助手「誰も来ませんねぇ」
メダルおじさん「そうだね」
助手「この間メダル五個を持ってきた人が来て以来誰も来ないですね」
メダルおじさん「そうだね」
助手「知ってますか?、先生」
メダルおじさん「何をだね、助手君」
助手「この間来た四人組は勇者のパーティーだそうです」
メダルおじさん「そうなのか」
助手「全然興味無いパワー全開ですね、先生」
メダルおじさん「そんな事はないよ助手君」
助手「そうですか?」
メダルおじさん「そうだよ」
助手「興味がある風には見えませんけど」
メダルおじさん「勇者は冒険する…と言う事はだよ、各地にある小さなメダルを勇者君達が手に入れる可能性が高くなるという事だよ助手君」
助手「そうですね」
メダルおじさん「勇者君達が小さなメダルを手に入れるという事はだよ、つまりは私の所に持って来る可能性が高いという事だよ」
助手「そうなりますね、あ!」
メダルおじさん「どうしたのかね?」
助手「勇者達はアリアハン大陸を出ました、つまりは遠くに行ったという事でここにはそうそう戻ってこないんじゃないですかね?」
メダルおじさん「なるほど、しかしだね助手君、キメラの翼があれば一度行った町や村に一瞬で戻ってくる事が可能なんだよ」
助手「キメラの翼ですか、何かそんな怪しげな道具は売ってますけど…本当にそんな能力があるんですか?」
メダルおじさん「あるとも、私は使った事があるから知っているよ、怪しげだけれども実際に移動できるのは事実だよ」
助手「そうなんですか、ていうかキメラってそもそも何ですか?」
メダルおじさん「伝説の空飛ぶ魔物だよ」
助手「伝説のって…誰か見た人はいるんですか?」
メダルおじさん「少なくとも私は見た事はないし周りにも見たと言う人はいなかったけれどキメラの翼が売っているという事はどこかには生息している筈なんだよ」
助手「そうですよね、売っているんだからどこかには居ますよね」
メダルおじさん「モンスター協会なら把握している筈だよ」
助手「あー、モンスター協会ですかぁ、確かにあそこならモンスターの生息地とか知っているでしょうね」
メダルおじさん「会長のモンスターお爺さんには一度会った事があってね」
助手「え?、あの伝説のモンスターじいさんですか?」
メダル「そう、あれは確かロマリアに滞在している時だね」
助手「どんな方でしたか?」
メダル「とにかくモンスターに関する知識が凄かったよ、そしてかなり強かった」
助手「強かったんですか、ま、世界で唯一魔物を仲間に出来るとかいう特殊な職についていると言われているから強いのも納得ではありますね」
メダルおじさん「そうなんだよ、それに小さなメダルにも一定の理解があって実に物分かりが良いお爺さんだった」
助手「へー、やっぱり偉大な人は何か違うんですねぇ」
メダルおじさん「そうだよ、ロマリア王に比べれば天と地程の差だよ」
助手「いや…まぁ…そこはアレですけど」
メダルおじさん「それはそうと勇者君達がいつ来ても良いように交換アイテムをキチンと整理しておくのだよ助手君」
助手「はい、それはもちろんです、勇者さん達の次の交換アイテムは…ガーターベルトです…ね」
メダルおじさん「そうだね、ん?、どうしたんだい?助手君、口篭って」
助手「いや…何か女の子達にこれを渡すのは…嫌なんですけど…」
メダルおじさん「これはセクシーギャルになれる一品だよ?、決してエッチなアイテムじゃないんだよ?」
助手「いや、分かってますけど…何かこう…」