はじまりの錬金術士のアトリエ ~ 神様の贈り物 ~   作:遊佐

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Q・なんでエリーは結婚しているの?
A・エリーのアトリエには、今の個別エンドのはしりでもあるラブラブ度というのがありました。これがダグラス、ノルディス、ルーウェンの3人なんですね。
 で、まあ消極的にというか、ルーウェンはマリーの頃からいたし、ねえな、というのとノルディスは相手がいる。となるとダグラスかなぁと。
 まあ越智さんの同人誌でもダグラスでしたしね。

またエリーのアトリエは別媒体で、マリーと再会して一緒に錬金工房をやったり、論文を書いたりと、同じアトリエでの作品が多いので、マイスタークラス卒業でトゥルーエンドである『ザールブルグの錬金術士』の結果にしています。


7

エリーがトトリのアトリエに居候して数日が経ったある日のこと――

 

トントン

 

「あ、はーい」

 

トトリが扉を開けると、そこにいたのはジーノだった。

 

「よぅ、トトリ! 暇か?」

「……さすがに開口一番に暇って聞くのはどうかと思うんだけど」

「そうか?」

「それじゃあ、私がなにもお仕事してないみたいじゃない」

「ああ、わりぃ、わりぃ。んで、暇か?」

「んもう……一応、依頼のフラムが完成したから、これから納品に行くけど。その後は空いてるよ」

「んじゃさ、この辺りをエリーに紹介しようと思うんだけど、お前もどうだ?」

「あー……」

 

トトリは後ろをちらっと見る。

そこにはエリーが参考書を読みふける姿があった。

 

「エリーちゃん」

「ん? なーに?」

「ジーノくんがこの辺りを紹介するって言うんだけど、行く?」

「んー……そうだね。まだこの村しか知らないからちょうどいいかも」

「そっか……じゃあ、私も行くね。あとは……」

「メル姉なら村の入口で待ってるってよ」

「……拒否権なくもう決まってるじゃない。まったくもう」

「へへへ」

 

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

 

「あ、きたわね」

「おまたせー、メルお姉ちゃん」

「よろしくお願いします」

「はいはい。んじゃいくわよー」

「そういや、メル姉。最初はどこに行くんだ?」

「もち、ニューズの林よ」

 

*** 幼女移動中 ***

 

「ついたわよ~」

「ここがニューズの林?」

「うん、林。森に近いけど」

「一応、ここは一般にも開放されている場所だからよ。冒険者じゃなくてもここや平原ぐらいは行けるぞ」

「……ということは、私も冒険者登録しないと採取地には行けないの?」

「まあそうねえ。エリーちゃんは武器もないし」

「……むう」

 

冒険者登録しないと碌に素材も集められない。

これはエリーにとっては誤算だった。

 

「一応、私たちが素材を取ってくるから、エリーちゃんはアトリエで作成をお願いしたいところなんだけど」

「……でも、私もフィールドワークはそれなりにやってたしなぁ。まあマリーさんほどじゃないけど」

「マリーさんかあ……確かにあれは」

「ああ……まあ、あのちびっこはなぁ」

 

トトリとジーノの言葉に、エリーが苦笑する。

アーランドの街で一瞥しただけだが、それでもあの有様だと活動的なのはわかるようだ。

 

「まあ、あの子はギゼラさんとやりあえるぐらいだからねえ……もしかしてエリーちゃんも?」

「わ、私はあそこまで無茶はできませんよ!?」

「……そーとー無茶苦茶なのね」

 

お察しである。

 

「うーん……やっぱりマリーさんと会って、話を聞かないと何とも言えないなぁ。それに冒険者登録もできたらしたいし」

「そっかぁ……とりあえずあと1~2ヶ月の辛抱だね」

「そうだった……」

「この辺は本当にザコしか出ないしな。採取はどうする?」

「うーん……せっかくだし、一応アイヒェとハチの巣ぐらいは採取しときたいかも」

「んじゃ、さっさと集めて西の平原に行くか」

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

「で、ここが西方の平原です!」

「本当に原っぱだね」

「な~つかしいわねえ。去年はここでトトリが杖を振って、えいえい言ってたのに」

「メルお姉ちゃん!」

「いいじゃない。いい思い出よ」

「もう~」

 

トトリが怒り、メルヴィアが笑う。

その様子に、昔を思い出したエリーがくすりと笑った。

 

「ここはぷにぷにが多いんだね」

「そうだね。ぷにぷに玉は割と何でも使えるから、重宝しているよ」

「今だと他の所でもぷにぷには出るから、素材としては困らないだろうがな」

「そうだね。だから今だとここに来るのは、本当に緊急で必要な時ぐらいかな」

「そっか」

 

ザールブルグでの近くの森のようなものだろうか、とエリーは思いふける。

 

「一般がいけるところは、まあこんなところか」

「あとは……冒険者同伴なら、海鳴り山道ぐらいかしらね」

「そっちはアランヤ村の反対側だし、今回は良いかな」

「そこは何が採れるの?」

「海沿いだから、蒸留石や岩塩、タマゴなんかが採れるよ」

「ふーむ……」

「あとは、本当に冒険者登録がいるような所だね」

「そっかあ……やっぱり登録もいるし、戦う術も見つけないとダメだなぁ」

「戦うって言っても、ねえ……」

 

メルヴィアは、ちんちくりんなエリーを見る。

 

「そのなりで戦うのは、まず無理じゃない?」

「ううーん……殴ったりとかは無理でもアイテムは使えると思うんですよ」

「あー……まあ爆弾とかなら、多分?」

「てか、投げれんの、お前?」

「うっ……」

「投げるのではなく、召喚系のメテオールとかならいけるかなぁ」

「他にもあるけど……まあその辺りは、実際のアイテムを持ってきて試さないと無理かなぁ」

「むう……マリーさんはどうしたんだろう?」

 

自身と同じ姿になったマリーに、切実に話が聞きたいと思うエリーだった。




Q・マリーとクライスは?
A・マリーはあの性格ですので、まあ結婚はしません。クライスですが、実はマリーにぞっこんなのは公式なのです。ドラマCDすら出ています。(子安さんが役に四苦八苦している声が聞けます)
エリーのアトリエでケントニスですれ違うのは、マリーを探していたからです。彼はそのままケントニスで錬金術を修学して、ザールブルグで学園長となります。
マリーと再会はいつかというのは、まあご想像にお任せします。
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