やー今回は短いです。
難しいですね…他の作者様方はここらへんどーしたのでしょうか?
ぜひ評価、コメントよろしくお願いします!
(うっそだろおい……)
あのスライムを追跡し始めてしばらく。
たどり着いたのはやけに開けた空間だった。
広間、というべきか。
洞窟の中とは思えないほど広く、天井も高い。
現在スライムとの距離は100mを保っている。
常に間隔を空けて追跡していたおかげか、こちらに気づいた様子はない。
―――――――――問題はそこじゃない。
(なんだよ……アレ)
視線の先。
そこに"それ"はいた。
(何あのクソデカドラゴン……)
巨大。
ただその一言に尽きる。
黒曜石のように輝く鱗。
洞窟という空間のせいか身体を縮めてはいるが、それでも圧倒的な存在感だった。
背にある翼も、まともに広げればとんでもない大きさになるだろう。
(……いや無理くね?)
本能的に理解する。
アレは――勝てる相手じゃない。
狙われた時点で終わりだ。
というか戦う以前の問題だ。
単純にサイズが違いすぎる。
転生して今の今まで戦ってこず、経験の浅いというか無い俺でも分かるレベルで格が違った。
(……一応聞くけど)
小声で、というか心の中で呟く。
(アレに襲われたら勝てる?)
ワンチャン「え?俺何かやっちゃいました?」系の能力を俺が持っているかも〜〜という淡い期待を込めた質問なのだが…。
『解 不可能です』
即答だった。
『対象の魔素量は、現時点で観測可能な範囲においてあなたの十倍以上と推定されます』
(あ、うん)
『なお、この数値は正確ではありません。観測可能上限を超過しているため、実際はそれ以上である可能性が高いです』
やっぱ無理だわ。
あんなの勝てるような相手じゃない。
………さて、どうしよう。
(案①!オハナシを試みる)
いやいやいや。
エルフやゴブリンならまだしも相手は、あのクソデカドラゴンだぞ?
話しかけた瞬間…もっと言えば近づいた瞬間、パクリ――とか普通にあり得る。
というかそもそも、
(なんであんなのにスライムは近づいたんだよ……)
追跡を始めたのは誰でもないこの俺なのだが、スライムに責任を放り投げてしまうくらいには今ピンチである。
あのスライムは正気か?
………いや待て。
(もしかして目が見えてないのか?)
ゲームのスライムであれば、まんまるお目々がついてるが、リアル寄りになると、アレはゲル状のナニかだ。
視覚がないのも納得である。
まあ、
(今は死ぬほどどうでもいい)
優先順位を間違えるな。
まずは―――自分の命である。
(オッケー支援者?)
かの有名な人工知能に尋ねるよう聞いてみる。
(ここから逃げ切れる可能性ってどんくらい?)
『解 限りなく不可能ですが、
なんと便利なことだろう。
吸血鬼に隠密行動はイメージつかないが使えるなら使おうじゃないか。
…………おそらく最初の方は幻聴だろう。
きっと大丈夫だ。
(頼んだ、支援者)
そうお願いした瞬間。
身体がふっと軽くなった。
なんというか薄くなったと言うべきか。
存在感そのものが世界に溶け込むような間隔。
あのドラゴンと存在感を比べると雲泥の差である。
(おぉ、それっぽい)
行ける、行ける気がする。
そんな根拠も何もない思いを背負い俺はしゃがみ込んだ。
気配を殺し、ジリジリと下がり続ける。
このまま距離を取り………静かに、静かに離脱する。
それが最善手―――のはずだった。
(まぁ待て、そこよ弱き者よ)
「―――ッ!?」
脳内に声が響いた。
支援者ではない低い声。
嫌な予感しかしない。
ゆっくり、ゆっくりと後ろを向く。
そして…視線の先にあったのは…………
(隠れて逃げようとしたのだろうが、そうはいかんな!)
巨大や黒竜が、愉快そうに笑って居た。
(この暴風竜ヴェルドラ様にはお見通しだぞ――クァッハハハハハハッ!!!)
…………………これは、
(わりぃ、俺死んだ)
転生してはや数日。
俺の吸血鬼ライフは幕を閉じようとしていた。
いやーヤンデレはやく書きたいですね……。
あと帝国編の案練ってたらヒナタ以外もヤンデレなったけどどうしようかな……?
シュナのヤンデレって需要ある……?
(ヒナタのヤンデレも需要無いとか言わないでね)
全然書いてないけどイフリート戦終わったら、他の視点やる?
-
ヒナタのドロドロ感情劇場
-
リムルから見たナギサ
-
日向と凪沙の昔話
-
黙って続き書けや