救え!救助訓練
[USJ]
USJ襲撃事件から4日後、体育祭の迫る中、零達は再びUSJに来ていた
13号「あんなことがありましたが授業は授業!ということで救助訓練を行なっていきましょう」
最初は山岳ゾーンにて山岳救助の訓練が行われようとしていた。オールマイトがいないことに気づいた緑谷が相澤先生に聞いたが『知るか、あんなやつ』とひと蹴りされた。
13号「訓練想定として、登山客3名が誤ってこの谷底へと脱落。一名は頭を激しく打ち付け意識不明。残りの2人は足を骨折して救助要請と言う設定です。」
襲撃事件があったため初めての救助訓練に特に気合を入れていた緑谷、飯田、麗日だったが
13号「じゃあ、怪我人役はランダムに決めたこの三人です」
緑谷 飯田 麗日(((助けられる方か)))
救助役になってしまう三人だった
相澤「それじゃあまず、救助要請で駆けつけたと想定し、この四名だ」
そうして常闇、八百万、轟、爆豪の四名が選ばれた。爆豪は訓練とはいえ緑谷を助けることに不満を感じでいたため谷を爆破で壊すと言う案を出したが轟が無視して自身の考えを喋るもそれにさらに腹を立てた爆豪だったが、八百屋が一喝し二人に説教をし、二人は何も言い返すことができずに轟の案で救助訓練を開始した。八百万が動滑車を作り、常闇が下に降りて黒影で救助し、リフトを爆豪と轟で引っ張り上げ無事、麗日の2人を救助することができた
13号「個性をうまく作用させ合い、効率よく作業する。一組目にしては模範的な仕事です」
瀬呂「1人ただ紐引っ張るだけのやついますよ!」
爆豪「外野がうるせえんだよ黙れよ!!」
13号「自身の個性がうまく使えないと判断した場合、それは正しい。最近のプロは自分が自分が、と前に出て帰って邪魔をしてしまうことも多々あります。そこをよく理解してフォローに回ることを覚えれば、きっと素敵なヒーローになると思いますよ」
『素敵にはならんでしょ』と言う瀬呂にかなりムカついている爆豪の姿があった。
救助訓練は順調に進んでいき、最後は緑谷、麗日、尾白、零の四人でやることになり、作戦会議を始めた
零「救助だが、やはり麗日が降りて無重力にした状態で要救助者を保護するのが妥当だな」
麗日「ハッキングで地面を上げることはできないの?」
零「ここからだとハッキングするのに少し時間がかかる。それよりも麗日の個性であげた方が早くできるからな。それと、リアライズ、ミエーヌモン」
ミエーヌモン「なんのようだし」
零「谷の下に行って麗日と一緒に救助を手伝ってこい」
ミエーヌモン「仕方ない、早く行くし」
緑谷「それじゃあ始めよう」
麗日とミエーヌモンが谷に降りて要救助者を救助し麗日が個性を使い無重力にして浮かし、緑谷と尾白がキャッチすることで素早く救助することができた
ミエーヌモンが麗日を手伝うことで想定よりも早く終わらせることができた
13号「皆さん大変素晴らしい成果でした、1回目にしては。救助とは時間との戦いでもあります。まだまだ改善の余地が皆さんにはありました。すなわちまだまだ伸びしろがあるということ」
山岳ゾーンでの救助活動を終え、生徒たちは次の訓練場所へと向かった
[倒壊ゾーン]
13号「次はこちら、倒壊ゾーンです!この倒壊ゾーンでの訓練想定は、震災直後の都市部。被災者の数、位置は何も分からない状態でなるべく多くを助ける訓練です。8分の制限時間を設定し、これまた5人組で救助を行います。残りの16名は各々好きな場所に隠れて救助を待つこと。ただしそのうち8名は声を出せない状態と仮定します。その8名は私が指定します」
芦戸「それってかくれんぼじゃん」
13号「簡潔に言うと近いですね。では、1回目の5人組は、こちら!」
そうして、爆豪、峰田、麗日、緑谷、零の五人が選ばれて爆豪は緑谷とやることにまたキレていた
13号「要救助者側が隠れて2分。それでは捜索訓練を始めます!震災直後、何が起きてもおかしくないということを忘れずに!では出動!」
13号は開始の合図を行った
緑谷「よし、とりあえずみんな散って探そう」
爆豪「指図すんな!!俺について来いカスども!!」
BOOM
峰田「何だあいつ、勝手なやつだな」
緑谷「仕方ない、とにかく視認、声の届く範囲内で四方に散ろう。救助は時間との戦い、迅速に行こう」
零「ちょっと待て、一応渡しておく」
そう言うとポケットからインカムのようなものを取り出して三人に渡した
緑谷「これは?」
零「通信機だ。USJ全体まで届くように作ってある。最もあの時は渡す余裕はなかったんだがな。キャメラモンの能力で他の連中を探すからお前たちが救助しに行ってくれ」
緑谷「分かった、それじゃあ行こう」
麗日「よっしゃー、ゴー」
零はなるべく中央の高いビルに登りキャメラモンで探し始めた
キャメラモン「見つけました。尾白さんですね」
零「尾白を発見した。緑谷、峰田、お前たちが一番近いな」
緑谷「分かった、僕たちでいくよ」
峰田「了解」
零「麗日、耳朗はおまえの近くの車の下にいる。周囲の瓦礫と一緒に浮かせろ」
麗日「任せて」
零の指示に従っていいペースで捜索している緑谷たちであったが
キャメラモン「おや、何でしょうか?」
零「どうかしたか?」
キャメラモン「生徒以外で誰かいますね」
零「先生たちか?」
キャメラモン「いいえ、違いますね」
キャメラモンのレンズに映る映像をスマホで確認するとそこには
零「これは!!麗日、聞こえるか。今すぐ耳朗とそこを離れろ」
麗日「いきなりどうしたの?」
飯田「麗日くん、耳朗くん、逃げろ」
飯田の後方から爆発が起こるが二人を倒して瓦礫から免れることができた
砂煙から何か大きな影が見えた。その正体はヴィランだった
ヴィランさらにそのそのは気絶した轟が捕まっており、クラスでも上位の実力を持っている轟が捕まっていることに驚きを隠せないでいた
ヴィラン「逃がしゃしないさ、全員まとめて死にさらせ!!」
ヴィランが足を思い切り地面に叩きつけると周囲にあった建物が消し飛びまるでクレーターのようになった
ヴィラン「周りは壁になったな。一人たりとも逃さんぞ」
13号「みんな早く逃げて」
爆豪「逃げたい奴は勝手に逃げろ。こいつは俺が潰してやる」
爆豪は13号には従わずにヴィランに攻撃を仕掛けるが全て防がれてしまう
零(適材適所か。器用なんだか不器用なんだか、本当にわからない奴だな)
ヴィランが爆豪に攻撃してきたが爆破でかわし後ろを取ると同時に爆破で攻撃した
爆豪「人の心配するほど強いのかテメェは?棒立ちしてるならとっととその辺の奴ら逃しとけよザコが!!」
飯田「何で君は憎まれ口しか叩けないんだ」
切島「おいおい爆豪、その辺の奴らってのは無いんじゃねーか」
八百万「1年A組21人」
麗日「一応全員ヒーロー志望なんだけど」
零「ハックモン、本気で行くぞ」
ハックモン「分かった」
零「ハックモン、プロテクモン、アプ合体」
ハックモンとプロテクモンのデータが零に集まり姿が変わっていく
レイドラモンになった零は尻尾の鍵を地面に突き刺しヴィランの地面を崩すと同時に1年A組全員がヴィランに挑んでいくがヴィランが八百万と瀬呂の拘束を無理やり破った際の風圧だけで吹き飛んだが爆豪とレイドラモンだけは怯まずに挑み続けた
ヴィラン「流石に疲れてきた、そろそろ締めるか」
爆豪「笑わせんな、まだまだこっからよ」
レイドラモン「俺たちを舐めるな!」
爆豪の爆破とレイドラモンの攻撃と同時に無重力状態で蛙吹に投げられた緑谷が手袋につけた峰田のもぎもぎを轟に当てて轟を助け出し、デコピンをヴィランに当てたがヴィランはビクともしなかった
爆豪「ザコは引っ込んでろ。野郎は俺が倒すんだよ!!」
レイドラモン「バラージジャック」
「死ねぇ!!!」
BOOM
レイドラモンが爪に地面を立てヴィランに向けて巨大な鍵状の刃を足元の地面から大量に突き上げて突き刺す技。バラージジャックを当てて空中に放ると爆豪が爆破で瓦礫と峰田のもぎもぎで作ったトリモチに向けてヴィランを吹き飛ばすとヴィランは完全に動けなくなった
爆豪「トドメだ!!クソヴィラン!!!」
レイドラモン「全部吐いてもらうぞ!」
爆豪とレイドラモンがトドメを刺そうとしたその時!
ヴィラン「待って、私、私、私が来てた!!」
爆豪 緑谷「「オールマイト!?」」
何とヴィランの正体はヴィランに変装したオールマイトだった
「HAHAHAHA!!実はちょっとサプライズ的にヴィランが出た際の救助訓練をと思ってね!ほら、前あんなことが起きたばかりだし!!いやぁしかし、みんな思いのほかテキパキしてて流石雄…英………なんかすいませんでした」
生徒たち「「「「「やりすぎなんだよオールマイト!!!」」」」」
サプライズでヴィランが出た際の救助訓練とのことだったが、4日前の事件があったばかりでこの騒動だから全員完全にブチギレていた
零「相澤先生があんなこと言った理由がやっと分かった。やっぱりあの人教師に向いていないな」
レイドラモンから戻った零がフルボッコにされるオールマイトを見ながら呆れながら言った
緑谷「轟くん」
爆豪「お前もこのクソサプライズ共犯か!!!」
轟「悪かったな」
どうやら轟もオールマイトに頼まれて協力しただけだったようだ
芦戸「ひどいよオールマイト!」
オールマイト「ごめんって、本気じゃなかったんだよ」
飯田「しかし緑谷くんは指を負傷しております。これは学校としては非常にまずいことになるのでは!」
麗日「もうダメですからねオールマイト!ねぇデクくん」
ドサッ
緑谷「いやぁ〜、でも、サプライズでよかった」
オールマイト「……緑谷少年」
上鳴「…緑谷少年、じゃねぇんだよ!」
オールマイト「サーセン」
再びみんなに怒られるオールマイトを見て、零は少し笑っていた
ハックモン「どうかしたのか?」
零「いや、こんな騒がしさも悪くは無いのかもしれないと思ってな」
ハックモン「そうか」
オールマイトによるサプライズを乗り越えてさらに強い団結力を得ることができたA組。零もこんな騒がしさも悪くは無いと思うのだった