?」

オルドリン「...っ!?どうしてそのことを?」

 

C.C.が誰にも話していないギアスを持っていることに驚く。

 

C.C.「なに。私もお前にギアスを与えた者と同じ存在というだけさ。それで?そのギアス、誰に貰った?V.V.か?」

オルドリン「V.V.?いえ、多分違います。私は額にギアスにマークが入った髑髏から貰ったんです」

 

V.V.と言う者から聞かれたがオルドリンは髑髏からもらった答える。

 

C.C.「......そうか。それでお前はそのギアスを何のために使うつもりだ?」

オルドリン「私は1人で沢山の誰かを守りたい......私が味わって絶望を誰にもさせないこの力を使います」

C.C.「そうか...ま、せいぜい頑張ることだな」

 

C.C.はそう言って去っていく。

 

オルドリン「C.C.さん...かぁ。不思議な人だな。あの人も髑髏と同じ存在って言ってけどあの人もギアスを誰かに渡したりできるのかな?」

 

 

 

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