キュッキュッキュッキュッ
今日もまた小さなメダルを綺麗にする助手。
けれども磨き過ぎは良くない。
そして磨いた小さなメダルは専用のケースに厳重に保管しておかなくてはならない。
なぜならば泥棒に盗まれてしまうかもしれないからだ。
助手「いえ、正直誰も盗まないんじゃないですかね?」
メダルおじさん「何を言っているんだい助手君、盗賊バコタとかが狙ってくるかもしれないよ」
助手「いえ、盗賊バコタって確かもう捕まってたんじゃなかったでしたっけ?」
メダルおじさん「なら盗賊カンダタが狙ってくるとかもあるかもしれない」
助手「誰ですか?、カンダタって」
メダルおじさん「そう言えば助手君は知らなかったね、ロマリアには大盗賊カンダタがいるんだよ」
助手「大盗賊って何か凄そうですね」
メダルおじさん「勇者君達がやっつけたという盗賊はカンダタだよ」
助手「え?、そうなんですね、単なる盗賊としか聞いてなかったですけど」
メダルおじさん「そして金の冠を取り戻して王になったんだよ助手君」
助手「その話、本当に凄いですよね、でも王位を譲るなんてロマリア王も色々凄いですけど」
メダルおじさん「あの王ならやるだろうね」
助手「あ、そう言えば喧嘩して出禁になったんでしたっけ?」
メダルおじさん「そうだよ助手君、あの王は以前もちょくちょく大臣とかに王位を譲って遊んでいたからね」
助手「そうなんですか?、なら勇者が初めてじゃないんですね」
メダルおじさん「そう、だからなにも大騒ぎする事じゃないんだよ」
助手「それにしてもぶっ飛んだ王様ですね、ロマリア王って」
メダルおじさん「そう、王位を譲られた勇者君は驚いただろうけどね」
助手「それはそうでしょう、何と言っても王様になったんだから、私ならそのまま王様になっておきますけど」
メダルおじさん「勇者君が王様をずっと続ける、それは実に具合が悪い事なんだよ助手君」
助手「なぜですか?」
メダルおじさん「世界中に散らばっている小さなメダルを探せないからね」
助手「あ、そうですね」
メダルおじさん「小さなメダルを勇者君達が探さないという事はだよ、つまりは私の元に小さなメダルが来ないという事なんだよ」
助手「そうですね」
メダルおじさん「それはそうと勇者君達が冒険を再開してちょっと経つね、そろそろ小さなメダルを持ってくる頃だと感じるけれど、どうだろうね」
助手「そろそろですかね」
メダルおじさん「次の交換アイテムは何だったかな?」
助手「炎のブーメランですね」
メダルおじさん「おお、炎のブーメランか、これは実に良い武器だよ、敵全体に攻撃出来る優れた武器だよ」
助手「今回はホッとしました」
メダルおじさん「ホッとしたとはどういう事だね、助手君」
助手「前回ガーターベルトだったでしょ?、渡すのが恥ずかしかったですからね」
メダルおじさん「何も恥ずかしがる事はないよ、セクシーギャルになれる優秀なアイテムだよ?」
助手「それはそうなんですけど、女の子達がいるパーティーに渡すのはちょっと恥ずかしかったアイテムですよ」
メダルおじさん「なるほど、しかし今回はカッコいい武器だから大丈夫だよ助手君」
助手「そうですね」