転生姉妹と魔法少女たち【Remake Ver.】   作:MT75B

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3話です。ここから原作の内容となります。


#3 原作、始まっちった

(前回のあらすじ)

 

ほむほむが仲間になった!

 

↑No Side

☆☆☆ーーー☆☆☆

↓伶 Side

 

4月も半ばに入った最初の月曜日、私と晶は通学路上にある公園に到着した。

 

さやか「お、やっときた。おはよ!」

仁美「おはようございます。」

伶「2人ともおはよ。」

晶「おはよう。あれ、まどかはまだ来とらんの?」

さやか「まだみたいだね。」

仁美「ですわね...あっ、噂をすれば来ましたわよ。」

 

いつもは早いまどかが遅れてるとは珍しい...ん?もしかして??

 

まどか「おはよう~。」

仁美「おはようございます。」

さやか「まどか遅い。お、可愛いリボン。」

まどか「そ、そうかな?派手すぎない?」

伶「大丈夫、十分似合ってるよ。」

まどか「ほんと?ありがとう伶ちゃん!」

晶「検索マーク、もしかして、まどか、好きな人できた。」

まどか「ちっ違うよ晶ちゃん!」

さやか「おっ?ついにまどかにも春が!?」

まどか「さやかちゃんまで!?」

 

こんな感じで登校するときは4人で集まっている。いつものメンツでほぼ毎朝同じ場所、この光景はなんら変わりないのだが......

 

伶・晶(ぬああああん!!!!!!)

 

私と晶は非常に落ち着きが無かった。だって___

 

ーーーーーー

 

①まどかのリボン変わってる

②時期的にほむらが転入してくるの今日だった気がする

 

=すなわち、原作スタート

 

ーーーーーー

 

___なんだもおおおん!!!!!

 

晶〔あーあー、姉御、聞こえる?〕

伶〔大丈夫だ、問題ない。そっちは?〕

晶〔もーまんたい。いや~本当にセリフが原作通りやね...〕

伶〔んね。気味が悪いほどに...〕

 

私と晶が原作が始まってしまった事実を痛感する一方、前を歩く原作キャラ3人組は恋愛について議論していた。

 

まどか「でね、ラブレターでなく、直に告白できるようでなきゃ駄目だって。」

さやか「相変わらずまどかのママはカッコイイな。美人だし、バリキャリだし。」

仁美「そんな風にきっぱり割り切れたら良いんだけど...はぁ。」

さやか「羨ましい悩みだね。」

まどか「いいなぁ...私も一通くらい貰ってみたいな~、ラブレター。」

さやか「ほぅ、まどかも仁美みたいなモテモテな美少女に変身したいと?そこで先ずはリボンからイメチェンですかな?」

まどか「ち、ちがうよ。これはママが......」

 

いいなぁ、のんきに他愛のない会話ができる余裕があって。こっちはそれどころじゃないってのに。あ、まどかがさやかに頭ぐりぐりされてる。

 

さやか「まどかは私の嫁になるのだぁぁぁ!!!」

晶「前方至近距離に百合を検知。あとそれやめてあげな?」

さやか「むっ、今の発言はどういう意味よ。晶!」

晶「いや明らかにそっち系やろ。あと3人ともそんなモタモタ歩いてて大丈夫そ?」

まどか・さやか・仁美「え?」

伶「速報、HR(ホームルーム)開始まで10分切る。ってことでお先ぃ!」ダッ!!

晶「ほなまた後でなー!!」ダダッ!!

 

私と晶は【テレポート(=加速スキル)】無しの状態で出せる最高速度で前の3人を追い抜き、そのまま置いていく。

 

まどか「あっ!?2人とも待ってよぅ~!!」

さやか「お前ら置いてくなぁ!!」

仁美「あの2人、走るの速すぎます...」

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

通常状態でも足が速いという恵まれた肉体を有効活用し、私と晶はHRが始まる5分前に教室へ滑り込む。これで皆勤賞にまた1歩近づいた。

 

晶「いや~焦った焦った。走って登校するのいつぶり?」

伶「多分小学生以来じゃない?にしてもあいつら大丈夫かな。」

晶「まーあの3人は今までなんだかんだ間に合ってるから大丈夫やろ。」

 

晶の言う通り、HR開始時刻の1分前に3人は息を切らしながら教室に現れた。

 

仁美「な...なんとか...間に合いました...」ゼェ...ゼェ...

まどか「2人とも...ひどいよ...置いてく...なんて...」ハァ...ハァ...

さやか「なんであいつら...息切れ...してないんだ...」ヒィ...ヒィ...

伶「お疲れのとこ悪いけど、そろそろ和子先生くるよ。」

まどか「わわわっ!ほんとだ、2人とも早く座らないと!」

 

3人が各々着席したと同時に和子さんが教室に入ってきた。

 

和子「うん、今日は皆さんに大事なお話があります。心して聴くように...」

 

出たよ、恒例の和子さん恋愛進捗報告。ただでさえアニメで見た光景だってのに、現実で1年もこのムーブされると出だしでわかっちゃうんだよ。

 

和子「目玉焼きとは堅焼きですか?それとも半熟ですか?はい、中沢くん!」

中沢「えええっと......ど、どっちでも良いんじゃないかと!」

和子「そのとおり、どっちでもよろしい。たかが卵の焼き加減なんかで女の魅力が決まると思ったら大間違いです。女子の皆さんは!くれぐれも!!半熟じゃなきゃ食べられないとかぬかす男とは交際しないように!!!」

 

ボキィ!!と1本の指揮棒が犠牲となる。悲しいことにここまでがテンプレだ。

 

さやか「ダメだったかぁ...」

まどか「ダメだったんだねぇ...」

 

2人ともよかったな、和子先生が気づいてなくて。

 

和子「そして男子の皆さんは、絶対に卵の焼き加減に、ケチをつけるような大人にならないこと!」

 

ごめんけどそういうとこだぞ、和子さん。男に高望みし過ぎだと思うんですよ。

 

和子「はい。あとそれから今日は皆さんに転校生を紹介します。」

さやか「そっちが後回しかよ...」

伶・晶(それな...)

和子「じゃあ暁美さん、いらっしゃ~い。」

 

和子さんの音頭を合図にほむらが教室に入る。その秀麗な姿に「すっげぇ美人...」「かわいい~」という声が教室のあちこちから湧いていく。

 

伶〔改めて思ったんだけど、ほむらってかなりの美人だよな。〕

晶〔んね。身長も確か157cmとかそこいらなんでしょ?〕

伶〔中2女子にしてはデカくね!?〕

晶〔うん、デカい。〕

 

参考までに今の私と晶の伸長がどちらも155cmくらいで、このくらいが一応中2女子の平均値らしい。

 

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします。」

和子「......えっと、暁美さん?」

まどか「......?」

 

自己紹介が想定よりかなり短かったことに困惑する和子さんをよそに、ほむらは私と晶に数秒だけ視線を向けてから原作通りまどかを見つめる。そういえばほむらって私たちのテレパシーは聞こえるのかな。

 

伶〔業務放送、パターン、神崎伶、暁美ほむら。聞こえるなら応答どうぞ。〕

晶〔どうぞー。〕

ほむら〔...薄々予感はしていたのだけれど、あなたたちもテレパシーが使える上に魔法少女とやりとりできるのね。〕

伶〔お、聞こえるんだ。〕

晶〔よかったー。これでダメだったら連携しにくいからね。〕

ほむら〔それはそうなのだけど......やっぱあなたたちは何者なの?〕

伶・晶〔ただの転生者。〕

ほむら〔はぁ......〕

 

そんなこんなでHRが終了する___と同時に、ほむらは一瞬でクラスの女子たちに囲まれた。

 

女子A「暁美さんって前はどこの学校だったの?」

ほむら「東京のミッション系の学校よ。」

女子B「前は部活とかやってた?運動系?文化系?」

ほむら「特にやってなかったわ。」

女子C「凄い綺麗な髪だよね。シャンプーは何使ってるの?」

 

どこの場所でも転校生が気になるのは共通認識なのか、クラスの空気は彼女への関心がほとんどである。その様子を私と晶はまどか、さやか、仁美と傍観する。

 

仁美「不思議な雰囲気の人ですよね。暁美さん。」

さやか「ねぇまどか、伶、晶。あの子知り合い?なんかさっきおもいっきりガン飛ばされてなかった?」

まどか「いや、えっと...」

伶「私はこの前会ったよ。」

晶「ウチも同じく。」

まどか・さやか・仁美「え!?」

伶「そんなに驚くこと?」

さやか「じゃあそう紹介してよ。」

晶「いやまぁ、この前といっても昨日だし...」

仁美「それならしょうがないですわね。」

 

そんな会話をしていると向こうからほむらの声が聞こえた。

 

ほむら「ごめんなさい。なんだか緊張しすぎたみたいで、ちょっと......気分が。保健室にいかせて貰えるかしら。」

 

クラスの女子から「私が案内しようか?」と提案されるがそれをやんわりと断り、

 

ほむら「鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保健係よね?」

まどか「え、えっと...あの...」

ほむら「連れてってもらえる?保健室。」

 

保険係であるまどかに声をかけた。私はほむらにテレパシーで一応忠告しておく。

 

伶〔間違ってでもまどかの前を歩くなよ?〕

ほむら〔......善処するわ。〕

晶〔善処て...そうだ、保健室着いたら連絡してくれる?今後のプランを話し合いたいから。〕

ほむら〔わかったわ。〕

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

英語の授業中、私、晶、ほむらの3人はテレパシーで打ち合わせをしていた。

 

伶〔念のため確認するけど、マミの首が喰われる➡さやか魔法少女になる➡杏子vsさやか➡さやか魔女化&杏子死亡➡ワルプルギス出勤➡まどか魔法少女になる...時系列はこんな感じだよね?〕

ほむら〔そうよ。〕

晶〔そうなると...マミの死亡とさやかの契約、この2つを回避させることが現状の最優先事項ってわけやな。〕

ほむら〔巴マミの方はお菓子の魔女を乗り切ればひと段落なのだけど、問題は美樹さやかね...〕

伶〔さやかが契約しなかった世界線ってあった?〕

ほむら〔ないわ。100%契約してそのまま魔女化よ。〕

 

でしょうね。

 

晶〔やっぱ上条は厄介やな。〕

伶〔まぁ戦犯なだけあるし。〕

晶〔ふと思ったんやけど、さやかと上条が仮に結婚できたとして、さやかは幸せになれるのかな。どうもそんな未来が見えないんだけど...〕

伶〔普通に離婚ルートありえそうで怖い。〕

ほむら〔話それてるわよ。〕

 

おっと危ない。危うく上条の悪口大会になるところだった。

 

伶〔失礼。さやかに関する対策は一応考えてあるよ。〕

ほむら〔というと?〕

伶〔聞いて驚くな......なんと、ソウルジェムのシステムを全部話す。〕

ほむら〔なんですって!?それだと巴マミが___〕

晶〔流石に今日明日で話しはせえへんよ?前にも言ったと思うけど、現状ウチと姉御はマミと接触していない。言い換えるとマミとの信頼関係が完全に構築できていないわけ。〕

伶〔そんな状態でソウルジェムのシステムを言ったらマミが魔女化するか周りの人を殺す可能性が100に近い。だからタイミングはお菓子の魔女___シャルロッテ戦の直後にしようと考えている。〕

ほむら〔...それでも契約する意思があったら?〕

晶〔そのときはウチらが説得兼忠告をするよ。もちろん並行世界のさやかがどうなったかっていうのも含めて、ね。〕

伶〔ついでに私は上条とたっぷりオ☆ハ☆ナ☆シする。〕

ほむら〔どさくさに紛れて私情があった気がするけども......わかったわ。そのプランに賭けてみましょ。〕

晶〔うい。〕

伶〔おっけー。そうだ、ほむらに1個頼みがあるんだけど...〕

ほむら〔あら、何かしら。〕

伶〔インキュベーターを殺さずに盾にしまうなり時間停止なりで保護してほしい。これも他の魔法少女やその候補...特にマミからの信頼を得たいわけだし。〕

ほむら〔本来なら駆除したいところなのだけど......こればっかりは仕方ないわね。〕

伶〔ありがとう。〕

晶〔助かるわ~。ほな今日の放課後はお互いがんばりましょ。〕

 

打ち合わせ完了。今日はまどかとさやかが魔女と初めて遭遇する日、私と晶による原作改変(ハッピーエンド)への道のりがいよいよ始まる。




3話でした。前回はかなり長かったので今回は短めです。
それでは次回も何卒。評価、感想諸々よろしくお願いします。
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