やぁ昨日ぶりだね!
今裏で番外編を書いてるよ!!!!!
ヤンデレって難しいね……………誰かヒナタの書きませんか??
話を聞くと決めてから、そこからしばらく村長の話が続いた。
今度はふざけずまじめに聞いていた―――が、やっぱり長い。
なので要約だ。
どうやら東の地から、新参の魔物がこの一帯の覇権を狙って侵攻してきたらしい。
ここら周辺にはゴブリンの村がいくつかあるらしいが、この村はその侵攻の先陣を受ける形になった。
戦闘の末に数多の死傷者を出した。
普通に大問題たが、根本はそこじゃないらしい。
問題はその戦死したものの中にネームドの戦士がいたことなのだ。
この村の守護者的な存在であったらしく、その存在を失ったことでほかの村のゴブリンにとってのこの村の価値が激減した。
ほかの村は、この村を見限ったらしい。
見捨てている合間に自分たちは作戦を立てる。
要は―――
(壁にされたってことか…)
(ヤバいな…)
淡々とした話し方だったが、村長の言葉の節々には悔しさが滲んでいた。
何度も掛け合ったらしいが、その全部が突き返された。
なんともまぁ、残酷な異世界の真実を知った感じだ。
正直聞いていて気分のいい話ではない。
◆
その話を聞き終わってすぐ、リムルが村長に問いかけた。
「そうか…今この村には何匹住んでる?その中で戦えるものはどれくらいいる?」
早くね?
あまりにも早くね?
さっきの話聴いて出てくるのがソレ?
と、思わなくもないが話の内容的に攻撃は今後もあるのだろうし、対策も早いほうが良い………のか?
「は、はい…現在この村には100名ほど。そのうち、戦えるものは…メスも合わせて60匹くらいです」
……うーんなんとも言えない数字。
少ないとは決して言わないが、それだけ居てどうにもなっていないのがこの現状なのだろう。
さっにの話的に数ではなく質の問題なのだろう。
「ふむ……では相手は?
その新参の魔物の種類や数はわかるか?」
リムルはそのまま間を置かずに続ける。
さっきからずっとこの調子だ。
まぁ誤魔化したら?言うたんは俺やけど。
「はい、狼の魔物で牙狼族のようです。本来我ら10匹に対して相手一匹でも対処は厳しく、それが100匹ほど群れているようでして」
とんだ無理ゲーである。
質の問題もあったが、数の上でも負けているとは。
戦力比60VS1000だ。
見捨てられた理由に納得がいったレベルである。
何匹ゴブリンが居ても勝てる気がしないのだから。
「それに、一匹毛色が違うものがおるようでして……氷を操っていて、おそらく牙狼族の上位種。その
無理ゲーが糞ゲーにランクアップした瞬間である。
(ナギサ、どうするこれ?無理ゲーどころの話じゃないんだが)
(俺もそう思うけどさ…)
軽く返事しながら、視線を前に向ける。
(見ろよ、アレ)
リムルもつられて視線を上げる。
そこにあたるのはゴブリンたち。
武器を持ってはいるが頼りない。
装備もボロボロで戦力に数えるのも億劫だ。
しかし、こちらを見てくる視線だけは真摯だった。
若干濁っているのは御愛嬌だろう。
期待の視線がビンビンである。
「そのゴブリンの戦士たち、勝てないとわかっていたのに少数で向かったのか?」
リムルのその問いかけに、返ってきたのは重たい答えだった。
「…いえ、この情報は、その戦士たちが命がけで持ち帰ってきてくれたものなのです」
重い。
想像の三倍は重い。
リムルもその後謝っていた。
その後もぼちぼち話していく内に、その戦士のリーダーは村長のムスコで、今のリーダーの兄だったことが分かった。
これまでの話を振り返りながら、リムルとどうするか考える。
(どうするリムル?)
まぁこんなことを問いつつ、内心一人でも俺は助ける気でいた。
それに村長の目にはうっすら涙が浮かんでいた。
どうなるか、勝てるかは分からないがこの異世界人で俺はそこそこ強いのだ。
こうして話してる内に情も湧いてしまったし見捨てるのも忍びない。
そう思っている。
(そうだな、安く請け負って良い話じゃないが、きまぐれでコイツラを助けてやってもいいと思うぞ)
きまぐれとは。
(なんだかんだ言いつつも、助けようとするんだな)
(うるさいな…まぁ魔物に涙は似合わない。傲岸不遜に行こうぜ?なんたって俺たちは魔物なんだから)
(確かに)
ま、人の記憶のある魔物なのだ。
思い切っていこう。
リムルは最後の問いかけとばかりに、村長へと尋ねた。
「村長、一つ確認したい。俺達がこの村を助けるとして―――その見返りは何だ?お前達は何を差し出せる?」
見返り………?
見返り……………………????
いやいやいや、何を言ってんだ?
そんなもん要らんだろ…。
相手ゴブリンで貧相な出で立ちなのだ。
何をもらうというのかね。
あのお茶おかわりって言われても困るぞ。
とはいえだ。
楽な相手ではないだろうし、リムルの言うことも間違ってない。
納得行くかは別だけどな!!
そんなことを内心に収めつつ、口を挟まず様子を見る。
そして、村長は迷いなく頭を下げた。
「我々の忠誠を捧げます!我らに守護を与えてください。さすれば貴方がたに忠誠を誓いましょう!!」
(いらん)
(そんなこと言うなよ)
(しょうがなくね?)
つい反射で出てしまった、がしょうがないだろう。
急に人生預けてきたんだぞ。
勢いがすごすぎて逆に困るというかなんというか。
ともかく忠誠はいらん。
今は吸血鬼だけどこころは高校生なんだからな。
そんな俺にリムルは
(俺も正直いらないけど、前世から頼まれごとには弱いんだ俺)
とか抜かしやがった。
なので、
(じゃあリムルが主な?矢面に立てよ、俺リーダーポジションに向いてないからな?)
と、返してやる。
こちとらオタク高校生やぞ。
忠誠とか重いわ。
(こいつ…………、まぁいいけどさ)
諦めたような、なんとなく納得は行ってそうな声色。
(その代わり、ちゃんとフォローしろよ)
(任せろ。人がなんかやってる時に横から口出すことの達人だぞ)
(それはフォローじゃなくないか?)
軽口を叩き合う。
―――やることは決まった。
リムルが座っていた椅子からテーブルに飛び乗り、ゴブリンたちと目線を合わせる。
「いいだろう、その願い俺たちが聞き入れた!!!」
そんな宣言をしたリムルとその横で頷く俺。
こうして俺たちはゴブリンの歓声に包まれながら、村の守護者になったのだった。
―――しかし、俺は歓声に包まれながら思った。
俺、あんまゴブリンと会話してなくね?
頑張った作者にごほうびください!!!
評価とコメント、もしくはいっぱい見てください!
よろしくお願いします!!!!!
全然書いてないけどイフリート戦終わったら、他の視点やる?
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黙って続き書けや