はじまりの錬金術士のアトリエ ~ 神様の贈り物 ~   作:遊佐

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実はアーランド3部作の中では、トトリのアトリエが一番難易度が高いんですよね。
まあレベルが50までしかないのと、装備アクセが1種類しかつけられないこと。
そして装備自体が弱いことが原因です。
実際にやるとわかるんですが、アイテムも無茶苦茶強化しても無双はできません。
割とギャラクシーの敵には苦戦しがちです。
メルルになると一気に楽になるんですがね……


13

ロロナのアトリエ――

 

「というわけで! 採取地に行きます!」

「……ロロナ先生。何がというわけなんですか?」

「ああん。ノリ悪いよ、トトリちゃん」

「の、ノリ?」

 

アトリエの朝。

朝食を食べた後に突然、ロロナが宣言したのである。

 

「あー……まあ、ようやくロロナが業務から解放されたからネェ。久々にうっぷん晴らしたんでしょ」

 

マリーがお茶を飲みながら嘆息した。

 

「そう! だから採取地に行きます!」

「はいはい……んで? どこ行くの?」

「あー……えっとね。確か、トトリちゃんはプラチナムになったんだよね?」

「あ、はい」

 

トトリはエリーの髪をとかしながら答える。

てか、なにしてんのん……

 

「じゃあ古き樹木の地かな。ついでに海望の丘も行こう!」

「基本的にプラチナムはアランヤ村の方が拡張されるからね。こっちからだとそうなるか」

「そうだね。だからとりあえずアーランド方面の地図埋めてから、アランヤ村に移動かなぁ」

「ええと……地図地図」

 

トトリが冒険に出る時に使う地図を取り出して覗く。

 

「どこです? 先生」

「場所はここ。で、こっち行って、こう!」

「場所的に2か所だとちょっともったいないですね」

「いやいや。このレベルで貴重な素材が手に入るよ。この辺りじゃ手に入らない高品質な木材が」

「ああ……確かに木材は不足気味ですけど」

「おすすめは世界樹の枝かな。非常に使い勝手がいい素材だよ。地味に漆黒樹の原木も万能だし」

「木材はいっぱいある方がいいよ。使う時は無茶苦茶使うからね」

「なるほど……」

 

確かに今まで高ランクの木材はあまりお目にかかっていない。

眠れる神木の森で得られる木材も底をついてきていた。

 

「あそこならそんなに強い敵もいないしね。海望の丘の島魚なら、割と状態のいい島琥珀が取れるよ」

「というわけでイキます!」

「わーったってば、ロロナ!」

 

ずっと鼻息がフンフンと荒いロロナに、マリーが顔を押しのける。

 

「うーん。じゃあ行きましょうか。エリーちゃんもそこでいい?」

「あ、うん。でもあたしはまだ戦えないよ?」

「あ、そうか。装備が……」

「だいじょーぶ! まーかせて!」

 

とマリーが取り出したのは、自身が6年前に着ていた夜風の衣だった。

 

「あたしのお古があるからね。これと破棄しないで取っておいた爆弾投げるくん3号をあげよう。盾の方は材料がなくて今は無理だけど」

「あ、マリーさんのお古ですか。ありがとうございます」

「背丈もほぼ変わらないし、普通に着れるでしょ……言ってて虚しくなってきたけど」

「それはもういいですから」

 

そうしてエリーの装備も新調して、採取地に向かうのである。

 

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

海望の丘――

アーランド新天地の場所となるこの地方。

湖の淵に島魚が点在していた。

 

「さてさて。久しぶりだねェ」

「久々に戦えるよー! 爆弾もいーっぱいあるからね」

「……マリーさんだけでなく、ロロナさんも実は爆弾凶?」

「先生は通常攻撃がフラム投げだからなぁ」

 

マリーの影響? でロロナは見事な爆弾使いになっていた。

いや、元からか……?

 

「そういや、あの男の子には声かけなかったけどいいのかい?」

「ああ、ジーノくんは別の仕事があるとかで、ミミちゃんと一緒に別の場所に行ってます」

「今回は私とマリーちゃんがいるから問題なかったしね」

「ちょうどよかったって言ってましたよ」

「まあ問題ないならいいけどさ……と、んじゃバトろうかね」

 

島魚に近づいたことで、こちらに向かってる。

 

「んじゃいくよ! ええーい!」

 

初手はロロナ。フラムを投げてこんがり焼く。

 

「エリー、よく見ててね。こうやってこう!」

 

マリーが自身のパチンコで小さなフラムの弾を打ち出した。

 

「ふむふむ……ごく小さくしたフラムの弾かぁ。確かに威力は小さいけど、コストも小さくて通常攻撃にするなら申し分ないなぁ」

「いい攻撃法だよね。それじゃあ私も……とりあえず殴っとこう」

 

ポカッと島魚を殴るトトリ。

だが、倒せずにトトリに攻撃してくる。

 

「きゃあ!」

「うああああ! ダメー!」

 

と、トトリの前に飛び出したロロナがそれを受けようとする。

すると、どこからか盾が飛び出して、ロロナと島魚の間に割り込んで攻撃を防いだ。

 

「わ、すごい!」

「エヘヘ! これが『盾』だよ!」

「あたしが作った遠近自在盾だよ。ドラゴンの攻撃も防ぐ優れものさ。ただ、まだ弱点が改良できてないんだよねぇ」

「あれ? 珍しいですね。マリーさんが弱点をそのままにするなんて」

「あー……うん。まあ、その話はあとでね。とりあえず倒しちゃうか」

 

さして問題もなく島魚を倒すマリー達。

 

「んで、さっきの話だけどね。実は弱点の克服する方法はわかっているんだ。ただ……」

「ただ?」

「賢者の石が必要でね」

「ああ……なるほど」

 

エリーが生まれる原因にもなった賢者の石である。

マリーが二の足を踏むのも当然と言えた。

 

「だから賢者の石を使わない方法を模索中ってわけ」

「うーん……賢者の石の何が作用してホムンクルスが生まれるのかわかれば、その対策もとれそうですけどね」

「そうだね……だからエリーが来てくれたことは、実はかなり助かると思うんだ。だからお願い! 手伝って!」

「ええ。そりゃ手伝いますけど……とはいえ、盾自体を見せてもらえないと」

「ああ、それはアトリエでね」

 

マリーとエリーが考察しながら話している。

その様子にトトリは、ちょっと不貞腐れた。

 

「? どうしたの、トトリちゃん?」

「ぶう。なんでもないです」

 

地味にまだ保護者気分が抜けていないとトトリだった。




データです。
まずはマリー。とはいえ、ロロナのアトリエ終了時と装備は変わっていません。
十分だと思っているからです。

爆弾投げるくん13号(強化パチンコ) 攻撃力20+弾(通常攻撃は10 アシストは20 必殺技は全範囲攻撃50)速度+5 良品質で攻撃力+5
夜風の衣 MP+30 防御力15 速度10 空気の軽さ 良品質で攻撃回避・小 防御力+3 全属性-10
遠近自在盾 浮遊(自動防御) 防護フィールド(防御力追加付与) 普通品質(最高品質だと被ダメージHP還元・大)
盾の性能によって効果が変わる 弱点あり(範囲多段攻撃(属性ダメージ含む)には無効 攻撃でなく阻害系『アイテム』を食らうと機能停止) 
(ロロナ)防御+50 物理ダメージ軽減・中 属性ダメージ軽減・中(ラウンドシールド) 
(マリー)防御+30 物理ダメージ軽減・小 属性ダメージ軽減・大(バックラー)
竜のお守り 普通品質 (最高品質だとMP回復・超)
竜の力 状態異常耐性(無効化) 神の奇跡たる行い 一撃必殺耐性 戦闘不能回避・極

エリーは爆弾投げるくん3号(パチンコ) 攻撃力10+弾(通常攻撃は5 アシストは10 必殺技は全範囲攻撃30)速度+5 良品質で攻撃力+5
夜風の衣 MP+30 防御力15 速度10 空気の軽さ 良品質で攻撃回避・小 防御力+3 全属性-10
現状はこれのみです。

ちなみにトトリ。
癒しの杖 良品質
薔薇の乙女 良品質
特性は面倒なので書きません。まあ、大した装備じゃないですし。
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