シャングリラ・フロンティア〜廃ゲーマーがゆく 作:こくとうまんじゅう
視界が開けた先に見えたのは活気溢れる街だった。
ここはファステイラという街で詰まるところ始まりの村のような所らしい
大体の人はここからシャングリラ・フロンティアを始めることになるわけだ。「放浪する者」などの出身を選んだ人はいきなり街の外からスタートしたりもするそうだが。
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PN:アストラ
LV:1
JOB:剣士(片手剣)
4,500マーニ
HP(体力):30
MP(魔力):10
STM (スタミナ):20
STR(筋力):20
DEX(器用):10
AGI(敏捷):15
TEC(技量):15
VIT(耐久力):10(22)
LUC(幸運):20
スキル
・ソードスラッシュ
・ソードガード
装備
右:剣士の直剣
左:無し
頭:皮の帽子(VIT+3)
胴:皮の服(VIT+3)
腰:皮のベルト(VIT+3)
足:皮の靴(VIT+3)
アクセサリー:無し
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「始めたて感がすごいな。初期直ばっかりだ」
うーん、コレは弱い。でもコレから強くなれると思うと夢が広がる。
俺はこのまま何もなければ高火力軽戦士ステータスを目指したステ振りをするつもりである。やっぱ火力よ。パワーイズジャスティス。
「よお、そこの開拓者さん」
「ん?」
誰か話しかけてきたので遥が後ろを振り返るとスキンヘッドのおっさんが佇んでいた。頭の上にプレーヤーネームが表示されていないので恐らくNPCなんだろうと判断したがどこか既視感を感じた。あー、この流れは…
「あんた見ない顔だな、もしかしてここに来たばかりなんじゃないか?よければ俺がこの街を案内してやるよ!」
やっぱりこいつチュートリアルおじさんだ。
チュートリアルおじさんとは他のVRゲームでもよく見られるイベントであり、親しみを込められてそう呼ばれている。神ゲーでさえもこのイベント取り入れるのか…。流石チュートリアルおじさんだと思えばいいのだろうか?
「あぁ。今来たばっかりなんだ。是非案内して欲しい」
「分かった。俺に任しとけ!」
おっさんは豪快に笑った後俺を連れて街の通りを進み出す。遥もその後ろに続き歩き出し、鍛冶屋やポーション屋、おすすめの宿など色々なことを教わった後感謝を伝えてから解散した。
その後早速勧められた宿に訪れセーブポイントを更新してから、街を出てモンスターが出てくる森へと向かった
森に入ってからしばらく進んだ所で茂みから緑の皮膚を持つ人型の何かが出てきた。それはファンタジー作品によく見られるゴブリンだと当たりをつけた遥は剣を構えゴブリン目掛け斬りかかった。
ゴブリンはこちらに気付いていなかったのか、防御行動が間に合わず一刀両断にされポリゴンとなって消えた。
「なかなか味気なかったが、無事、シャンフロ初攻略だぜ!」
いや〜本当にすごいなこのゲーム。体を動かす時のラグが一切無い。コレが神ゲー「シャングリラフロンティア」!噂に違わなく…いやそれ以上のゲームだなぁコレは
その後、エンカウントしたオークやゴブリンなどのモンスターを倒しながら森の奥を目掛けて進み続けたことで幾つかのスキルを手に入れた。
「一剣投擲」
剣を投擲するスキル。スタミナを参照としたダメージを与える
「ラビットフット」
一定時間AGIが増加し、跳躍力が上昇する
「カウンターパリー」
パリー後STR参照のカウンターを与える
他にもいくつかスキルを手に入れたので後から
そんな事を考えていた遥の前に白い影が迫り来ていた。
「ッく!?【カウンターパリー】!」
その凶刃が首元スレスレの所に何とか剣で受け流しカウンターをしようとしたがソレはバックステップで回避したため不発となる。
あっぶねぇ…!オイオイ、このレベル帯で出て来ていいモンスターでは無いだろ。警戒しててよかったぁ…
相手の姿を見るとそれは白いモフモフとした体毛を持ち、その手にはまるで血のようなナイフを持っていて何とも言えないミスマッチさを感じさせる。
もう一度突っ込んできたウサギ…ヴォーパルバニーを躱し着地地点目掛けて【一剣投擲】を使い剣を思いっきり投げ、ソレがヴォーパルバニーの背中を貫きポリゴンとなる
そこには1本の血の色の刀身を持った直剣がドロップしていた
「
クリティカルに攻撃補正
クリティカル補正は強いのでは無いか?ヨシ!周回しよう。目標は最低3本として早速ヴォーパルバニーを探しに行こう