BlueArchive 『鷹は二度、舞い降りた。』   作:45口径信者

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???『オリ主(視点も)は最初に出すと言ったな。』

???『そ…そうだ大佐ぁ…は、早く書いて…』

???『あれは嘘だ。』

(ウワァァァァァァァァァ)

………なにやってんだろ……

てことで本編レッツゴー


アビドス編後半
"反ゲヘナ思想懲罰部隊"の副司令との初対面。


 

 

 

突然だが。私は今、足を舐めている。

 

おっと、変質者だと思わないでね?いろいろと…そう…

事情があるんだよ。

 

きっかけは、アビドスの生徒である。“小鳥遊ホシノ"が

キヴォトスでも屈指の大企業、"カイザーコーポレーション“に捕まったしまったことだ。

 

救出しようにも、アビドスの生徒達では一人一人の練度では勝っていても、数で負けてしまう。

 

なので、私はアビドスと前に一悶着あった。ゲヘナ学園の“風紀委員会"に協力要請をしに来たのだが、現在進行形で私が足を舐めている相手。“銀鏡イオリ"が通してくれないのだ。

 

「はぁ?風紀委員長に会いたい?ゲヘナの風紀委員長に、そんな容易く会えるとでも思っているのか?」

 

「そうだな……じゃあ土下座して私の足でも舐めたら__」

 

"ガバッ"

 

「ひゃんっ!?」

 

そして、現在に至る。

 

「ちょっ、まだ話の途中……んっ! ちょっと!?」

 

「大人としてのプライドとか、人としての尊厳は無いのか!?」

 

「“緊急自体なんだ!それに元からそんなものは無い!"」

 

「おかしい!ヘンタイ!歪んでる!」

 

「こんな変態な大人に__」

 

「なんだか楽しそうね。」

 

「い、委員長……?」

 

そこに居たのは、ゲヘナの風紀委員長である『空崎ヒナ』だった……

 

「……自分の望みの為に膝をつく姿なら、これまで何度も見てきた。けど、生徒の為に跪く先生を見たのは初めて。」

 

「顔を上げてちょうだい、先生。」

 

「言ってみて、私に何をして欲しい?」

 

「いや、その、委員長……先生は跪いてるんじゃなくて足を舐め……」

 

「……?」

チラッ

 

"レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ"

 

「……!“ヒナッ!!!"」

 

「……!!!????」

 

その後、私はホシノ救出作戦について説明した。

 

この作戦では風紀委員会は陽動を行う事になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“それじゃあ。援護は頼んだよ、ヒナ。"」

 

「ええ、任せてちょうだい。」

 

「“うん、それじゃあ__"」

 

「中々楽しそうなお話をしておるではありませんか、風紀委員長殿?」

 

ッ!?

 

『“…!ビックリしたぁ!?"』

 

突然声をかけられ、ヒナと私は少し驚きながらもも振り返ると、

そこには、赤と漆黒の軍服?の様な服を纏った、長い銀髪の少女がいた。

 

「“……?君は……?"」

 

「こんにちは、先生。私の名は仇取(かたとり)レイカ、万魔殿の一端の生徒ですよ。』

 

「以後、お見知りおきを」

彼女がそう言うと、私の前にヒナが立った。

 

"ザッ"

 

「意外ね、ここは風紀委員会の本拠地だって言うのに、なんでシュトラーフェが居るのかしら?」

 

「“シュトラーフェ?"」

 

「……反ゲヘナ思想懲罰部隊(Anti-Gehenna-Ideologie-Straftruppe)ゲヘナ内で問題行動を起こす学生及び、反ゲヘナ思想などを持つ学生を取り締まる治安維持組織よ。」

 

まるで秘密警察みたいな組織だなぁ…正直言って怖い…

 

「ご説明どうも、ですが今では反ゲヘナ思想を取り締まる事は無いですよ。そもそも…そんな思想を持った生徒がいなくなりましたからね。」

 

「質問に答えてないわ。何故ここにシュトラーフェがいるの?」

 

ヒナは彼女の事を警戒してる様だ。

 

「ここにいる理由ですか…まぁ気にしないでください。」

 

「それよりも……まさかゲヘナ最強の空崎ヒナが、シャーレの先生と繋がってるとは思いもしませんでしたよ。」

 

「それで………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何を企んでいるんです?

 

 

 

 

 

 

「“……え?"」

 

「クーデターですか?賄賂ですか?もしかして…シャーレと結託して共産革命でも起こそうとしているですか?」

 

「“なんでそれに繋がるの!?"」

 

「え?教師って全員共産主義者ですよね?」

 

「“違うよ!?全員がそうじゃないからね!?"」

 

彼女の偏見が過ぎる発言を聴いて思わずツッコんでしまったが、よくよく考えたらそれ以外にも問題がある。

まず、彼女は『私とヒナがクーデターを起こそうとしている。』と勘違いをしている。それを正さなければいけない。

 

「“そもそも、私はヒナにお願いをしに来ただけだからね!?"」

 

「お願い?あぁ、クーデターの後のことですか?」

 

「“ちがぁぁぁぁぁぁぁうっ!!!!!!"」

 

この子、本当に疑い深いな!?思わず叫んじゃったよ!?

 

「………はぁ……」

 

そんな私達の姿を見ながら、ヒナは一人ため息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…つまり、その小鳥遊ホシノという生徒を救出する為に、ヒナさんに協力を要請しに来た…と。」

 

「そうとも知らずに、私はあなた方を疑ってしまいました…申し訳ありません。」

 

彼女はそう言うと頭を下げた。

 

「良いわ、気にしてないし。」

 

「“そうだよ!だから、頭を上げて…」

 

「そう言ってもらえるのは嬉しいですが…自分のやってしまったことには変わりません。」

 

「私に出来ることならば、何でもしましょう。」

 

 

「“……ん?今何でもするって言ったよね?"」

 

「…ええ、何でもしましょう。」

 

彼女は、“何でもする"と言った。ならば…頼む事は一つしかない。

 

「“なら…ホシノを助けるのに協力してくれる?」

 

「…?それだけで良いのですか?」

 

「“良いよ、と言うより…やってくれるの?

私が提案したけど、相手はカイザーの私兵…ものすごく強い相手だけど…大丈夫?"」

 

カイザーPMCの練度はやはり軍隊であるからか非常に高い。

そんな相手と戦えば、普通なら負けてしまうだろう。

 

「ええ、自らが“何でもする"と言ったのです。今更、撤回するなんてことはしませんよ。」

 

「それに…カイザーPMCなど、雑兵に過ぎませんからね。

我等が装甲師団があれば…1時間程度で一個師団は滅ぼせますよ。」

 

驚いた。訓練された軍人の師団を1時間を全滅させる事ができると言ったのだ、普通の学生が出来ることではないはず……

いや、キヴォトスではこれが普通なのだろうか?

 

「“それじゃあ…お願いね。"」

 

「ええ、もちろんです。…では、私はそろそろ明日の作戦の準備がありますので…そろそろお邪魔させてもらいます。」

 

「“うん、それじゃあ…また、明日。"」

 

「ええ、先生。また明日。……空崎委員長も…また明日お会いしましょう。」

 

「ええ、そうね……また、“あれ"みたいな事をするのかしら?」

 

「……さぁ?どうでしょうね…ふふっ。」

 

 

そう言うと、彼女は私達とは反対方向へと歩いて行った。

 

 

「“……………“あれ"っていうのは…?"」

 

「……………」

 

 

「……気にしないでちょうだい。」

 

「それじゃあ…先生。また明日。」

 

「“うん、また明日。"」

 

そう言うとヒナは風紀委員会の事務所に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AGIS(反ゲヘナ思想懲罰部隊)作戦本部

 

 

 

 

 

 

 

 

◯月△日(晴れ)

 

例のシャーレの先生とやらに会った。

噂では『顔がいろんな形に変形する』だとか、『身長が2mもある筋肉モリモリマッチョマンの変態』だとか言われていたが

実際は、ごく普通の容姿をしていた。

いや、顔は整っていたな。

教職よりも、モデルの方が似合いそうな方だった。

それで…その先生がゲヘナに来たのはそれ相応の理由があった。

どうやら、ある生徒を救出するのに、風紀委員会の力を借りに来た様だった。

私も、その作戦に参加することになった。

先生は…生徒の事をよっぽど大事にしてる様だ。

先生がゲヘナに来た理由を知る前に、あまりにも失礼極まりない言動を何回もしてしまった(共産主義者だの何だの)

私は彼に『自分に出来ることなら何でもする。』と言った。

しかし、彼は『生徒を救出するのを手伝ってくれないか』と言ってきたのだ。今まで、いろんな人を見てきたが、あんな人は総司令以外では初めてだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…………」

 

日記も書き終わり、私は一息つく。

今日は本当に色々なことがあった。朝からあまり好きではない書類仕事をやって、風紀委員長がシャーレと接触していると聞いて現場に向かって。……本当に嫌になる。私はあまり事務作業は得意ではないのだ……正直言って、後方よりも、前線にいる方が良い。

 

ふと、私は自分の首元に掛けてある、ロケットペンダントを開く。

そこには、自らが最も慕う人と昔の自分が写った写真が入っていた。

 

(……………総司令………)

 

"コンコンコンコン"

 

そうやって物思いにふけっていると、扉をノックされる。

 

「どうぞ、入ってください。」

 

"ガチャッ"

 

「失礼します。」

 

扉を開けて入って来たのは、野戦服を着たAGISの隊員であった。

 

「副司令、出発の準備が整いました。」

 

「分かりました。準備したらすぐに行くので、外で待っておいてください。」

 

「了解です。それでは、失礼します。」

 

"ガチャッ  バタン"

 

隊員が退出すると、私は椅子から立ち上がり、黒の革手袋を着ける。

そして、もうかれこれ2年使っている愛銃をホルスターに入れ。

制帽を被り、そして、部屋を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出ると、複数の砲兵隊と装甲師団が待っていた。

 

「全隊、気をつけ。」

 

師団長がそう言うと、隊員は一列に整列し直した。

 

「副司令に敬礼。」

 

"ビシッ"

 

私はそれに敬礼を返しながら、装甲師団長に近づく。

 

「装甲師団長、人数はどれほどいますか?」

 

「はっ、ティーガーⅡが5両。Ⅱ号戦車が10両。対空戦車が15両。砲兵部隊が16名です。……本当にこれだけの戦車と砲兵でよろしいのですか…?」

 

「ええ、これだけ有れば、カイザーなんて敵じゃありません。」

 

……ん?そういえば…さっきから歩兵師団を見ていない気がする…何処に居るんだ…?

 

「…装甲師団長。歩兵師団は何処です?」

 

「………副司令…歩兵師団は……」

 

「いや、言わなくても良いです。私から電話をかけますから。」

 

そう言いながら、私は電話を掛ける。

 

「あっ、ちょっと待っt_______」

 

"着信音♫"

 

"ピッ"

 

「しもしも〜?誰だ〜?」

 

「もしもし?歩兵師団長、今何処ですか?」

 

「今〜?パーティー中ですよ〜?今日は団員の誕生日なんで〜『団長!早くフォンタのペロロ味開けましょ!!!』はいはぁ〜い!んじゃ、切りますね。」

 

「ちょ、まだ話はおわっt_________」

 

"ピッ"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「団長〜誰からの電話だったんです?」

 

「ん〜?そんなんどうでもいいしょwww今は飲め飲め〜〜!!!」

 

「それもそうですねwww」

 

 

 

 

 

______________________________

 

 

 

 

 

 

 

「……………………………………」

 

「ふ、副司令…?わ、私らがいますから大丈夫ですよ…」

 

「___________ち_」

 

「……ち?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チクショウメェーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

「そ、副司令ぃ!落ち着いて…!!!」

 

「目に刺さるニャン★おっπぷるんぷるん!!!」

 

「落ち着いて〜!!!!!」

 

「おい!水持ってこい!!!」

 

その日…AGIS本部前では、一人の女が意味のわからない言葉を叫び、それを武装した集団が落ち着かせようとするという、世も末な光景があったらしい…

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………すみません、落ち着きました。」

 

「い、いえ、落ち着かれたのなら結構です。」

 

しかし…歩兵師団が来ないとなるならば、次の案を考えなければならない。何故か、簡単な話だ。随伴歩兵がいない戦車なんて、対戦車兵の良い的になるだけだ……歩兵以外の組織で行けるのは……彼等ならば、行けるか…?

 

「……通信兵、至急、StG1(第一急降下爆撃航空団)に連絡してください。」

 

「はっ、分かりました。どの様な内容で?」

 

「今から4時間後…06:00にアビドス砂漠に向かって出撃し、前線にいる装甲師団を援護するよう伝えてください。」

 

「了解。直ちに打ってきます!!」

 

そう言うと、通信兵はモールス信号を打ち始めた。

 

私達は、通信兵からの報告を待っている間、銃や兵器の採集チェックをする事になった。

 

しかし…歩兵師団長はどうするべきでしょうか…

ちゃんと『本部前に歩兵師団を集合させておいてください。』と言ったはずなのに………はぁ…

 

「……装甲師団長、この際、歩兵師団長を更迭するべきでしょうか?」

 

「やめてください。ただでさえ人手不足なんですから。」

 

「それに…歩兵師団長は"あんなの"ですが、なんやかんやで有能ですからね…"あんなの"ですが…」

 

「それ、歩兵師団長へのフォローになってます?どう考えてもディスってるようにしか聞こえませんが…」

 

「昔からの馴染みですから良いんですよ。あんな奴。」

 

「そういえば、装甲師団長は歩兵師団長と幼馴染でしたね。どれぐらい一緒にいるんです?」

 

「そうですね…幼稚園の頃からなので…14年くらいでしょうか。」

 

「そんなにですか…私にはそう云う関係の人はいなかったので羨ましいですね。」

 

「そんなに良いもんでもありませんよ?自分の恥ずかしい過去まで知られてるんですから」

 

「ふふっ…まぁ、それも良いんじゃないですか?『共に歩んできた仲間』って感じで…」

 

 

 

「副司令!StG1からの返答です!!!」

 

そんな雑談をしていると、連絡を終えた通信兵が帰ってきた。

 

「ご苦労です。それで…どの様な内容で?」

 

「すぐに出撃の準備をするとの事です。」

 

「…!そうですか!良かったです!!!」

 

た、助かった…一時はどうなるかと思ったが、これでひとまずは安心だ。随伴歩兵が居ないのには変わりないが、それでも航空支援があるのは有難い。

 

「それでは、そろそろ我々も出発しましょう。」

 

「了解。副司令はどれに乗りますか?」

 

装甲師団長はそう聞いてきた、ここはティーガーⅡに乗らせてもらおう。何と言っても、我がAGIS(反ゲヘナ思想懲罰部隊)の中で最も強力な戦車ですからね。

 

「それでは、ティーガーⅡに乗ります。」

 

「了解です。それでは…2号車に乗ってください。」

 

私はティーガーⅡの車長席に乗り込んだ。

装甲師団長は一号車に乗り込むようだ。

まぁ、師団長なんだから1号車に乗るのは当たり前なのだが…

 

 

いよいよ出撃だ…久しぶりの戦場は楽しみだ。

 

 

 

 

「それでは、装甲師団長!!出撃しましょう!!!」

 

「了解。戦車前進(パンツァー・フォー)!!!!」

 

そうして、私含む装甲師団は、アビドス砂漠に向かって前進した…我々が負けることは無い。必ずや、作戦を成功させてみせる。

 

 

 

 

装甲師団出撃時刻。02:30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

05:30 〜〜〜〜ゲヘナ第三航空基地〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

ここは、ゲヘナ第三航空基地。

AGIS所属のStG1が使用している基地である。

地方に位置している為、この時間帯だとまだ薄暗い。

そんなこの基地の兵舎にて、ある後部銃手を務める少女が寝ていた………

 

 

「……んみゃ…出撃は勘弁……んんぅ…

 

 う…うわぁ…くるなぁ…牛乳が押し寄せてくるぅ…

 

 んみゃ……大佐ぁ…それは…勘弁して…」

 

彼女の名前は、後宮(あとみや)ルマ』

StG1所属の後部銃手である。

そして…ルマがそう可愛い寝言を言っていると、部屋のドアが開けられた。

 

"ガチャッ"

 

ドアが開かれた先に居たのは……………

 

 

左足に義足を着けた男(・・・・・・・・・・)だった……

 

そして、その男は部屋に入って開口一番にこう言った…

 

 

 

 

 

「起きろ、ルマ!出撃だ!!!!」

 

 

 

 

 

 





読み終わった読者の諸君、
てっきり『レイカ』が主人公だと思ったでしょ?
実はそうなんだよn
???『ハハハハハハッ!!!』
ファ!?
某蜘蛛人間『すり替えておいたのさ!!!』
Kiss★Summer…

そして…最後に出たあの二人は…誰がモチーフなんでしょうねぇ…(目そらし)

誤字脱字報告お願いします。
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