俺の名前はカイン。
アリアハンで勇者の仲間になり旅の扉を使ってアリアハン大陸を出た。
ロマリアに入って驚いた事は敵のモンスターが強すぎる事だった。
しかし俺たちもレベルを徐々に上げて、来た時に比べて苦戦していたモンスターとも何とか戦えるようになっている。
俺の職業は盗賊。
盗賊の技術の中に敵からアイテムを盗むモノがある。
今日も華麗にモンスターからアイテムを盗む。
しかし不思議なのは毒を持つポイズントードが毒消し草を持っていたり、麻痺させてくるキラービーがまんげつ草を持っていたりするのは何故なのかという大きな謎にぶち当たっていたりする。
まぁ、それはともかくロマリア城を出た俺たちは北上し途中にあるスゴロク場に到着。
ここは伝説のスゴロク王が作ったスゴロク場ですごろく券一枚で一回のゲームが楽しめる
幸いな事にすごろく券はピプルがキッチリと確保していて二枚ある。
スタートしてゴールすればクリアになり景品が貰えるという。
景品は鋼の剣と500ゴールド。
鋼の剣は勇者が装備できて攻撃力強化になる。
何せ今の勇者の武器は銅の剣だ、大幅強化する事は間違い無しだ。
そして500ゴールドを手に入れればピプルが喜ぶ。
これは張り切ってゴールしないとダメなところだ。
俺的にはエッチな本が欲しいトコロだが景品として無いのならば仕方がない。
すごろく券は二枚あるのでチャンスは二度
チャレンジするのはこの俺。
一度目は落とし穴から落ちて失格にはなったものの二度目のリベンジで見事ゴールに辿り着いた。
これでアリアハンの有名盗賊であるバコタを超えたのは確実だろう。
「さぁ、行くわよ」
物珍しそうにスゴロク場を見て回っている勇者やスゴロクをしたがっているユユナをピプルが引っ張って建物から出し、カザーブに向けて歩き出す。
鋼の剣を装備した勇者の攻撃力は凄まじく軍隊ガニの厚い甲羅も易々と切り裂く。
流石は勇者だ。
そしてカザーブの村へ着いた。
まずは武器屋で装備を整える。
チェーンクロスという武器を三本購入。
俺やピプル、ユユナの攻撃力が強化された
そして勇者の方針の通りウロコの盾、鉄の鎧、木の帽子等で防御力も大幅に上がる。
これでこの辺りのモンスターとも余裕で戦えそうだ。
「あんた達は旅の人だね?」
装備品を整えて池の近くで一服していると武道家らしき男が声をかけてきた。
勇者「あ!」
武道家「?、何か?」
勇者「いえ、何でも」
武道家「冒険者さん達で間違いないですね?」
勇者「そうです、俺達は冒険者です」
武道家「ならば少し頼みがあるのです」
勇者「何でしょうか?」
武道家「実は昨夜、東の方で大きな爆発音がしましてね」
勇者「爆発音?」
武道家「はい、東の空が真っ赤な色に染まりました」
勇者「何かあったという事でしょうか?」
武道家「恐らくは…と言っても東の地は誰も住んでいない地ですが、ただ何があったのかを住民の依頼で調べに行く事になりました」
勇者「そうですか、それで頼みとは何ですか?」
武道家「この辺りはモンスターも多く強い、恥ずかしながら私一人では力不足なのでご同行願いたい」
勇者「分かりました、一緒に行きましょう」
ピプル「ちょっと勇者、カンダタはどうするのよ?」
勇者「大丈夫、行って帰ってくるだけならそれ程時間はかからない」
カイン「ま、新しい武器も手に入ったし慣らすには丁度良いんじゃねーか?」
ピプル「まぁ…なら良いかな?」
武道家「かたじけない」
勇者「貴方の名前は何と言うんですか?」
武道家「フォーンと言います」