いやーめんどくさかった。
そろそろ戦闘かヤンデレ書かせてくれ。
作者にやる気を分けてくれーーーー
リムルとともに名を付けられ、ついでにヴェルドラが封印を解除するために喰われてから30日。
俺たちはひたすら地上に向けて爆進する―――なんてことはなく、寄り道道草なんのその。どうせ転生したなら冒険を!ってことで、洞窟探検パート2を敢行していた。
『否 そのような事実は確認できません』
今日も今日とて支援者さんも絶好調である。
事の発端はリムルのある発言だった。
(ナギサは吸血鬼だから大丈夫かも知れないけど、俺スライムじゃん?襲われたらどうすんの?)
とか言い出したのだ。
仕方ないので水鉄砲の練習をしたり。
その水鉄砲が派手に俺に直撃したり。
それが原因で壁に頭をぶつけて、2日ほど俺が再起不能だったりしたなど、様々な事があったが私は元気です。
そして今は―――
(うぉーすごい!凄いぞナギサ!めっちゃ気持ちいい!)
「なんかより気持ち悪くなってない?」
地底湖にて遊泳しているリムルを眺めていた。
この地底湖で初めて出会った………まぁ俺が一方的に観察していただけなのだが。
その時は一方向に進んで、そこで方向転換!みたいな動きだったが、今は方向という方向すべてに不規則に動いていた。
はっきり言ってすごい気持ち悪い。酔いそうだ。
(そんなこというなよ。結構気持ちいいぞ?これ。お前も入れよ)
このスライム……そのぷよぷよボデーをありったけの握力込めて粉砕してやろうか。
「俺は服着てるからパス。というか早く地上に出ようぜ?ずっと洞窟の中なんか滅入っちゃうよ」
ここで疑問に思った人もいるだろう。
「あれ?服どこで手に入れた?」
残念だったな俺が服着てない全裸だと思ったか!
ここらへんはしっかりしていることに定評のあるナギサくんだぞ?
『否 その服はワタシが生成したものです』
―――はいすんません。
というかこの服最初から着ていたらから違和感なかったが支援者が作ってくれていたのかよ……
『是 あなたが転げ回っていた時に』
それはもういいだろうがよォ!
俺を虐めて楽しいか?楽しいか?って。
『解 事実を述べているだけです』
クッソ淡々としてやがる………!
―――これまでの会話を見て分かる通り、なんか支援者の俺に対する扱いが雑になってきている。
まぁずっと助けられてきたんだもんなぁ。
状況説明、能力の使用、行動のサポート、その他諸々。
全部俺一人ではできないことだ。
そういう意味では感謝しているし、助かっている。そうなのだが―――
(なんか言葉強くない?もうちょっとこう、オブラート言うとかないの?)
『否 必要性を感じません』
即答である。
まぁ…たすかってるもんなぁ……
でも言葉強いの悲しいなー。なんが酷いよなー。
……いやまぁ慣れてきたし、日向もそんな感じだったし。
なんて思っていると―――
地底湖からはい上がってきたリムルが、何やら前とは違う形の水を飛ばしているのが見えた。
さっきまでのただ勢いよく飛ばすだけの水とは明らかに違う。
今のソレは、細く鋭く―――まるで刃物のようだった。
「あれ?水鉄砲ってそんな感じだったっけ?」
俺が食らったはずの水鉄砲は、もっとこう……濁流みたいな感じだったはずだ――記憶飛んでるけど。
圧でぶっ飛ばすタイプのシンプル暴力。
しかし事実として放たれた先の岩には、切った跡が残っている。
(いや、これ絶対別物………)
そんな予想をしていると、リムルのほうから答えが返ってきた。
(あぁ、色々試してたんだが、水での斬撃をイメージしたら出来たんだ!)
なぜそれでできるのか。
(大賢者さんが言うには、《水刃》っていうスキルが手に―――あ、今《水操作》になった)
「進化早くね?」
思わず突っ込んだ。
いや、早いとかそんな話ではない。
さっきまで試していた技がもう、スキルになり、進化までしている。
『告 進化ではありません』
………。
あ、そうそう。
俺たちはこの30日間で色々なことを話し合っていた。
まぁほぼ雑談なんだけど。
転生した時の状況だったり、お互いの体の違いだったり、この世界に関する予想だったり。
その流れでスキルについても自然と話に上がった。
リムルの持っている《
俺の持っている《
似ているようで、どこか違うスキルについて。
それからさっきも話していたが、戦闘方法についてもだ。
リムルはこうして、どんどん使えるものを増やしている
実際に実用可能レベルの攻撃手段を大賢者ありとは言え開発したわけだし。
それに対して―――
(俺、まだちゃんと考えないな…)
俺がリムルと違って戦闘方法を考えていないのは、我らが支援者様の情報である。
一度聞いてみた際。
『今は使用を推奨できませんが、種族スキルともう一つのユニークスキル《
とのことらしいので、リムルの開発の傍らで洞窟深部のマッピングに勤しんでいた。
とはいえ、この作業が苦かと言えばそんなことはない。
なんとなくゲームでやったことのあるダンジョン探索……言わば【世◯樹の迷宮】みたいな感覚でやっていて楽しいとすら思っているのだが…
(それはそれとして)
いつか魔物と戦う際は普通に背筋が凍りそうだ。
だって今まで出会った魔物が現在進行系で大岩を切り裂いているスライムと、そのスライムを一撃で粉砕しそうな竜である。
基準がおかしい。
魔物全てがあんなバケモノだとは思っていない。転生者という理由もあるだろう、でもスライム。
最弱の魔物の筆頭格ですらアレである。
用心に越したことはないだろう。
(よし、ナギサ。悪いなそろそろ行こうぜ)
「おけまる水産」
リムルから念話がとんできた。
ようやくか………と内心で一息つく。
リムルが戦闘方法を考え初めて一ヶ月。
その間に俺もこの周辺……というか深部のマッピングは済ませてある。
そろそろここから出る頃合いだろう。
――――――正直、不安はある。
ソレは―――
俺自身の身体が、自分でもよく分かっていないこと。
吸血鬼に転生した、ということ自体は理解している。
だが、前世が人間だったもので、その違いがイマイチ認識できていない。
リムルが言うには目も紅くなっているらしいのだが……魔力探知がうまく働かないこの場所では確認のしようがないのだが。
ソレに、食糧問題について聞いたときのことだ。
『消耗しない限り補給の必要はありませんが、血が不足すると
と、返ってきたのだ。
もう不安しかない。
なんすか堕鬼って。
字面からしてロクでもないやつだろ絶対。
(………どうしよう不安しかない)
そんな事を考えていると既にリムルは、地上へと向かうであろう一本道に歩を進めていた。
(どうした?なんか変なものでも食ったか?)
(何も食べてないから、壊すもナニも無いだろうよ)
………なんというかリムルは変なやつである。
前世も後輩を庇ってスライムに転生してしまったようだし………まぁ幼馴染庇って吸血鬼になった俺も大概だが。
まぁ、そんなとこを含めても面白くて良い奴だ。
そう考えをそこで打ち切り、俺も一歩を踏み出した。
まだ見ぬ異世界に思いを馳せながら。
(なんで支援者さんはいっぺんに全部教えてくれないのかなぁ)
なんて文句を言いつつ―――
作者のやる気を補充するために評価とコメントお願いします。
あとナギサの能力分かったら教えてね!
ちな作者は2やらずに1の途中……干上がった海溝で止まってます。
全然書いてないけどイフリート戦終わったら、他の視点やる?
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黙って続き書けや