[ステージ]
昼休憩が終わり最終種目のルール説明を聞くためにステージに戻ってきたら零たちであったが、A組の女子は峰田と上鳴に騙されてチアリーダーの格好になっていた
プレゼントマイク『さぁさぁ!みんな楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目!進出5チーム総勢18名からなるトーナメント形式!!一対一のガチバトルだ!!』
ミッドナイト「それじゃ、組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始します。レクに関しては進出者18人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ!息抜きしたい人も温存したい人もいるしね!じゃあ1位のチームから」
プレゼントマイクの説明が終わりミッドナイトが組み合わせを決めようとしていた、そこへ……
尾白「あの、すみません。俺、辞退します」
心操チームにいた尾白が辞退しようとしていた
緑谷「尾白くん、何で!?」
飯田「せっかくプロに見てもらえる場なのに」
尾白「騎馬戦の記憶、終盤ギリギリまでほぼぼんやりとしかないんだ。チャンスの場だってことは分かってるそれをふいにするなんて愚かなことだってのも…でもさ、みんなが力を出し合って争ってきた場なんだ。こんな訳
分かんないままそこに並ぶなんて、俺にはできない!」
葉隠「気にしすぎだよ、本戦でちゃんと成果を出せばいいんだよ」
芦戸「そんなん言ったら私だって全然だよ」
尾白「違うんだ、俺のプライドの話さ、俺が嫌なんだ」
庄田「B組の庄田二連撃です。僕も同様の理由から棄権したい。何もしていない者が上がるのはこの体育祭の趣旨と相反するのではないだろうか?」
心操の個性の影響で自分では何もすることができなかったという二人はミッドナイトに棄権したいと申し出たが肝心のミッドナイトは
ミッドナイト「そういう青臭い話はさ……好み!庄田、尾白の棄権を認めます!」
生徒たち「「「好みで決めた」」」
青山「僕は、やるからね!」
同じ心操チームだが青山は参戦するようだった。抜けた分の繰り上がり出場者は最後までポイントを守っていた鉄哲チームの鉄哲と塩崎が出場することになった
ミッドナイト「というわけで鉄哲と塩崎が繰り上がって18名!抽選の結果、組はこうなりました!」
ミッドナイトの後ろのモニターから対戦相手が表示される
第一試合 緑谷出久VS心操人使
第二試合 轟 焦凍VS瀬呂範太
第三試合 深海零VS上鳴電気
第四試合 飯田天哉VS発目明
第五試合 青山優雅VS猫又カンナ
第六試合 常闇踏陰VS八百万百
第七試合 鉄哲徹鐵VS切島鋭児郎
第八試合 麗日お茶子VS爆豪勝己
零は第三試合、カンナは第五試合に戦うこととなり、塩崎と芦戸は第三試合と第五試合の勝者と戦うことになった
零「どうやら勝てば他とは一試合多く対戦することになるようだな」
プレゼントマイク『よーし、とりあえずトーナメントはひとまず置いておいてイッツつかの間!楽しく遊ぶぞレクリエーション!』
カンナ「ゼロはレクリエーションには出るの?」
零「いや、作戦を立てておく。お前はどうするんだ?」
カンナ「私は出るよ、面白そうだし」
レクリエーションでは色々な奴が楽しんでいたが、トーナメントに出る者たちは攻略を練る者、神経を研ぎ澄ます者、戦いに備える者、様々な想いが交差していた。そして、時間は過ぎていきついに始まろうとしていた
プレゼントマイク『ヘイガイズ!アーユーレディ!!色々やってきましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!!ヒーローでなくてもそんな場面ばっかりだ!わかるよな!心・技・体に知恵知識!!総動員して駆け上がれ!!』
プレゼントマイクの掛け声により、観客は大いに盛り上がり第一回戦の緑谷VS心操が始まろうとしていた。数日前、A組に宣戦布告をしてきた心操がどんな戦いをするのか、零は少し楽しみにしていた
プレゼントマイク『オーディエンス共!待ちに待った最終種目がついに始まるぜ!第一回戦!成績の割になんだその顔!ヒーロー科、緑谷出久!!バーサス!!ごめんまだ目立つ活躍なし!普通科、心操人使!!』
対戦者の説明がされ、今度はルール説明が行われた
『ルールは簡単、相手を場外に落とすか、行動不能にする!あとは参ったとか言わせも勝ちのガチンコだ!ケガ上等!こちとら、我らがリカバリーガールが待機してっから、!道徳倫理は一旦捨ておけ!だがまあもちろん命の関わるようなのはクソだぜ!アウト!ヒーローはヴィランを捕まえるために拳を振るうのだ!」
セメントス「その場合は止めるからね」
どうやらやばくなったら近くで待機しているセメントスが止めてくれるらしい
プレゼントマイク『レディースタート!」
開始早々、緑谷が心操の個性にかかり、自ら場外に出ようとしていたが、自ら指を暴発させて洗脳を解くことができた。そのまま心操を押し出そうとし、逆に押し出されそうになった所を背負い投げで心操を場外にだし、二回戦に進出した
ミッドナイト「心操くん場外、緑谷くん二回戦進出!」
続く第二回戦では轟と瀬呂の試合が始まろうとしていた
プレゼントマイク『優秀!優秀なのに拭いきれないその地味さは何だ!ヒーロー科!瀬呂範太!!バーサス!!予選3位、1位と強すぎるよ君!推薦入学者の実力はだてじゃないってか!同じくヒーロー科!轟焦凍!!
それでは第二試合レディースタート!』
瀬呂は轟をテープで縛ると同時に素早く場外に出そうとした。だが、轟は巨大な氷塊を放ち、瀬呂を完全に行動不能に追いやった
ミッドナイト「瀬呂くん行動不能、轟くん二回戦進出!」
あっけなく終わった瀬呂に観客からドンマイコールが行われた
そして第三試合、ついに零の戦いが始まる
プレゼントマイク『何でもできてしまうスーパーハッカー!おまけに強い味方も出せてしまう!ヒーロー科、深海零!!バーサス!!スパーキリングボーイ!ヒーロー科、上鳴電気!!それでは第三試合レディースタート!」
上鳴「悪いけど、一瞬で終わらせるぜ!無差別放電、130万ボルト!」
零「ダブルハック!」
自身の最大出力で一瞬で終わらせようとした上鳴だが零はハックモンをリアライズし、ダブルハックで壁を作り、防御した
上鳴「うぇ〜い!」
ハックモン「ヴァンキッシュクロー!」
そしてヴァンキッシュクローで上鳴を気絶させた
プレゼントマイク『瞬殺!あえてもう一度言おう!瞬殺!』
ミッドナイト「二回戦進出、深海くん!」
ハックモン「やったな」
零「楽勝だな」
零が自分の席に戻って次の試合を観戦しようとした時、第四試合が始まろうとしていた
プレゼントマイク『さぁ第四試合だ!どんどん行くぞ!頂点目指して突っ走れ!ザ・中堅って感じ?ヒーロー科、飯田天哉!!バーサス!!サポートアイテムでフル装備!サポート科、発目明!!」
発目は自分で開発したサポートアイテムを持っていたが何故か飯田も持っていた。どうやら発目に渡されたようだが、ミッドナイトの許可も出たので使っていいことになった
プレゼントマイク『まぁ許可が出たってことで、第四試合レディースタート!」
飯田が走り出した瞬間、自分のアイテムの紹介を始めた。飯田も攻撃しようとするが発目のアイテムや自分のつけている慣れないアイテムで上手く当てられずにいた。そして10分後……
発目「全て余すことなく見ていただけました。もう思い残すことはありません」
アイテムの紹介が終わり、やり切ったという顔で自ら場外に出た
ミッドナイト「は…発目さん場外、飯田くん二回戦進出!」
飯田「だましたなあああああ!」
発目「すいません。あなたを利用させてもらいました」
飯田「嫌いだ君〜」
アイテムの紹介に利用され、騙された飯田だった
プレゼントマイク『立て続けに行くぜ!第五試合!腰にベルトがあっても変身しねえぞ!ヒーロー科、青山優雅!!バーサス!!B組からの刺客!縦横無尽な猫耳少女!ヒーロー科、猫又カンナ!!』
峰田「青山やっちまえ!格闘ゲームみたいに服が破れる感じで倒せ〜」
零「ハックモン」
峰田「ぎゃー!?」
最低なことを言ったためハックモンと零に気絶されられた峰田だった
上鳴「あの子って深海の幼馴染だよな?強いの?」
切島「そりゃ強いだろ!第一種目の障害物競争でも5位だったしよ」
芦戸「それ私も知りたい。次当たるかもしれないし!」
零「そうだな、昔から組み手はやっているが…個性なしではいつも負けていたな」
切島「それってマジかよ!」
プレゼントマイク『さぁ、行ってみようか!第五試合スタート!』
青山「先手必勝!」
カンナ「そうはいかないよ!」
青山はレーザーをカンナに向かって放ったが個性を発動したカンナはそれを避け、青山に近づくと
カンナ「これで終わり!」
青山の腹を蹴り場外に蹴り飛ばした
青山「ああ…」
ミッドナイト「青山くん場外、二回戦進出、猫又さん!」
プレゼントマイク『青山一発KO!猫又カンナ、こいつは強いぜ!』
相澤『個性:戦猫、異形系とは違ってかなり強いな』
蛙水「すごいわね、カンナちゃん」
緑谷「すごい!青山くんのネビルレーザーをかわして続けて一発で場外に蹴り飛ばすなんて。異形系とはまた違った個性だけど普通の異形系よりも数段強いかもしれない。個性だけでなく元からの身体能力も高いのか」
プレゼントマイク『さぁ、息継ぐ暇もなく、第六試合と行こうじゃねえか!攻防一体!黒影を従える暗きサムライ!ヒーロー科、常闇踏陰!!バーサス!!万能創造!推薦入学とあってその才能は折り紙付き!ヒーロー科、八百万百!!」
尾白「緑谷と深海はこの試合どう見る?」
緑谷「時間が鍵になると思うよ」
零「常闇の黒影は攻防一体でタイムラグはない。八百万が勝つにはどれだけ素早く武器が出せるかがポイントだ」
プレゼントマイク『第六試合スタート!』
常闇「行け!黒影!」
黒影「アイヨ!」
八百万は素早く盾を創造したが常闇の黒影は八百万に創造する隙を与えずに攻撃を仕掛ける。そして八百万が気づいた時にはすでに場外だった
ミッドナイト「八百万さん、場外!二回戦進出、常闇くん!」
プレゼントマイク『圧勝!まさに圧勝!常闇の黒影!これって最強の個性なんじゃねーの!』
第七試合は切島と鉄哲という個性が被った者同士の戦いだった
プレゼントマイク『第七試合は個性だだかぶり対決!男気一筋、ど根性鋼鉄!ヒーロー科!鉄哲徹鐵!!バーサス!!男気一筋、ど根性硬化!ヒーロー科!切島鋭児郎!!暑苦しい第七試合、スタート!』
切島と鉄哲は個性によって硬化と金属化し、真っ向勝負の殴り合いの連続だが引き分けとなり腕相撲で勝負することになった。そして、爆豪と麗日の試合が来た
プレゼントマイク『第一回戦、最後の第八試合!中学からちょっとした有名人!堅気の顔じゃねえ!ヒーロー科、爆豪勝己!!バーサス!!俺こっち応援したい、ヒーロー科、麗日お茶子!!」
一番不安な試合が始まろうとしていた
プレゼントマイク『第八試合、スタート!』
麗日は爆豪触れ、浮かせようとするため爆豪に向かって走り出した。爆豪は緑谷の情報の通りに右からの大振りできたが避けきれずに正面から当たってしまう
蛙吹「女の子相手でも容赦ないわね爆豪ちゃん」
爆破の煙で見えなくなった所で再度爆豪に触れに行く。上着を浮かせて囮にすることで爆豪の後ろを取ったが爆豪はそれにも反応して爆破を仕掛ける。何度も触れに行こうとするも、爆破で返り討ちになってしまう。そこに観客はざわめきついにはプロヒーローが…
プロヒーロー「見てらんねぇ!おい、それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ!!女の子いたぶって遊んでんじゃねえ!!」
プロヒーロー「そうだそうだ!!」
一部の観客からブーイングが来た。零はそんなプロヒーローに少しキレていた
零「気づいてもいないならとっとと帰れ、三流が!」
プレゼントマイク『一部からブーイングが!しかし、正直俺もそう思…わぁ肘!?何スーン」
相澤『今遊んでるっつったのプロか?何年目だ?シラフで言ってんなら見る意味ねえから帰れ!帰って、転職サイトでも見てろ』
知り合って数週間でも、珍しい姿を見せた相澤先生にA組は驚いた
相澤『爆豪はここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してるんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断もできねぇんだろうが!』
麗日「そろそろかな、ありがとう爆豪くん。油断してくれなくて」
麗日は爆豪が爆破で出していた瓦礫を全てステージの上に浮かせて、突進と爆破の煙によって気づかせないようにしていた。そして、解除すると同時に爆豪に向かって走り出した。だが爆豪は
BOOM!!
頭上の瓦礫を一発の爆撃で全て壊すと同時に、その衝撃で麗日が触れないように吹き飛ばした
爆豪「デクの野郎とつるんでっからな、てめえ。何か企みあるとは思ってたが」
麗日は再び爆豪に勝とうと立ち上がったが
爆豪「いいぜ、こっからが本番だ!麗日!」
爆豪は麗日に向かって走り出し、麗日も爆豪に向かって走り出そうとしたが限界が来て倒れてしまった
ミッドナイト「麗日さん行動不能、二回戦進出、爆豪くん!」
プレゼントマイク『一回戦第八試合…はあ麗日、うん爆豪一回戦突破。さぁ気を取り直して!一回戦が一通り終わった〜!小休憩挟んだら早速次行くぞ」
瀬呂「なんか大変だったな、悪人面」
蛙吹「組み合わせの妙とはいえ、とんでもないヒールっぷりだったわ、爆豪ちゃん」
爆豪「うるっせえんだよ、黙れや」
席に戻ってきた爆豪に二人が話しかけるもうるせぇの一言だった
上鳴「しかし、か弱い女の子によくあんな思いきり爆破出来るな。俺はもうつい遠慮しちまって」
蛙吹「完封されてたわ上鳴ちゃん」
上鳴「あのな梅雨ちゃん」
爆豪「どこがか弱ぇんだよ」
爆豪は小さく吐き捨てたが誰も聞こえていなかった。そして、切島と鉄哲の二回戦進出をかけた腕相撲は金属疲労で切島の勝ちとなった
プレゼントマイク『さぁこれで、二回戦の進出者が出そろっtた!つうわけでそろそろ始めようか」
一回戦が終わり二回戦が始まろうとしていた。それぞれの想いが交差する中、誰が優勝するのか