はじまりの錬金術士のアトリエ ~ 神様の贈り物 ~   作:遊佐

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アンケは日曜で締めます


22

アーランドの街、アトリエ。

いつもの如く冒険者ギルドで納入依頼をして、トトリはアトリエのドアを開いた、

 

「ただいまー」

「できたー!」

「わわ!」

 

アトリエに入ると、ロロナの叫び声が聞こえた。

 

「ロロナ先生? なにができたんです?」

「できたんだよ、トトリちゃん! ホムンクルス作成装置が!」

「はい? ホムンクルス……って、ええ!?」

「ふふーん」

「先生、マリーさんやエリーちゃんを増やす気ですか!?」

「がくっ」

 

トトリのすっとんきょうな声に、ロロナの膝が折れた、

 

「ち、ちがうよ! マリーちゃん作成装置じゃないよ! ほむちゃん製造機だよ!」

「ほむちゃん製造機?」

「正式名称はホムンクルス自動生成装置、ほむちゃんホイホイ!」

「ホイホイって……それは捕まえる方じゃ?」

「まあまあ。ともかく、ここに材料を入れると……」

 

と、ロロナが赤い何かの塊を機械入れる。

そしてしばらくすると――

 

「……なにもでてきませんが?」」

「あ、あれ? おかしいな?」

 

ロロナが装置を叩く。

トントン、どんどん、ボカッ! どかか!

 

「なんか鳴っちゃいけない音が……」

「あ、動いた!」

 

ジー、ポンッ

 

生まれたのは小さな女の子だった。

 

「やった! できたー!」

「か、かわっ!」

 

3歳ぐらいいの女の子である。

エリーよりも小さい。

 

「かわ……かわ……」

「はっ!」

 

その時、ロロナはフラッシュバックした。

彼女の姉は――ツェツィである。

 

「トトリちゃん! だめ!」

「先生、邪魔です! この子が抱けません!」

「落ち着いて! お姉さんみたいな暗黒面に落ちちゃダメだよ!」

「こんなかわいい子を抱くなというのは無理です!」

「無理でもなんでもダメ! 私には責任というものがあるの!」

「自分で作っておいてなんですか、それー!」

 

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

 

「「 ぜーはー、ぜーはー…… 」」

「………………」

「こ、この子は小さいホムンクルス……ちほむ……ちむちゃんだよ!」

「ちむ!」

「うわああ……お姉ちゃんの気持ちがいまわかった。これはかわいい、くぁわいすぎる!」

「ダメだよ、トトリちゃん。ダメだからね!」

「うううう……」

 

ロロナはちむを後ろに隠しながら、トトリに言う。

トトリはじりじりと距離を詰めている。

 

「はー……はー……」

「しまった……これは予想できたのに、予想してなかった。マリーちゃんやエリーちゃんに怒られる……」

「ちむ?」

 

と、ちむは何かに気づいた。

 

「ちー?」

「さあ、こっちおいで、ちむちゃん。怖くないよー……」

「トトリちゃん! それもう誘拐犯のセリフだから! 正気に戻ってー!」

 

機械が、装置が振動している!

 

「ちむ!? ちむむ、ちむ、ちむちー!」

「うあああ……も、もう我慢ができない」

「ああああああ! もうこうなったらいっそ爆弾で……」

「ちむちー!」

 

ボムッ!

 

「「 え? 」」

 

ぽんぽんぽんぽんぽんぽんぽんぽん……

 

「「 ええ!? 」」

 

「ちむ」

「ちむ?」

「ちむちー」

「ちむむ」

「ちむっちょ」

「ちー」

「ちーん」

 

「「 ……………… 」」

 

ちむ、大量発生スチル獲得(メタ発言やめろ)

 

「わああああ! たい、大変だあ!」

「あー……しあわせ。もう死んでもいいかも……」

「わああああああああ!」

 

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

 

「なんとか片付いたー……」(どうやって?)

「うう……ちむちゃんが一人に」

「ちむー?」

「あー……保存していた材料が完全に底ついちゃった。新しいの入れないともう作れないなぁ」

「材料って……というか、ちむちゃんの、材料?」

「あ、なんでもないよ。とりあえず、この装置は改良しておくから。また後日、改めて置くね」

 

――ちなみに。

帰ってきたマリーにこの装置の存在を知られて大ゲンカするのは、その日の夜の事であった。

 

 

 

   ―――― ★ 神さまの贈り物 ★ ――――

 

 

 

「んで? こいつはアイツの残した『種』を使ったんだって?」

「うん」

「よくもまあ、あんな得体のしれないものを使う気になったねェ」

「だって……マリーちゃんたちの生まれる秘密がわかるかもしれないかなって」

「あんたねえ……ずっと、研究をしてたんだね」

「うん。だって、マリーちゃんがずっと気になってたことだし」

「まったく、アンタは本当に人の事ばかり……」

「だって、私の夢は『みんなが』錬金術で幸せになることだもの」

「………………」

「それはマリーちゃんもだよ」

「はあ……まいった。あたしの負けだよ」

「マリーちゃん……」

「しゃあないねぇ……んじゃ、一緒に考えようか」

「……うん!」

 

これは二人だけの、秘密のお話――

 

 




大体予想通り
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