五回目の人生、流石に上手く行く説 作:正直タイトルめっちゃ悩んだ
アリウスは理解不足によりご期待に添えないかもしれませんが温かい目で見てもらえれば幸いです。
五回目の人生、今度はこの世界を終わらせてやる。
【それで、先生を出し抜きでもするんですか?】
「ああ、未来を知っている者と知らない者ではあまりにも差がある」
おそらく俺が見てきた終末は"先生"と言う人間が存在する世界のバットエンドの数々だ。
だが、先生は未来を知っているかのように最善策を打ってくる。
正直、黒服達のように観測しているだけでは上手くいかない...干渉していかなければ。
「どうせ先生が一番に辿り着くのはアビドスだ、その前に...」
まぁ、一番最初はあのビルでの事件だがね、どうせ俺には何もできまい。
「トリニティを落とす」
【ほう...具体的に何をされるのです?】
いい質問だ。
「そりゃ生徒会長だろ。後はなぁ」
3回目のバッドエンドのトリガーはあの部活と分校の人間だ。
「アリウスを貰う、あのクソババアには借りがあるんでね」
【ベアトリーチェが手を出していましたね、その件に関しては私もメンバーも干渉は致しませんよ】
そういえば、組織のメンバーも記憶を維持しているのか?
【私と貴方以外に記憶を維持する者はいませんよ】
そりゃ好都合。
「取り敢えずトリニティ関係だな、失敗すれば転生するまでだ」
【クックックッ...貴方も少し狂ってきていますね、そこまで転生する人間なんていませんよ】
「そもそも人間の人生は一度きりだ、俺は特例だろ」
あ〜、あとアビドス...
「ユメパイセンをどうすっかだな...本当だったら死ぬ運命だが」
運命を捻じ曲げれば、先生にとって不都合が生まれる可能性がある。
ならば手は一つ。
「取り敢えず俺はもう此処を出る、次に顔を合わせるのはババアの死に様の時だ」
【そうですか、ご健闘を祈ってますよ】
てかこいつ...やけに干渉してこねぇな。
「さぁ、そろそろパイセンがぶっ倒れてる所だろ」
アビドスの砂漠はバカ暑い、こんな所を彷徨えば脱水症状で死ぬ。
まぁ俺には移動手段はあるがね。
「お、居た」
俺は砂漠にぶっ倒れている人間を見つけた。
「あの〜、大丈夫ですか?」
残念ながらパイセンは俺を知らず自分が一方的に知っている状態だ、一応好青年を演じる。
俺は返事を待つが帰ってこない。
意識飛んでるのか?
「死んでたらめんどくせぇな」
俺は脈を測る。
「...生きてるか、さっさと持ち場に戻ってもらないとなぁ」
俺はパイセンを背中に乗せ、アビドス高等学校に(できる限り早く)向かった。
「ユメ先輩帰ってこない...どこに行ったの?」
部屋に残されたピンク髪の少女。
かつて彼の同級生だった人物、もうその記憶は無い。
ガラッ!!!
乱暴に開けられたドア、その先に居たのは
「やぁやぁ、この人をお探しでしたか?」
見るからに怪しい男と彼女の先輩だった。
「ッ!?ユメ先輩に何をしたッ!」
こちらに猛スピードで向かってくる。
「落ち着きなよ小鳥遊クン、そんな怪しくないって」
少女の攻撃を軽くいなす、背中に一人の人間を背負っているはずなのにだ。
「(っ、速い!それにユメ先輩を背負ってるから銃を使えない!てか人間一人背負ってどんなスピード出してるの!?)」
「めんどくさ、早く終わらせたいんだ、ごめんねぇ」
ドンッ
「ッ!?」
首に手刀を食らった少女は床に倒れる。
「あ〜あ、あんま乱暴な手は使いたくなかったんだがねぇ」
そうして俺は彼女が起きるのを待つことにした。
「...っ」
「起きた?さっさとこの人引き取ってくんない?」
ポイッ
俺はパイセンを彼女に投げ渡した。
「...何が目的?」
「目的?人がぶっ倒れてるんだ、助けるのに理由がいるか?」
これ誰のセリフだっけな、忘れちゃったわ。
「またね、まぁ君の顔は見れるか分かんないけど」
そうして俺はトリニティをさっさと落としたいので帰る事にした。
「...何だったのあの人、それになんで私の名前を」
君の元同級生だよ。
「こんにちは、おばさんもといベアトリーチェさん」
「...黒服の言っていた新しい人間ですか、まずは立場を理解するべきでは?」
「ごめん、死ね」
俺はどっかの誰かから貰った銃を取り出し、トリガーを引いた。
ドガァンッ!!!!
「ふっ...そんな物で私を殺せると...も?」
銃弾はまっすぐクソババアの胸を貫いた。
恐らく普通の銃弾ではこいつに大した傷は付かないだろう。
だが、この銃はちげぇ。多分キヴォトスの生徒ですら一発でおさらばだ。
「な、何故私を...!」
「ごめんね、ベアおばの出番増やそうと思ったけどさ、良くわかんないんだよね君」
無論この銃で先生だってぶっ殺せる、だが黒スーツが許してくれなかった。
「崇高へと至るために...こんな所で私は...!」
「うるさい」
ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!
「これで借りは返せたかな、もう顔も見たくはないわ」
そうして俺はアリウスを実質的に落とす事に成功した。
「だが...こいつは少々特殊だ、黒服から貰った装置でも使うか」
そうして俺は装置を起動させ、亜空間の様な物体にゴミを放棄した。
「さて...アリウスの民達を率いなければな」
「諸君!耳の穴かっぽじって良く聞け!」
俺はアリウス自治区に(随分苦労して)到着し、メガホンで全員に届くように叫ぶ。
「これからは私がこの地を支配させてもらう!」
アリウスは広い、それでもどよめきという物は聞こえてくる。
「それにしても酷い環境やなぁ、全員碌な生活も出来てねぇ、あのババアは子供の事を考えてないのかよ?」
そんな事を呟いていると、マダムはどうしたとかいう声が聞こえてきた。答えてやろう。
「マダム?ああベアトリーチェか...俺が殺したさ」
その一声にざわめきが大きくなる。
まぁ仕方がない、いくらアレとは言えアリウスを率いていた統治者だ...そりゃ...
あれ?何で皆喜んでるの?
「ご、ゴホン!ともかく、お前達には俺の部下になってもらう!」
このくらいの軍勢ならば、いくら先生とはいえ深手を負うに違いない。
「無論それ相応の報酬は与えてやる!飯でも飲料でも金でも武器でも好きな物をくれてやる!」
資本主義では当たり前だ、資本家は労働者に相応の報酬を与えなければならない。
どうしてババアは労働組合を作られストライキされなかったのかそうそう疑問である。
「アリウスの民よ!俺について来るか!」
どよめきが歓声というか、なんか変わった気がする。
いやどんだけ酷かったんだよ。
「今こそキヴォトスに反逆の焰を称げる時だッ!」
ふむ...我ながら素晴らしい演説だ。
取り敢えず兵力は確保した、後は...
「終末へのトリガー...だな?」
俺はこの世界を終わらせることの出来る引き金に会いに行く。
「やあやあ君たち、元気してるかな?」
「っ!?何者だ...!」
リーダーの少女が声を出す、他の3人は少女の後ろに隠れているだけだ。
「はぁ...何で俺はこうも弱っちい人間に一回負けたんだか」
...実は一回出し抜かれている、まぁすぐにボコボコにして仲直りしたけど。
「な、何の話をしているんだ!」
「あのさ、君たち、ロクな生活してないでしょ」
「君達をこき使ってたババ...マダムを殺したんだけど、俺に付く気ない?」
「...は?マダムをか!?」
驚愕してるね、まぁ俺もアレがなきゃ殺せてないし。
「で、付くの?付かないの?」
はぁ...めんどくさい、返事してくんないかな。
「ほら、そこの君、緑色っぽい髪してる君だよ」
俺は過去の記憶をもとに餌を使った。
「ほれ」
俺は呼んだ少女の目の前にパンと水を差し出した。
多分釣れるだろ。
俺の思惑通り少女はちゃんと受け取り、美味しそうに食べていた。
「あ〜、あとこんな物どうかね」
俺は雑誌も差し出す、多分これ好きだったはず...?
「...!!!」
目をキラキラ輝かせていた、ほらな」
「こんくらいならやるよ」
めっちゃ嬉しそう、流石に可愛い。
「お前らにも飯と水くらいは与えてやる...だが、そいつのように娯楽品や武器...あと美味い飯がほしけりゃ俺の元に付くんだな。」
そう言い残し俺は去っていた。
「黒服」
【呼びました?】
「ああ、俺をトリニティの生徒に偽装してくれないか?」
【そんな事くらいであれば容易いですが、どうして?】
「内部から潰した方が早いからなぁ」
【分かりました、すぐに用意しますね】
「助かる」
目標は生徒会長...その中でも聖園ミカと百合園セイアだ。
重大なミスがあったので削除しました。
申し訳ないです...